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秋の代表の花の一つであるリンドウ。その青紫の花を見ると秋を感じられますよね。薬用としても利用されるリンドウが秋の七草に入っていないのは少し不思議なくらいです。また、アレンジメントでも人気があり、敬老の日のプレゼントとしてリンドウのフワラーギフトを贈ったりもされています。
今回は、そんな美しいリンドウの花言葉や種類を中心に、薬用としての効能や由来を紹介していきます。
リンドウは秋になると、群生せずひっそりと1本ずつ、紫色の花を咲かせます。その凛とした花姿が、悲しみを思わせることに由来したといわれています。
リンドウは昔から薬草として利用されていました。このことから、リンドウは病気に打ち勝つというイメージがつき、このような花言葉がつけられたといわれています。
リンドウの花言葉は怖いという噂話もあるようですが、実際そのような意味はつけられていません。もしかすると、「悲しんでいるあなたを愛する」という花言葉が少し怖い印象を与えてしまうのかもしれませんね。
リンドウは中国で「竜胆」と呼ばれます。これは、根の味が竜の肝のように苦いことに由来しています。
リンドウの花は、晴れたときにだけ空に向いて開花します。涼しげな花姿から、鉢花としてだけでなく、切り花として花束などでも人気があります。
リンドウはその苦みで笑いも止まるといわれるほどで、その苦味から唾液や胃液などの分泌を促進させ、胃などのバランスを整えてくれます。
西洋では「ゲンチアナ」という名で健胃薬として、中国では漢方薬として利用されています。
リンドウの種類は約400種類もあり、日本だけでも20種類が自生しています。その美しい花姿から園芸品種として人気で、現在でも品種改良が行われています。
通常のリンドウは秋に花を咲かせますが、ハルリンドウは3月〜5月に花を咲かせます。また、花びらも10枚ほど多いのが特徴です。
ハルリンドウの変種で、5月〜7月に花を咲かせ、斑点模様が入っているのが特徴です。
北海道原産のエゾリンドウは、北海道から本州北部の山地や湿地帯に分布しています。高さ50センチ前後に育ち、9月から10月頃に青紫色の花を筒状に咲かせます。
日本では切り花として多く流通しています。
ササリンドウは、本州、四国、九州に分布し、秋になると青紫色の花を咲かせます。花弁が外側に反るように開くのが特徴的です。
リンドウは「誠実」という花言葉を持つことから、敬老の日のフラワーギフトとして人気です。青紫の色なら男性にも贈りやすいですね。
日頃の感謝の気持ちを込めて、敬老の日にはぜひリンドウの花を贈りましょう。
GreenSnap編集部