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南天(ナンテン)の花言葉には「福をなす」「よい家庭」「私の愛は増すばかり」などがあります。「難を転じる」に通じる縁起木として親しまれ、初夏の白い花や秋冬の実を楽しめます。
花言葉の意味と由来、花と実の違い、赤南天・白南天などの種類を紹介します。南天は有毒植物なので、観賞用の実や葉を食べないようにしてください。
南天には、幸福や家庭円満、愛情に関する花言葉が紹介されています。花言葉は資料によって異なり、ひとつの意味に統一されているわけではありません。
| 花言葉の例 | 込められる思い |
|---|---|
| 福をなす・幸せ | 幸福を願う気持ち |
| よい家庭 | 家族の円満を願う気持ち |
| 私の愛は増すばかり・募る愛 | 深まる愛情 |
| 機知に富む | その場に応じて知恵を働かせること |
「私の愛は増すばかり」は、白い花が咲いた後に赤い実が色づく様子を、深まる愛情に重ねた表現とされています。
赤い実に「私の愛は増すばかり」、白い実に「深すぎる愛」「募る愛」などを当てる紹介もあります。ただし、白い花と白い実の区分や、どの色にどの意味を当てるかは資料によって異なります。
白南天は白っぽい実をつける南天です。赤南天も白南天も花は白く、花の色で赤南天・白南天に分かれるわけではありません。
代表的な花言葉は、幸福や愛情を表すものです。「深すぎる愛」という言葉を重く感じる人はいても、それだけで南天を不吉な贈り物と考える必要はありません。
贈る相手に誤解なく伝えたい場合は、「ご家族の幸せを願って」など、選んだ理由を短い言葉で添えるとよいでしょう。
南天は「なんてん」と読み、メギ科ナンテン属の常緑低木です。中国や日本などに分布し、庭木では高さ1~3mほどになります。別名に南天燭(ナンテンショク)があります。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 花 | 初夏の5~7月頃、枝先に小さな白い花を多数咲かせます。 |
| 実 | 花の後にでき、秋から冬に熟します。一般的には赤く、白っぽい実をつける種類もあります。 |
| 葉 | 小さな葉が集まる複葉。常緑ですが、種類や環境によって秋冬に紅葉します。 |
| 主な楽しみ方 | 庭木、盆栽、切り枝、正月飾り、リースなど。 |
白い花びらが徐々に赤く変わるのではなく、花が咲いた後にできた果実が熟して色づきます。実が残る期間は、天候や鳥による食害などで変わります。
「南天」の音を「難を転じる」に重ね、災難を避けて幸福を願う縁起木として親しまれてきました。福寿草と合わせて「難を転じて福となす」と意味を込める飾り方もあります。
玄関先や鬼門の方角に植える習慣もありますが、魔除けや火災除けは伝統的な願いや言い伝えです。植える方角だけで災難を防げるという意味ではありません。庭に植えるときは、日当たりや生育スペースも考えて場所を選びましょう。
南天には、実の色を楽しむものや、葉の形・紅葉を楽しむ園芸品種があります。実を飾りたい場合は、実がつく種類かどうかも確認して選びましょう。
赤い実をつける南天です。秋冬の実は正月飾りやアレンジメントに使われます。葉の紅葉も楽しめますが、色づきや実つきは栽培環境によって異なります。
熟しても赤くならず、白色から淡い黄色の実をつける種類です。シロミナンテンとも呼ばれます。赤南天と組み合わせると、実の色の違いを楽しめます。
白南天だけが常緑なのではなく、赤南天も常緑の植物です。「常緑」は、一年中葉がすべて緑色のままという意味ではありません。
樹高が低く、丸みのある葉と秋冬の赤い葉色が特徴です。花や実はほとんどつかないため、実よりも葉を楽しむ品種として、花壇や寄せ植えに使われます。
糸のように細い葉を楽しむ、小型で生長がゆっくりな南天です。「錦糸南天」とも表記されます。鉢植えで葉の形や色を観賞します。
室内の暗い場所に置き続けず、屋外の明るい場所で管理し、夏の強い日差しは避けましょう。
小ぶりな姿を楽しむ南天として流通します。葉の大きさや姿を見て、鉢植えや切り枝に選ぶとよいでしょう。実を楽しみたい場合は、購入する株の品種名と実つきを確認してください。
南天の実は秋に色づき、晩秋から冬が観賞の季節です。11~2月頃に赤い実を見かけますが、地域や鳥が実を食べる時期によって、見頃は変わります。
初夏には白い花、秋冬には実や葉の色づきと、季節ごとの姿を楽しめます。
実がならない原因は、品種や日当たり、開花・受粉の状態などで異なります。まず、花が咲いたか、実ができた後に落ちたのかを分けて確認しましょう。
花にビニール袋をかぶせて密閉するのは避けてください。雨よけを使う場合も、風通しや虫の出入りを妨げないようにします。
実の付いた枝は、正月飾りやリース、花瓶に生ける切り枝として楽しめます。赤い実と白い実を合わせたり、ほかの植物と組み合わせたりすると、色や形に変化が出ます。
鉢植えや盆栽では、実に加えて葉や樹形も楽しめます。飾る場所は、子どもやペットが実を口にしない位置を選び、落ちた実も片づけてください。
南天は有毒植物です。庭や観賞用の株の実・葉を食べたり、自己判断で煎じて飲んだりしないでください。少量なら問題ないとは判断できません。
南天の果実をもとにした生薬「南天実」は、医薬品などに使われています。これは観賞用の実をそのまま食べることとは異なります。市販の医薬品は、その製品の用法・用量に従って使ってください。
葉を料理のあしらいにする習慣もありますが、葉そのものを食用にするわけではありません。
家庭の幸せを願う贈り物には、花言葉を添えた切り枝やアレンジメントが選べます。鉢植えを贈る場合は、置き場所や育てる手間も考え、実を楽しむ種類と葉を楽しむ品種を選び分けましょう。

GreenSnap編集部