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ダチュラは、夏に美しい花を咲かせますが、じつは強い毒性を持つ植物なので注意が必要です。そんなダチュラにはどのような花言葉がついているのでしょうか。
この記事では、ダチュラの花言葉や名前の由来、花が咲く時期などをご紹介していきます。
ダチュラの花言葉は「愛嬌」「夢の中」「あなたを酔わせる」「陶酔」です。
これらの花言葉は、ダチュラの花の強い香りと美しい花姿、そして夜に咲くという魅力と、裏腹に幻覚作用のある強い毒性が由来しています。
ダチュラの花言葉には怖い意味はありませんが、「あなたを酔わせる」「陶酔」といった変わった花言葉がついているので、贈る際は注意するとよいでしょう。
ダチュラの幻覚性のある毒が由来となっており、「この草の種子をつぶしてビールに入れ人に飲ませると24時間気が狂う」とか「飲まされた男性はふらふらになる」と近代イギリスの書物に記録されています。
これはフランスの花言葉が由来で、ダチュラの幻覚性の強い毒を惚れ薬として用いられたことから生まれたとされています。
ダチュラの名前はヒンディー語の「トゲのリンゴ」という意味の言葉が由来しているとされています。ダチュラは、美しい花からは想像できないトゲがある丸く大きな果実をつけ、ナス科の植物なので「イガナス」とも呼ばれます。
また、ダチュラが別名チョウセンアサガオと呼ばれているのは、昔は海外から入ってきたものは「チョウセン〇〇」と呼ばれることが多く、「海外から来たアサガオに似た花」ということでつけられました。そのため、じつはダチュラは朝鮮半島原産でもなければ、アサガオの仲間でもありません。
ダチュラの開花時期は6月中旬〜10月中旬です。14〜20cmほどの大きくラッパ状の白い花が上向きに咲き、花びらの先が反り返っているのが特徴的です。花後は、太くて短いトゲのある2.5センチほどの丸い果実がなります。
そんなダチュラ(チョウセンアサガオ)は、江戸時代に薬用として日本に入ってきて、種子と葉が喘息の薬として使われていました。しかし使用量を誤ると、ふらふらになったり幻覚を見るほど強い毒性のある植物でもあります。
アメリカチョウセンアサガオは、北米南部からメキシコ北部原産の多年草で、江戸時代に日本にやってきました。
全体的に短く柔らかい毛で覆われていて、茎は太く、香りのある純白の花を咲かせるのが特徴的です。花径は10cm、花の長さは15cmほど、草丈は1〜2mになります。
パープルクイーンは、花の内側が白くて外側が濃い紫色なのが特徴のダチュラで、草丈は50〜180cmほどになります。
15cmほどの二重咲きの大きな花を咲かせ、花びらの先がとがっているところにチョウセンアサガオらしい特徴がみられます。
ヨウシュチョウセンアサガオは熱帯アメリカ原産の一年草で、明治時代に日本に渡来しました。
夏〜秋にかけて薄紫色のろうと状の花を、夕方から夜明けにかけて咲かせる1日花です。
エンジェルストランペットはとてもダチュラに似ており、和名をキダチチョウセンアサガオといいます。かつてはダチュラと同じ種類の花とされていましたが、下向きに垂れ下がるようにして咲くことからナス科プルグマンシア属に分類され、上向きに咲くダチュラとは別物とされています。
ダチュラは美しい花ですが強い毒性があり、そのユニークな特徴が花言葉の由来となっています。
捉え方によってネガティブな意味にもなる花言葉があるので、贈り物としてダチュラを贈るときは、気をつけましょう。
GreenSnap編集部