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ストックは、冬から春にかけてお花屋さんに並ぶ、春の花の代表です。花言葉や見た目のかわいらしさから、ブーケにもよく使われる花です。
ピンク色を始め、白、紫色、黄色、オレンジ色など多くのカラーバリエーションがあり、パステル調が人気です。生花やフラワーアレンジメント、ドライフラワーと幅広く利用されています。
この記事では、ストックの色別の花言葉を中心に、種類などご紹介します。
ストックの花言葉は「愛の絆」「豊かな愛」「愛の結合」です。どの花言葉もストックの花持ちがいいことと、見事な花姿に由来してつけられました。
ストックはガーデニングでも人気ですが、切り花としても人気です。愛の気持ちを表現したものが多いので、プレゼントにピッタリですね。
ストックは花全般の花言葉以外にも、色別でそれぞれ異なる意味の花言葉がつけられています。
赤 | 「私を信じて」 |
白 | 「思いやり」「ひそかな愛」 |
ピンク | 「ふくよかな愛」 |
紫 | 「おおらかな愛情」 |
黄色 | 「さびしい恋」 |
黄色いストックには少し怖い意味の花言葉がつけられていますが、これは西洋で黄色が裏切りを意味する色としてネガティブなイメージがあることに由来しています。
もし誰かにプレゼントとして送るのであれば、黄色いストックは避けた方が無難でしょう。
ストックは春から初夏の季節に咲く一年草です。
春咲きから花苗が出回りますが、種まきからでも簡単に育てることができます。手間は比較的かからないのでガーデニング初心者にもおすすめできる植物です。開花期間も長く、香りも長く続きますので、春の訪れを感じるのにぴったりです。
「ストック」は英語で茎を意味する言葉で、太い茎に花を咲かせることからこの名前がつけられたとされています。日本には江戸時代頃に入り、切り花に適した品種として育てられるようになりました。
和名の紫羅欄花(アラセイトウ)は、江戸時代に日本に来た時に、葉にうぶ毛が生えている姿が、ポルトガルの布「ラセイタ」の手触りに似ていたことが由来していて、「葉ラセイタ」それがなまって「アラセイトウ」と呼ばれるようになったと言われています。
ストックの原産は南ヨーロッパで、そのほか北アフリカや西アジアなどに広く分布しており、約50種があるとされています。ブロッコリーやカリフラワーと同じアブラナ科のマッティオラ属に分類され、和名ではアラセイトウと呼ばれています。
バージニアストックはストックを小さくしたような花を咲かせることで知られていますが、分類上はマルコルミア属となっており、ストックとは違う種類の植物です。
ストックの品種としては、大きさによって矮性か高性種、分枝性と非分枝性、花の形によって一重と八重咲きに分けることができます。
日本では主に、切り花としては高さのあるインカナが一年草として育てられているほか、花壇用の花としてキスミーやビンテージといった分枝性のある矯性品種が育てられていることが多いです。
花の形としては八重咲きのものがボリュームがあり人気が高いですが、八重咲き種は雄しべ雌しべが退化しており生殖する能力がなく、そのままでは種をつくることができません。八重咲き種は一重の品種と掛け合わせることで、いくつかの種をつくることができます。
また、ストックは花の咲き方から、大きく二種類に分けられます。次に2種類の特徴をご紹介します。
1本の茎に花が咲くタイプです。花言葉と合わせて、さらに誠実な気持ちを伝えられそうですね。
1本の茎がさらに枝分かれした先に花をつける対応です。見た目が豪華になりますね。アレンメントにもおすすめです。
西洋でも人気のあるストックは、プロポーズや結婚式で、男性から女性に贈る定番の植物です。花ストックの花言葉は愛にあふれたものが多いので、是非一度、プレゼントに選んでみてはいかがでしょうか?
[和名]紫羅欄花(アラセイトウ)
科・属:アブラナ科アラセイトウ属(別名:マッティオラ属)
性質・分類:一年草
原産地:ヨーロッパ南部
出回り期:11月~5月(最盛時期は12月)
開花時期:2月~5月(花持ち期間は5~10日程度)
用途:鉢植、花壇、切花、公園、ハンギングバスケット
GreenSnap編集部