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秋といえば、秋空の下にコスモスが咲く美しい風景が目に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。コスモスは、公園や空き地など様々なところに植えられているので、日本人には馴染みの深い花ですね。
そんなコスモスは、花色や種類ごとに異なる花言葉がついています。
今回は、コスモスの花言葉や名前の由来、怖い意味があるのか、花の見頃や特徴などをご紹介ます。
コスモスの花言葉は「調和」「謙虚」「乙女の純真」です。
これはコスモスの花びらの、秩序正しく調和がとれた美しさが由来となっていて、植物名も「調和」「謙虚」を意味するギリシャ語の『kosmos』からきています。
繊細な花茎からふわりと咲き、風にそよぐコスモスの女性的なイメージにぴったりですね。
コスモスの花色は、赤、白、ピンク、黄色、オレンジ、紫、黒など、色別によって違います。花色ごとの花言葉をご紹介します。
赤 | 「乙女の純情」「調和」 |
白 | 「優美」「純潔」 |
ピンク | 「乙女の純潔」 |
黄オレンジ | 「自然美」「野性的な美しさ」「幼い恋心」 |
紫 | 「乙女の純情」「調和」 |
黒 | 「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」 |
コスモスの花言葉には怖い意味があるという噂話があるようですが、ご紹介した通り、特に怖い意味はありません。
もしかすると、黒いコスモスの花言葉が失恋を思わせるため、ネガティブなイメージがついてしまったのかもしれません。
コスモスは秋の花というイメージがありますが、実は様々な園芸品種があり、6月頃から花を咲かせるものもあります。コスモスは、土質にこだわらなくても日当たりの良い場所であれば元気に育つため、初心者にもおすすめの花です。
コスモスの花には、一重咲きや八重咲き、ストロー咲きなどの咲き方のほか、縁が色づく品種など様々なバリエーションがあり、近年品種改良が進んでいます。
桜に似た花びらは、一重咲き品種のものでも10枚前後ついていることが多いです。
コスモスの開花時期は、9〜10月頃です。コスモスは、その丈夫さから公共の場に植えられていることも多いので、秋になると、河川敷や河原、公園などで目にすることできます。
ただし、種類によっては早いもので6月から開花するものもあります。また、ビデンス(ウィンターコスモス)は、5月ごろから花を咲かせ翌年の1月頃まで咲き続けることもあります。
コスモスは6月17日、9月27日、10月2日、10月2日の誕生花です。6月17日はキバナコスモス、10月2日はオレンジのコスモスが誕生花となっています。
コスモスが主役のプレゼントを贈る場合、3つの方法があります。贈る相手や場面に合わせて贈り方を選んでみてくださいね。
切り花として花束にまとめて贈るのは、一番ポピュラーな方法です。コスモスの、親しみやすくどこか懐かしい印象を生かして、庭からそのまま摘んできたようなざっくりとした花束にすると素敵です。
コスモスは茎が細く水が切れやすいので、日常的に花を飾る人に贈るのがおすすめです。
バスケットや花瓶などの器に吸水スポンジを入れて、花を生ける方法です。そのまま飾れるので、花に詳しくない方や、お見舞いに贈る場合におすすめの方法です。また、遠方の方に贈るのにも適しているでしょう。
植物や花を育てるのが好きな方には、鉢植えを贈るのも良いでしょう。コスモスは1種類だけの鉢植えも流通していますし、寄せ植えを贈るのも素敵ですよ。
コスモスという名前は、ホセ・カバリニス神父というスペイン人によって命名されました。
時代は18世紀後半、マドリッド王室植物園の園長だったホセ・カバリニス神父のもとに一つの植物が届けられました。それは、メキシコで見つかった新種の植物でした。
それを見たホセ・カバリニス神父は、ギリシャ語で「秩序」「調和」などを意味するcosmosにちなんで、コスモスという名前をつけました。
明治時代初期にメキシコから日本に渡来したコスモスは、桜の花に似ていることから「アキザクラ(秋桜)」という名前がつきました。風に強く、丈夫で育てやすいコスモスは明治時代後期には全国的に広がりました。
元々「秋桜」という名前だったコスモスと呼ばれることが定着したのは、昭和に大ヒットした山口百恵さんの「秋桜」という曲がきっかけだとされています。作詞作曲を担当したさだまさしさんが「秋桜」を「コスモス」と読ませたことから、その呼び方が定着しました。
コスモスは、花色によっても少しずつ異なる意味の花言葉を持ちます。ふわりと風に揺れ、どこか懐かしく優しい雰囲気のコスモス。色ごとの花言葉や贈る相手、シーンに合わせて花色を選んでみてくださいね!
GreenSnap編集部