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こんにちは!GreenSnap編集部です!
第三弾は病気を防ぐ、花木をきれいに保つ「剪定編」
今回も株式会社ダスキン トータルグリーン事業部 アドバイザーの平野雅親(農学博士)さんに答えていただきました。
一緒に正しい剪定を学びましょう^_^
今回は、樹木が大きくなりすぎる、剪定のやり方が分からない、花が咲かないなど、剪定のお悩みが多く寄せられていましたので、剪定に関する基本的な事項についてお答えいたします。
剪定のメリット・デメリットを教えてほしい!
山の樹木は枝葉を大きく伸ばしていますね。その姿こそ樹木本来の形(自然樹形と言います)なのです。
剪定は、「樹木をお庭にあった大きさにしたい。」、「こんな樹形に育てたい。」、「きれいな花を咲かせたい。」など人の要望によって行うものですが、樹木にとってはストレスになります。
樹木の特性に応じた剪定や大きくなり過ぎないように毎年こまめに剪定を行うことなどによって、樹木に対するストレスを最小限に抑えてください。
剪定によって日あたりや通風が改善されて、病害虫の攻撃を受けにくくなります。上手に剪定を行って、樹木を健全に生育させましょう。
どのタイミングで剪定すればいいの??季節はいつが良いんだろ?
落葉樹の剪定適期は冬です。落葉樹は冬には休眠していますので、剪定によるストレスがほとんどなく、しかも落葉後には枝の状態がよくわかりますので樹形を考えた剪定をすることができます。
一方、常緑樹は本来暖地に生育する樹木で寒さに弱いので、冬季の剪定は大きなストレスになります。常緑樹の剪定適期は春から梅雨時までです。
真夏の剪定は樹種によらずご法度ですし、冬に向けて養分を貯える秋の剪定も避ける方が賢明です。
個々の樹木の剪定適期や適切な剪定方法については、専門家にご相談ください。
剪定の仕方が悪かったのか、花が咲かなくなってしまいました(´;ω;`)ブワッ
「剪定を行ったところ、花が咲かなくなった。」という経験をお持ちの方が多数おられます。剪定によって花芽(将来花になる部分)を切ってしまったことによる場合がほとんどです。
樹木の花芽分化は年1回で、その時期(花芽分化期と言います)は樹種ごとに決まっています。例えば、ツツジは花が終ってすぐに翌年の花になる花芽が分化します。したがって、花後すぐに剪定を行うのが適切です。
花芽分化後に剪定を行うと、翌年咲く花が少なくなります。花芽分化期は樹種によって異なりますので、インターネットなどで調べるか、専門家に相談してください。もちろん、剪定時期の誤り以外にも花が咲かない原因はいろいろあります。
花木を良くしようと思って剪定したのに、逆に悪影響を与えてしまった。。
というミスをなくせる様な、知識がたくさん詰まった回答でした\(^o^)/
適切、的確な剪定技術を覚えて、自慢の庭木・お花を守りましょう!
専門的な知識をもっと聞きたい!お庭の環境を改善したい!と思った方は
平野雅親博士もいる、お近くの『ダスキントータルグリーン』に相談してみましょう♪
GreenSnap編集部