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観葉植物のシノブは比較的管理が簡単で、初心者の方でも手軽に栽培することができます。今回の記事ではシノブに関する紹介と、詳しい育て方について解説していきます。
シノブには冬場に葉っぱのなくなる通常のものと、冬でも常緑の台湾原産のトキワシノブの2種類があります。
市場に流通しているのはトキワシノブが大半で、濃い葉っぱの色が特徴です。寒さに弱く霜に当てると枯れるので、栽培の際には注意が必要です。
また、極端に乾燥すると葉っぱが落ちてしまいますが、それに気をつければ管理はいたって簡単です。
シノブはシダ植物で、日本では北海道から沖縄、海外では朝鮮南部、中国、台湾に自生しています。
古来はシノブという名前で「シダ」全体を表すものでした。特徴としては、太い毛の生えた根が生え、樹木の皮に貼りついて広がっていくことが挙げられます。
コケ玉にされたり、木炭やヘゴを芯にした「シノブ玉」を夏の窓辺に吊って飾られたりします。
シノブ玉
ここからは、シノブを栽培する際のポイントについて解説していきます。
基本的にシノブは乾燥に強いですが、コケ玉やミズゴケに巻かれた状態のものは鉢植えより蒸発が激しいので、水切れに注意しなければなりません。根が乾いている場合には水をしっかりとやる必要があります。
葉っぱに水をかけたり、霧吹きで水をかけるとよりみずみずしい状態を保つことができます。肥料はほとんど必要なく、薄い液肥を1か月に1回程度やるだけで十分です。
シノブの植え換えは冬に行います。まず根をはがし、次に古いコケをピンセットではがして、新しい土やコケで植え替えます。
用土には山野草の土を使います。それを新たに植え換えるものに貼りつけて仕立て直します。
シノブの生育には日当たりより半日陰や明るい日陰が適しています。夏場は直射日光を避ける必要があります。
冬の場合は暖地であれば戸外で構いませんが、寒冷地では室内で管理します。
以上、観葉植物のシノブについて紹介しました。初心者にも育てやすい植物ですのでおすすめです。
※トップ画像はPhoto by みやきさん@GreenSnap
松本光男