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みなさんは「朧月(おぼろづき)」という多肉植物があることをご存知ですか?
日本人ならつい風情を感じてしまうこの名前の持ち主、珍しさに興味が湧いてしまいますよね。
その由来は?見た目は?知られざる特徴は?朧月の魅力を一挙大公開!
朧月(おぼろづき)はベンケイソウ科グラプトペタルム属で、メキシコ原産とされる多肉植物です。
肉厚な葉はロゼット状で美しく、堂々とした姿に一目置いてしまいそう。
サボテンのように茎を伸ばして花を咲かせ、その花は星形で綺麗な見た目をしています。
朧月の交配種はたくさん存在していて、「ブロンズ姫」「都の霞」が有名です。
基本的にこの種類の多肉植物は丈夫かつ、栽培が容易なものが多く育てやすいので、初心者〜中級者の方におすすめですよ。
学名はグラプトペタルム。「朧月(おぼろづき)」は日本でつけられた園芸品種名です。
名前の由来はその見た目の通り。
朧月の葉の表面は白い粉で覆われており、色は白っぽい灰緑色をしているのですが、その灰色を帯びた葉の様子がはっきりとしないため、朧月と名付けられたと推測されています。
株全体が霞んだ花のようにも見え、珍しさと不思議さ、そして美しさを漂わせるこの多肉植物にはぴったりの名前ですね。
中国名では「石蓮花」、英名では「Ghost plant」と呼ばれているようで、国によって見方が異なるところにも面白さを感じる植物です。
なんと、朧月は健康食品として食べることができるのです。まるでアロエのよう。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素を含んでおり、朧月を改良して「グラパラリーフ」という名称で商標登録された食用品種があります。
鑑賞としても食用としても用途があるとは、朧月の知られざる魅力です。
青りんごのような酸味から「はりんご」とも呼ばれるスーパーフードとして、最近では巷で人気の植物となっています。
綺麗な見た目も、育てやすさも、用途も、名前の由来も、申し分のない魅力を兼ね備えた「朧月」をご紹介しました。「才色兼備」とはこのことでしょうか。
植物ガーデニングが初めての方、慣れてきた方、どちらともにおすすめできる多肉植物です。
気になった方はぜひ、育ててみてくださいね。
ELLY