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食用でもあるサボテンとして有名なウチワサボテンですが、そこまで育成難度は高くありません。初心者でも育てることのできるサボテンです。そんなウチワサボテンの育て方と、育てる際の注意点、花を咲かせる方法をご紹介します。
うさぎのような見た目のサボテンで、うちわのように薄っぺらいのが特徴です。ウチワサボテンにもかなりの数の品種があります。
よく栽培されているのは、金烏帽子と呼ばれる、どこにでも売られているウチワサボテンが代表的です。他にノパルという種類も有名かもしれません。
これは、実や茎が食用として出回っている品種で、一部の地域では当たり前のように食べられています。
そんな数々の品種のあるウチワサボテンを育てるのは簡単です。その育て方をご紹介していきます。
ウチワサボテンは寒さに弱いため、冬の時期は必ず室内で育ててあげましょう。
ウチワサボテンは水はけの良い土を好みます。市販のサボテン用の土を使うので問題ありません。
ウチワサボテンの成長期は、土が乾いたら水をあげます。ただし、夏はウチワサボテンの育成速度が緩やかになり、冬には完全に成長を止めます。この時期に多く水やりをしてしまうと根腐れや枯れる原因となります。
そのため、夏は少量、冬は暖かい時期が続くとき以外はやらないようにします。
ウチワサボテンは、春と秋が成長期にあたり、成長するようにしっかりとした栄養補給を必要とします。肥料は固定肥料を敷いておけばそれ以降の肥料の投与は必要ありません。
ウチワサボテンの植え付け時期は、気温が10℃以上を保てる3〜6月頃もしくは9〜10月頃が適期です。株を植え付ける際は、根っこを5cm程度に切ってあげましょう。
ウチワサボテンを鉢植えにしている場合は、2〜3年に一度の頻度で植え替え作業が必要となります。植え替え時期も、植え付け同様、3〜6月頃もしくは9〜10月頃が適期です。
ウチワサボテンの増やし方は「挿し木」が一般的です。
ウチワサボテンの挿し木は、4〜7月くらいに行うのがベストです。トゲが複数生えている茎を株から切り落とし、1週間ほど切り口を乾燥させます。しっかり乾燥したら、土に切り口が当たるように挿して完了です。
その後、きちんと根がはるまでは水やりは控えましょう。根がはる時間の目安は2週間程度です。
ウチワサボテンもほかの植物と同様に、害虫が寄り付いてきます。特に厄介なのがカイガラムシという害虫で、成虫は駆除剤が殆ど効きません。
発生させないためには乾燥させないのが最も近道です。ただ、湧いてしまった場合は仕方ないので、ブラシを使ったり、水を直接吹きかけて落とします。病気の原因にもなるので、早急に対処してあげましょう。
最低限の管理さえしておけば、病気をすることなく、しっかりとした成長を見せてくれます。また、冬場を室内で乗り越えて、しっかりと生長すると、花を咲かせてくれますよ。
葉挿しをして増やすこともできるので、試してみるのも良いかもしれませんね。
GreenSnap編集部