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ナデシコは品種にもよりますが、4月頃に花を咲かせます。
色も様々で、ピンクや赤、白など多岐にわたります。
こぢんまりとして古くは和歌にも詠まれるナデシコ。
今回はナデシコの花でお庭を美しくアレンジする方法をご紹介します。
ナデシコは日照をよく好み、水はけが良い所が生育に適した環境です。
乾燥には強い花であるので、石垣の上や砂利の混じったような場所でも育ちます。
一方で、多湿には弱い植物であります。乾燥には強いものの、十分な水は必要とします。
土が乾いたら水を与えましょう。
真冬と真夏を除いて、月3回は液体肥料を与えてあげるとよく育ちます。
ナデシコは種を春または夏にまいてふやすこともできますが、親と違う花が咲く場合があります。
そのため、市販のナデシコの種をまくか、「さし芽」、「株分け」の方法でふやす事ができます。
「さし芽」とは、よく伸びた枝を切り、それを用土にさすことで、花をふやす方法です。
さし芽を行う場合は、4月から6月と9月から10月が適しています。
「株分け」は親株から茎、根を切り離して新しい株を作ることです。
株は老化するとともに、生育が悪くなります。
そのため、さし芽や種まきで株を更新する必要があります。
庭にたくさんのナデシコを咲かせたい場合、苗をたくさん買って植えれば済みますがコストがかかります。
しかし、さし芽ならば時間はかかりますが、少数の苗を植えるだけでナデシコの花をふやすことができます。
ナデシコにも天敵となるものがいます。
灰色かび病やさび病などが典型で、花が終わった茎を切る「切り戻し」や花がら摘みで株を保護しましょう。
さらにアブラムシとヨトウムシはナデシコにとって害悪で、発生次第駆除することが肝要です。
また、庭の中でも風があまり当たらない場所に植えるとよいでしょう。
間隔を開けて幾つもの苗を植えることにより、開花時に絨毯のようにナデシコの咲き広がる様子が見られます。
また、色の異なるナデシコ同士を植えるとお庭が色鮮やかになって美しくなります。
ナデシコの育て方とナデシコを用いたお庭のアレンジメント方法についてご紹介しました。
ナデシコは小さく可愛らしい外見で、なおかつガーデニングの初心者の方でも育てやすい花であることから、お庭をより明るく、美しくしたい方にはおすすめの花です。
これを機会に、お庭にナデシコを用いてガーデニングを初めてはいかがでしょうか。
※トップ画像はPhoto by 87meさん@GreenSnap
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