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名前だけでなく、実際に綺麗で美しい花を咲かせることで知られています。そんな月下美人は夜にしか咲かず、朝にはしぼんでしまいます。その様子は美人薄命という言葉が似合います。
そんな神秘的な植物について紹介していきます。
月下美人とは、サボテン科のクジャクサボテン属に分類される多肉植物の一種です。クジャクサボテン属に分類される植物は基本的に日中に花を咲かすことで知られていますが、月下美人に関しては夜、それも一晩しか花を咲かせません。
また、咲くのは新月か満月の日にしか姿を表しません。そのため見るのは非常に貴重で、一部では熱心な愛好家もいるほど魅力の高い植物です。
月下美人は昭和天皇が皇太子の頃に台湾に訪れた時に見た植物で、一目見た瞬間に目を奪われるほど綺麗な花だったようで、名前聞くと駐在大使が「月下の美人です」と答えたことから月下美人と名前が付いたようです。
ちなみに英語では夜の女王(A queen of a night)と呼ばれています。
月下美人はその花の様子から「あでやかな美人」という花言葉が付けられています。また非常に短命で美しい花を咲かすことから、美しい人ほど寿命が短く、病弱という意味の美人薄命の由来ともなっています。
他にも儚い美しさや恋、秘めた情熱なども表しています。
月下美人は、熱心な愛好家がいるほど、魅力のある植物です。美人を追いかけるように、その短命で美しい姿を見るために多くの人が魅了されています。
※トップ画像はPhoto by りゅうくんさん@GreenSnap
徳原鉄二