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観葉植物を吊るす飾り方は、ハンギングともいって、置き場所を取らずに空間に広がりを持たせてくれる、おしゃれな飾り方です。ハンギングとひとくちにいっても、さまざまな方法があり、吊るして飾る観葉植物には向き不向きもあります。
そこで今回は、観葉植物を吊るす、ハンギングの方法についてと、吊るして飾るのにおすすめな観葉植物をご紹介します。
観葉植物を吊るすときは、土の重さにも気をつけましょう。一般的な観葉植物の培養土では重すぎて落下の原因になりかねないので、パーライトを4割ほど足して軽くしましょう。
自分で配合する場合は、ピートモス4:パーライト2:バーミキュライト2の配合がおすすめです。
観葉植物を吊るすときは、高い位置に飾って下から、あるいは同じ角度から鑑賞することになるので、つる性の観葉植物や、枝垂れるように伸びる観葉植物を選びましょう。
吊るして飾るのにおすすめの観葉植物は、記事の最後でご紹介するので、そちらをチェックしてみてください!
観葉植物を吊るして飾るときは、吊るす部屋の壁やカーテンの素材と色に合うような、鉢や飾り方を選びましょう。
例えば、自然素材のカーテンの近くなら、麻縄やマクラメで吊るす方法がインテリア的にもマッチます。他にも、アクセントウォールなどの壁色に合わせるなら、反対色の鉢をチョイスするものいいですよ。
ハンギングプランターには最初からフックが付いているので、吊るして飾りやすいです。照明レールやカーテンレールに引っ掛けることもできます。
バスケットタイプは王道ですが、最近ではバケツ、鳥かごなどなど、デザインもおしゃれでインテリアにも合わせやすいですよ。
ロープや麻紐をマクラメ編みすれば、普通の鉢もハンギングして飾ることができます。自然な風合いがかわいらしく、ナチュラルインテリアはもちろん、カルフォルニアスタイル、BOHOインテリアなどにもぴったりです。
空き缶はアルミなので加工がしやすく、リメイクして鉢や鉢カバーとして使うことができます。空き缶ならフチに穴を開けてチェーンをつけたり、空き瓶なら飲み口の溝にワイヤーを巻いて取っ手をつけることで、観葉植物を吊るして飾れるようになります。
ガラステラリウムはガラスのドームに、小さな窓があいたような形状をしていますが、軽量なので吊るして飾ることができます。透明のガラスの中は、土を入れて観葉植物を植えてもいいですし、エアプランツならそのまま置いておくだけでも大丈夫です。
中に入れるオーナメント次第で、いろんなインテリアとマッチします。
ヒンメリとは北欧で古くから愛されるインテリア雑貨です。幾何学な形をしたオーナメントですが、エアプランツなどの土を必要としない植物なら、引っ掛けて吊るすだけで、おしゃれなハンギングが楽しめます。
賃貸にお住まいの方は、壁に釘を挿したりできませんが、少し工夫すれば観葉植物を吊るして飾れますよ。
たとえば、突っ張り棒を天井付近につけたり、最近ではホチキスを壁に打つだけで、数10キロもの重さに耐えるフックをつけることもできます。ホチキスなら壁の穴はほぼ目立たないので、退去時の現状復帰にも安心です。
アイビーは星型のような切れ込みの入った葉がかわいらしい、つる性の観葉植物です。這うようにして鉢からこぼれて伸びるので、吊るして飾るのにおすすめです。
ポトスはこぶしサイズのハートの葉っぱがかわいらしい、半つる性の観葉植物です。増やしやすいので、大株をかってハンギング用にいくつか株分けしてもいいですね。
オリヅルランは白い斑が入った、剣状のすらっとした葉を持つ観葉植物です。湿った環境を好むので、お風呂場や洗面場で吊るして飾ることもできます。ふわっと放射状に広がり伸びる様子がかわいらしいです。
グリーンネックレスはまん丸に太った葉を連らせる、多肉植物のひとつです。名前の通り、ネックレスがたわむように伸びていき、愛らしい見た目で人気を博しています。生長もゆっくりなので、室内のハンギングで飾る観葉植物にぴったりです。
ペペロミアは種類が豊富ですが、つる性の品種が多く、丸みのある葉にも柄や色が異なる品種がたくさんあります。とくに「ペペロミア・ロッソ」は黒っぽいシックな葉色で、「ペペロミア・アルギレイア」はスイカのフルーツのような葉が楽しめて人気です。
モンステラもじつはつる性の観葉植物です。切れ込みの入った大きなハートの葉は、鉢からこぼれるように伸びていくので、吊るして飾るのにぴったり。ヒメモンステラなどの小型品種なら、重さも気にせず吊るして飾れます。
フィカスは種類が豊富ですが、中でもフィカス・プミラは小さく丸い葉をたくさん茂らせ、つる性に伸びていく品種です。耐陰性が強いので、日陰になりがちな場所に吊るして飾れます。
アジアンタムは小さな丸い葉を、細い茎にびっしりとつける、繊細さとダイナミックな株姿で人気の観葉植物です。豊富に葉をつけた茎を、鉢からあふれんばかりに枝垂れるように伸ばしていきます。
エアプランツは土を必要とせずに、水と日光だけで生きられる観葉植物です。品種によって姿形は異なりますが、とくにハリシーやウスオネイデスといった品種が人気です。さまざまな飾り方が楽しめるの人気の理由です。
ビカクシダはもともと樹木に着生して生きる観葉植物です。鹿のツノのように雄々しい葉と、吸着するための胞子葉がビンテージ感あふれる、インテリアグリーンとして人気です。最近では苔玉のビカクシダが流行っており、苔玉ならフックに引っ掛けるだけで飾れます。
観葉植物を吊るす飾り方(ハンギング)は、小さいサイズの植物でも存在感を増しますし、一気に空間が緑豊かに早変わりします。インテリアグリーンとしておしゃれな飾り方なので、みなさんもぜひ挑戦してみてください。
GreenSnap編集部