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ニワザクラは春の時期に白色や薄ピンク色の花を咲かせ、綺麗な花姿が印象的です。街路樹などで植えられていることが多く、地植えと鉢植え両方で栽培できます。
ここでは、ニワザクラの特徴や栽培方法、病気や害虫などについて紹介していきます!ニワザクラを育ててみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ニワザクラは中国に自生する落葉低木で、ニワウメ(庭梅)の変種と言われています。お庭でも栽培できることから「ニワザクラ(庭桜)」と呼ばれ、日本では室町時代より栽培されていたと伝わっています。春になると白色や淡いピンク色の八重咲きの花沢山咲かせ、葉は細長いことが特徴です。
ニワザクラは葉が開く前または同時に開花し、花径は約1~1.3cm、樹高は1~2mほどまで生長します。暑さや寒さに強いため全国的に栽培することが出来、夏越しや冬越し対策も必要ありません。ニワザクラはそこまで大きく生長しないため、地植えはもちろん鉢植えや盆栽でも栽培できます。
ニワザクラはゆっくり生長するためお庭などの狭いスペースでも育てることができ、初心者の方でも育てやすいです。満開になると華やかなので、ご自宅のお庭でもひと際存在感を発揮します。
それでは、ニワザクラの育て方について詳しく見ていきましょう!
ニワザクラの植え付けは、11~3月頃が最適な時期です。庭に植え付ける際は根鉢の2~3倍ほどの植え穴を掘り、腐葉土又はバーク堆肥を入れて庭土を混ぜます。植え付けした後は、十分に水やりしましょう。
ニワザクラは日当たりと風通しのよい場所を好みますが、直射日光が3~5時間程当たる半日陰でも育ちます。鉢植えで育てる場合も、日当たりのよい環境で育てましょう。
ニワザクラは、植え付けしてから2年間は定期的に水やりをします。地植えの場合は水やりは必要ありませんが、鉢植えでは土の表面が乾燥したら水を与えてください。
特に、暑い夏の時期は乾燥しやすいため、水切れしないようにすることが大切です。ただし、ニワザクラは過湿に弱いため、水の与え過ぎには気を付けましょう。
ニワザクラの用土は、赤玉土7:腐葉土3などの割合で配合しましょう。腐葉土の代わりにバーク堆肥を代用しても良いです。
地植えのニワザクラは肥料を沢山与えなくても綺麗な花が咲きますが、寒肥を与える場合は1~2月頃に与えましょう。鉢植えの場合は、春先に緩効性肥料を施します。
ニワザクラは鉢植えの場合、2年に1回のペースで植え替えをします。
ニワザクラは必ず剪定するという訳ではありませんが、枝が伸び過ぎたり逆枝などがあれば取り除きましょう。強剪定する場合は、ニワザクラが咲き終わった後に行うと良いです。落葉した後に強剪定すると翌年の花付きが悪くなるため、夏までに行います。
ニワザクラの挿し木は、初夏~晩秋の時期が適しています。以下の方法で、ニワザクラを挿し木して増やしましょう。
挿し木した後は、明るい日陰で土が乾燥しない様に水やりをしながら管理してください。
ニワザクラは病気には強いですが、アブラムシが発生しやすいです。アブラムシはニワザクラの葉などを吸汁することで生育が阻害され、大量発生して侵されると枯れてしまいます。
春~秋にかけて発生しやすいため、薬剤を散布して対策しましょう。アブラムシを見つけた場合は、殺虫剤で退治してください。その他、ガムテープでペタペタしたりアブラムシに牛乳をかけることで窒息死します。
今回は、ニワザクラの特徴や育て方、そして病害虫などを中心に紹介しました。ニワザクラはそこまで大きく生長しないので、地植えだけでなく鉢植えや盆栽などでも育てられます。育て方も優しいので、初心者でもニワザクラを育てられます!
ご興味があれば、ぜひともご自宅のお庭などで可愛らしいニワザクラを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部