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甘い芳香が漂うジャスミンは、香水やジャスミンティーなどで使用されることも多いですね。白色や黄色の花を咲かせ、見た目も可愛らしいことから日本だけでなく世界中で人気がある花と言えるでしょう。
ジャスミンには数多くの種類があり、種類によって見た目や香りなども異なります。ここでは、ジャスミンの特徴や主な種類について詳しく紹介していきます!
ジャスミンはモクセイ科ソケイ属に属し、インドやヒマラヤ地方などを中心に生息するつる性低木です。ジャスミンの開花時期は品種によって異なりますが、その多くは3~5月、7~11月頃にかけて白色や黄色い花を咲かせます。
甘い芳香が特徴なことから「香りの王様」との異名を持ち、香水やジャスミンティーなどとして使われることが多いです。
ジャスミンティーは中国で誕生したお茶で、日本でも馴染がありますよね。ジャスミンティーにはカフェインやタンニン、ビタミンCなどを含み、疲労回復や美容効果、集中力を高める効果が期待できます。
ジャスミンはその可愛らしい花姿から、「愛らしさ」「優美」などの花言葉があります。日本でも親しみがある花で、庭木だけでなく鉢植えでも育てることができます。
モクセイ科ソケイ属に分類されるジャスミンと呼ばれる植物は、世界で約400種類以上あります。種類によって香りなどの特徴も異なり、ジャスミンティーや漢方などに使われるものもあります。
それでは、ジャスミンのおもな種類について見ていきましょう!
白色の花色が美しいハゴロモジャスミンは、中国が原産の品種です。ジャスミンの中でも園芸品種として多く流通し、開花時期は4~5月頃です。
ハゴロモジャスミンは強い香りが特徴で、半常緑性のため冬の時期には少し落葉しますが、一年を通して緑色の葉が楽しめます。
ハゴロモジャスミンの近縁の品種で、花姿もハゴロモジャスミンによく似ています。ホワイトプリンセスの花はハゴロモジャスミンよりも大きく、四季咲き性のため5~11月頃までの長い間観賞が楽しめるのも魅力です。
香りはハゴロモジャスミンとは異なり、特に夕方~夜に強く香ります。つるが長く伸びるので、フェンスなどに誘引することで楽しめます。
マツリカは一般的なジャスミンで知られ、インドなど温暖な地域が原産のため寒さには弱いです。別名「アラビアンジャスミン」とも呼ばれ、基本的には苗から育てます。
ジャスミンティーの香りづけにも使用されるマツリカはクチナシに似た香りが特徴で、7~9月にかけて花を咲かせます。
中国や台湾に自生する常緑性つる性低木で、キョウチクトウ科テイカカズラ属に分類されます。5~6月頃になると花径2~3cmほどの白い花をたくさん咲かせ、スタージャスミンという名前は星形のような花を咲かせることが由来です。
スタージャスミンは病害虫に強く、生育旺盛なのでフェンスなどに誘引して楽しめます。
秋になると葉が緑色から黄色に色づくフィオナ・サンライズは、カラーリーフとしても楽しめる品種です。お庭などに植えることで、元気で明るい雰囲気になりますね。
フィオナ・サンライズは5~10月頃にかけて白色の花を咲かせ、長い期間観賞することができます。
5~11月頃にかけて、花径約2~3cmの白い花を数多く咲かせます。ソケイは強い香りが特徴で、アロマの精油としても使用されることが多いです。
ヒマラヤに生息する常緑低木で、5~7月頃に鮮やかな黄色い花を咲かせます。キソケイの樹木は全体的に垂れ下がり、花には強い香りはありません。
キソケイという名前は、花が黄色くソケイに似ていることから名付けられました。
今回は、ジャスミンの種類や特徴を中心に紹介しました。日本でもジャスミンティーなどで知られていますが、種類によってこんなにも違いがあるとは驚きですね!
つる性植物のジャスミンは生育も旺盛で、フェンスなどに誘引することでお庭でも楽しむことができます。
ジャスミンを育てることがあれば、この機会にさまざまなジャスミンの種類や品種を覚えてみましょう!
GreenSnap編集部