warning
error
success
information
ハーブの一種であるイタリアンパセリは、魚や肉料理、サラダなどさまざまな料理で活躍しますね。ビタミン類やカルシウムなどの栄養価も豊富で、彩りも美しいです。そんなイタリアンパセリですが、鉢植えやプランター栽培だけでなく水耕栽培でも育てられることをご存じでしょうか?
今回は、イタリアンパセリを水耕栽培で育てる方法や水耕栽培におすすめの容器、収穫方法や水耕栽培を成功させるポイントなどについて詳しく紹介していきます!
イタリアンパセリは草丈が大きく生長しないため、水耕栽培でも育てやすいです。鉢植えやプランター栽培では初期成育が遅いですが、水耕栽培であれば初期成育が早く旺盛に育ちます。
また、水耕栽培であれば、少ない準備物でイタリアンパセリを栽培できるもの大きなメリットと言えるでしょう。
それでは、イタリアンパセリの発芽方法について詳しくみてきましょう!
イタリアンパセリは種を撒いてから8~10日ほど経過すると発根し、その後発芽してきます。発芽までには少し時間がかかりますが9割以上が発芽するため、発芽まで焦らず待ちましょう。
イタリアンパセリが発芽したら、水をこまめに取り替えましょう。春または秋の時期は2~3日に1回、暑い夏の時期は毎日取り換えることが理想です。
ペットボトルの容器で育てている場合はイタリアンパセリの根が伸びていき、ペットボトルの水の中まで広がります。その場合は、夏の時期であれば1日2回水を取り替えるとよいでしょう。
イタリアンパセリの双葉が出てきたら、1週間に1度のペースで水耕栽培用の液肥を与えます。液肥を与え始めると水中にアオコが発生しやすくなるため、水を取り替えるタイミングで容器をきれいに洗うとよいでしょう。
イタリアンパセリの水耕栽培に使用する容器は、ペットボトルやドリンクのプラスチック容器などが手軽でおすすめです。ペットボトルの場合は容器の中央をカッターなどで切り、上の部分を逆さにして下の部分にはめて使います。こうすることでイタリアンパセリの根が飲み口の部分から下に伸びていき、吸水することができます。
ペットボトルの大きさは500mlであれば手軽にできますが、お好みで大きいサイズのものを使用してもよいでしょう。
その他、最近では通販などで水耕栽培キットも手に入ります。水耕栽培キットであれば栽培に必要な液肥や容器などがセットになっているので、初心者の方でも安心して始めることができます。
イタリアンパセリが育ってきたら、いよいよ収穫ですね。イタリアンパセリは、本葉が10枚ほどに生長した時が収穫の目安です。収穫する際は、外側の葉から付け根の部分をハサミで切っていきます。
イタリアンパセリは一度に全部収穫するのではなく、数枚の本葉と根っこを残しておくことで3~4ヶ月は収穫することができます。
イタリアンパセリを水耕栽培した場合の発芽率は9割以上ですが、適切な気温で栽培する必要があります。発芽に適した温度は約15~25℃なので、適温が保てる場所で育てましょう。
また、水耕栽培にはペットボトルの容器を使うことが多いですが、イタリアンパセリが生長するとその重みでペットボトルが倒れやすくなります。ペットボトルが倒れないように、中に重石を入れることで倒れにくくなります。
その他、イタリアンパセリは気温が高い時期に風通しが悪いと、うどんこ病などにかかりやすくなります。病気にかからないためにも、日頃から風通しのよい環境で栽培するようにしましょう。
涼しくなる秋にイタリアンパセリの種まきをすれば病気や害虫にかかることが少ないため、時期を選んで水耕栽培してもよいでしょう。
イタリアンパセリはプランター栽培だけでなく、水耕栽培もできることが分かりましたね。水耕栽培の方法は難しくないので、ご自宅のキッチンなどで気軽に育てることができます。準備する物も容器、スポンジ、液肥やピンセットと少ないので、手軽に始められるのも魅力です。
ご興味があれば、ぜひともイタリアンパセリの水耕栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部