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夏になると、スーパーなどの店頭でもスイカが並び始めますね。スイカは家庭菜園でも育てられることを知っていますか。スイカ栽培では摘果などの手入れをしますが、放任栽培では手入れも少なく育てることができます。スイカを育ててみたいけど難しそうという方は、ぜひ放任栽培に挑戦してみましょう。
ここでは、スイカの放任栽培のメリットとデメリット、放任栽培するまでの準備やコツなどについて紹介していきます!
スイカを育てるためには基本的に摘果などの作業を行いますが、放任栽培ではこのような作業をせずに自然な状態で育てます。スイカは夏の暑さにも強く、少ない手入れだけの放任栽培でも十分育ってくれます。
それでは、次にスイカの放任栽培のメリットとデメリットについて詳しく紹介していきます。
スイカの放任栽培と聞くと楽に育てられるイメージがありますが、他の育て方と同様でメリットとデメリットがあります。
スイカは基本的な方法で育てることで実も育ちますが、植え付けした後から放任栽培すると摘果などをしないので、その分収穫量も多くなります。また、通常よりも手入れが少ないため、自宅から離れた畑などで栽培してもよいでしょう。
一方で、つる性のスイカは通常つるの整理が必要ですが、放任栽培ではつるを整理しないため、その分栽培スペースを広く確保しなくてはいけません。スイカは種類や品種によってはプランター栽培できますが、育てる場所によっては放任栽培が難しいこともあります。
放任栽培では摘果はしないので、実の大きさがまばらになることもあります。摘果することで残された実に養分が集中しますが、数が多ければ多いほど養分も分散します。養分に偏りがあると、スイカの味にも影響が出てきてしまいます。
放任栽培といっても全く手入れしないという訳ではなく、ある程度の準備が必要です。スイカは湿気が高い土で育てると生育にも悪い影響が出てしまうため、水はけのよい土で栽培します。
また、スイカの放任栽培ではつるがどんどん伸びるため、あらかじめ広いスペースに植え付けする必要があります。畑で育てる場合は、最低でも一辺2.5m以上は確保しておきましょう。
これらの準備をしてからスイカの苗を植え付け、摘芯してから放任栽培しましょう。
スイカの放任栽培では自然に育ってくれますが、放任栽培ではできないお手入れもあります。スイカはつるを伸ばして生長し、通常であればつるを誘引して育てます。放任栽培ではつるの整理をしないため、つるが上手く絡まないと大変ですよね。つるが傷むと生育にも大きく影響が出るため、植え付けする前に土の表面にワラやネットなどを敷いておくとよいです。
また、スイカの実が生長すると鳥が割ってしまうこともあり、収穫することができなくなってしまいます。おいしいスイカを収穫するためにも、鳥害ネットを被せて対策することをおすすめします。
さらに、通常育てる場合でもそうですが、スイカも他の野菜と同じように病気や害虫が発生することがあります。こまめに育てていれば病害虫にも気付きやすいですが、放任栽培ではそうもいきませんよね。スイカは春に種まきして夏に収穫するため、病害虫も発生しやすい時期と言えます。少し手間かもしれませんが、定期的に見回りをして病気や害虫が発生してないかチェックするとよいでしょう。
スイカは放任栽培したら手入れも少ないため、放任栽培するまでの準備が大切です。スイカは過湿が苦手なので水はけのよい土を使うのはもちろんですが、元気よく育ってくれるためにも土を十分に施してあげましょう。スイカの根に元気がないと、地上部の葉やつるなども元気がなくなってしまいます。逆に、根が元気であれば葉やつるも元気に育ち光合成も行えるため、放任栽培でも元気に育ちます。
また、スイカの苗を植え付ける際は根鉢を崩さないで植え付けましょう。
スイカは摘果したりしながら手間をかけて育てるイメージがあったかもしれませんが、放任栽培であれば手間もかけずに育てられますね。ある程度の広いスペースは必要ですが、放任栽培すればどんどん生長してくれます。また、スイカでも放任栽培に向いている種類や品種があるので、種類を選んで栽培するとよいでしょう。
放任栽培であれば手入れもほとんど必要なく育てられるので、機会があれば放任栽培でスイカを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部