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母の日に贈る花でも知られているカーネーションは、日本でも親しみがありますね。切り花や鉢植え、生け花などさまざまな楽しみ方があり、送別会などで贈る花束にも好まれる花の一つです。
カーネーションと言えば赤色が有名ですが、ピンク色や黄色など花色も多く種類も沢山あります。今回は、カーネーションの特徴や種類などを中心に詳しく紹介していきます!
カーネーションとはナデシコ科の多年草植物で、南ヨーロッパや西アジアを中心に生息しています。和名では「阿蘭陀石竹(オランダセキチク)」などと呼ばれ、開花時期は4~6月頃ですが、四季咲き性の品種であれば10~11月頃にも花を咲かせます。
花色は赤色や黄色、白色や紫色などとバリエーションが豊富で、母の日には赤いカーネーションを贈る風習がありますね。
カーネーションは色別に花言葉あり、赤色のカーネーションは「母への愛」「熱烈な愛」、黄色には「美」」「友情」、白色は「純潔の愛」「尊敬」そして紫色には「気品」「誇り」という花言葉あります。大切な人や友人などにカーネーションを贈る際は、花言葉を参考にしてみるのもよいでしょう。
カーネーションは17世紀のヨーロッパでは約300種類以上もの種類があったとされ、現在でも品種改良が行われています。原種は一重咲きだと言われ、現在では丸弁咲きや極剣弁咲き、剣弁咲きなどがあります。
また、花のつき方には1本の茎に対して1輪の花を咲かせるスタンダードタイプ、茎が枝分かれして数輪の花が咲くスプレータイプなどがあります。
それでは、カーネーションの種類について詳しく見ていきましょう!
ベージュのような色合いが美しいクレオラは、シックな印象の品種です。花びらの縁はギザギザした丸弁咲きで、気温が低い時はラベンダーピンク、気温が高くなるとベージュ系のグリーンになり、シーズンごとに花色が変化することが特徴です。
淡いピンク色で一重咲きの品種で、花径4cmほどの小さな花を咲かせます。スターチェリーの花びらの縁には深めの切れ込みが入っていることが特徴で、カーネーションの中でも星型でユニークな花姿をしています。
スプレータイプで可愛らしい花姿なので、花束などに取り入れてみたいですね。
ピンク色と白色がミックスしたバイカラーで、落ち着いた色合いが特徴です。バビロンはスタンダードタイプの比較的新しい品種で、主な原産地はコロンビアです。
色鮮やかなカーネーションもよいですが、バビロンのようなアンティークカラーの品種を花束に加えると全体の印象もガラリと変わります。
青色のムーンダストは、世界でも希少なカーネーションです。オーストラリアのフリンジ社と日本の企業であるサントリーの共同開発によって誕生し、南米を中心に生産されています。
ムーンダストは通常のカーネーションより花持ちがよく、長ければ3~4週間ほど咲き続けます。存在感が抜群な品種なので、フラワーアレンジメントでは挿し色にしてもよいですね。
ハイパーワインはシックな印象で、ピンク系の花束に取り入れれば素敵な印象に仕上がります。
花びらの縁はベージュで内側はくすんだピンク色の花色で、シックな印象のカーネーションです。アンティグアはムーンダストのように、コロンビアなど南米が原産の品種です。
定番な赤いカーネーションもよいですが、母の日にはアンティグアのようなアンティークカラーのカーネーションを贈っても喜んで頂けそうですね!
カーネーションでも珍しいグリーンのロイヤルグリーンは、爽やかな印象の品種です。スプレータイプで特にビジネスやウエディングなどのシーンで人気があり、他の花とも組み合わせやすいです。
ベージュ系のシックな雰囲気が漂うキャラメルは、スタンダードタイプの品種です。気温によってピンクがかったような色から濃いベージュに色合いも若干変かわるので、花色の変化を楽しむことができます。
シックなピンク色で花びらの縁は濃い赤色のダークテンポは、大人の雰囲気が感じられるカーネーションです。ダークテンポという名前ですが華やかな印象もあるので、切り花でも存在感があります。
日本でも古くから親しまれているカーネーションですが、今回紹介したように沢山の種類や品種がありますね。花色はもちろん咲き方なども異なり、カーネーションの組み合わせ次第で花束やフラワーアレンジメントの雰囲気も変わってきます。
母の日には赤いカーネーションが一般的ですが、たまにはいつもと違うカーネーションを贈ってもよいかもしれません。カーネーションの種類や品種を覚えて、大切な人にカーネーションを贈ってみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部