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最近では聞き慣れてきたコンパニオンプランツは、育てる野菜と一緒に植えることでさまざまなメリットがあります。枝豆にもコンパニオンプランツがあるので、近くに植えることで必要以上に手入れしなくても元気に育ってくれます。
ただし、コンパニオンプランツには相性があるので、枝豆と相性のよいコンパニオンプランツを植えて育てましょう。
ここでは、枝豆のコンパニオンプランツの特徴や相性のよいコンパニオンプランツ、相性の悪いコンパニオンプランツを中心に詳しく解説していきます!
コンパニオンプランツとは異なる植物同士を一緒に育てることで、お互いによい影響を与え合うことができます。植物の栽培にも相性があり、相性のよいコンパニオンプランツを植えることでプラスの効果がもたらされます。
枝豆のコンパニオンプランツはナス科の野菜や葉野菜などが多く、畑の近くや同じプランターに植えることで枝豆を病気や害虫から守ったり必要な栄養を効率よく吸収することができます。逆に相性の悪い植物を植えると枝豆の生育も悪くなってしまうので、相性のよいコンパニオンプランツを植えることが大切です。
それでは、枝豆と相性のよい野菜についてそれぞれ見ていきましょう!
枝豆はキク科のレタスと一緒に栽培することで、害虫対策になります。また、枝豆の根が持つ根粒菌のおかげで土が肥沃になり、その結果レタスの生育もよくなります。
レタスを枝豆のコンパニオンプランツとして植える際は、枝豆から約30cm離れた場所に植えてください。そうすることで害虫予防の効果が高くなり、さやの収穫量も多くなります。
同じ夏野菜である枝豆とナスも相性がよいです。日当たりのよい環境でよく育つナスと半日陰でも栽培できる枝豆を一緒に植えることで、必要以上に育てる場所を確保する必要がありません。
また、枝豆の根で共生している根粒菌はナスの生長を促進させるので、沢山肥料を与えなくても元気に育ってくれます。
枝豆は半日陰の環境でも育つので、草丈の高いトウモロコシと一緒に育てても問題ありません。二つの野菜の根には根粒菌が共生しているので、お互いの養分を取り合うことなくすくすく生長していきます。
また、枝豆とトウモロコシは害虫の種類も異なるため、一緒に育てることで自然と防虫対策にもなります。害虫は薬剤などで対処することもできますが、コンパニオンプランツであれば無農薬で育てられるのも嬉しいですね。
つる性のキュウリは上へ伸びていき枝豆は低い場所で育つので、枝豆とキュウリも相性のよい組み合わせです。また、二つの野菜は乾燥した環境が苦手なので、似た環境であればお互いよく育ちます。
その他、枝豆はあまり肥料を必要としませんがキュウリの場合は肥料が必要なので、肥料を奪い合うこともありません。
枝豆のコンパニオンプランツとしてニンジンを植えることで、害虫予防の効果があります。キアゲハの幼虫はニンジンの葉を食害しますが、枝豆が苦手です。
反対に、枝豆に寄ってくるカメムシはニンジンには寄り付かないため、お互いを守る働きがあります。
枝豆はネギと相性がよくないため、一緒に植えることは避けるようにしましょう。二つの野菜を一緒に育てると枝豆の根に共生する根粒菌の働きが悪くなり、枝豆の生長にも影響が出てきます。その他、枝豆はネギの仲間である玉ねぎやニラとの相性も悪いです。
ネギは豆科との相性がよくないので、枝豆以外の豆を育てる際も一緒に栽培しないようにしてください。
コンパニオンプランツは一緒に植えるとよい効果が期待できますが、デメリットもあります。枝豆と一緒にコンパニオンプランツも栽培するということは、コンパニオンプランツも管理する必要があるということです。
野菜のコンパニオンプランツも収穫するため、おいしい野菜が育つためには間引きなどの手入れをしなければなりません。コンパニオンプランツを植える際は、あらかじめ作業の効率も考えながら植えるようにしましょう。
野菜の害虫は薬剤を散布することで対策できますが、薬剤は使わない方が健康にもよいですよね。コンパニオンプランツを一緒に育てれば害虫対策にもなって野菜も元気に育つので、ぜひ活用してみたいものです。ただし、コンパニオンプランツも同じ野菜や植物なので、管理には配慮しましょう。
枝豆は家庭菜園でも育てられるので、機会があればコンパニオンプランツを栽培して枝豆を育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部