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皆さんは、コンパニオンプランツという栽培方法をご存じでしょうか?家庭菜園などで1種類の野菜を育てるのもよいですが、同じプランターで複数の野菜を同時に育てられたらよいですよね。
コンパニオンプランツであれば異なる植物や野菜の栽培も可能で、中でもシソはコンパニオンプランツとして最適です。
ここでは、コンパニオンプランツの特徴やその効果、シソと相性のよい野菜について詳しく解説していきます!
コンパニオンプランツとは2種類以上の異なる植物を植える栽培方法で、別名「共栄植物」とも呼ばれています。相性のよい種類や品種同士を一緒に栽培することで、お互いの生長にプラスの影響を与える働きがあります。
植物や野菜にも相性があるので、相性が悪いもの同士を一緒に栽培しても上手く育ちません。コンパニオンプランツを上手く活用して、おいしい野菜を育ててみましょう!
それでは、シソのコンパニオンプランツの効果について詳しく見ていきます。
シソには特有の香りがあり、お刺身のつまなど和食料理でも用いられることが多いですね。シソの香りにはペリルアルデヒドという成分が含まれ、強い殺菌作用や防虫効果があります。
シソの強い香りは害虫予防にも効果があるので、病害虫が発生しやすい植物と一緒に植えることで病気や害虫の心配も軽減されます。害虫は自分が好きな植物の香りのもとに寄ってきますが、シソの香りがあるお陰でその植物の香りを感知できなくなるようです。
野菜の株間にシソを植えることで影ができ、土の乾燥を防ぐ効果も期待できます。シソは半日陰の環境でも育ち野菜の株間でも十分栽培できますが、日当たりのよい場所は葉が大きく生長しすぎて硬くなってしまうので、半日陰の場所で育てた方がよいです。
シソをコンパニオンプランツとして栽培することで、薬剤を使用することなく無農薬で野菜を育てられます。無農薬で栽培した方が、健康にもよいですよね!シソは初心者の方でも簡単に栽培できるので、コンパニオンプランツとしてぜひシソを栽培してみはいかがでしょうか。
夏野菜を代表するナスは、シソとの相性も抜群です!夏は害虫が発生しやすい時期ですが、シソを一緒に植えることで害虫を予防する働きがあります。
シソは大きく生長するので、あらかじめ株間を取って植え付けるようにしましょう。
ピーマンも夏野菜の一つとして知られていますね。コンパニオンプランツとしてシソを栽培することで害虫予防の役割を果たし、味がより一層おいしくなります。
ピーマンの生育をサポートしてくれるので、一緒に育てることで効果抜群です!
さつまいもには茎の中にアゾスピリラムという窒素固定菌と共生していることで、肥料が少ない土でも育ちます。さつまいもは、肥料が多いと芋が十分に育たない「つるぼけ」になってしまいますが、赤ジソを一緒に植えることで余分な肥料を吸収してくれます。
キュウリもシソとの相性がよく、一緒に栽培することでアブラムシなどの害虫を遠ざけてくれます。アブラムシは発生すると薬剤などで駆除する必要がありますが、無農薬で育てたい場合はシソのコンパニオンプランツがおすすめです。
トマトのコンパニオンプランツとして、バジルがよく知られていまね。トマトはシソとも相性が抜群で、水分をあまり必要としないトマトと水分が必要なシソを一緒に栽培することで、お互いの生長によい影響を与えます。
メリットが多いシソのコンパニオンプランツですが、デメリットもいくつかあります。異なる野菜同士を栽培するため、1種類のみ栽培する時よりも間引きや収穫の手間がかかります。
また、今回はシソと相性のよい野菜を紹介しましたが、シソと相性が悪い野菜を一緒に植えてしまうとお互いよく育たちません。おいしい野菜を収穫するためにも、シソと相性のよい野菜を一緒に栽培しましょう!
今回は、コンパニオンプランツの効果や特徴、そしてシソと相性のよい野菜について紹介しました。コンパニオンプランツはシソ以外にいくつもありますが、シソは家庭菜園でも育てやすいのでおすすめのコンパニオンプランツです!
家庭菜園する機会があれば、ぜひともコンパニオンプランツとしてシソをを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部