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植物にはさまざまな特徴がありますが、種類や品種によって葉の大きさや色なども異なります。とくにシルバーリーフは見た目にもインパクトがあり、単体だけでなく他の植物と植えることでその存在感を発揮することが多いです。ご自宅のお庭などの雰囲気を変えたいようであれば、シルバーリーフを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここでは、シルバーリーフの特徴や人気があるシルバーリーフの種類、そして寄せ植えのアレンジ例などについて詳しく紹介します!
赤色や黄色い葉の植物はカラーリーフと呼ばれ、その中でも銀白色や青白く見える葉のことをシルバーリーフと呼びます。ユーカリなど銀葉の植物で、そのおしゃれな見た目から寄せ植えや花壇、そしてグランドカバーなどに利用されることが多いです。
シルバーリーフを取り入れるだけで全体の雰囲気も変わるので、ご自宅のお庭などにもぜひ取り入れてみましょう!
おもに地中海沿岸地域に生息し、寒さや暑さに強い常緑低木です。一年を通して綺麗なシルバーリーフが楽しめ、5~7月頃になると黄色い花を咲かせます。
サントリナの葉は特有の香りを放ち、防虫効果が期待できます。高温多湿の環境が苦手なので、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
メキシコなど中央アメリカに自生する多年草植物で、9~12月頃に花穂のような青紫色の花を咲かせます。セージはハーブとして知られていますが、アメジストセージは観賞用として育てられることが多いです。
春の時期になるとシルバーグリーンの葉が目立ち、葉の観賞が楽しめます。
温暖な気候を好むオリーブは、国内では香川県の小豆島などで栽培が盛んです。オリーブは常緑高木なので一年中美しいシルバーリーフが観賞でき、シンボルツリーとしても大変人気がありますね。
初夏には白色の花が咲いて秋になるとオリーブの実を付けるので、さまざまな楽しみ方があります。
ヒノキなど園芸用の針葉樹の総称であるコニファーは、「ブルーアイス」などシルバーリーフの品種もあります。クリスマスツリーやリースなどに用いられることが多く、お庭などに植えておけば冬の時期には大活躍してくれますよ。
ユキノシタ科に属するヒューケラ・シルバースクロールは、シルバーリーフの品種です。暑さや寒さに強い常緑多年草で、アイビーのような葉姿が特徴です。
葉には紫色の葉脈が入り、春には葉が銅色ですが夏になると銀色に変化します。季節によって異なる葉色が楽しめて、独特の雰囲気が漂います。
ヒューケラ・シルバースクロールは半日陰の環境で育てることで、きれいなシルバーリーフを維持できます。
シルバーリーフといえば、ユーカリがよく知られていますね。オーストラリアが原産の常緑性高木で、コアラの餌としても有名です。
ユーカリの品種は「ユーカリ・シトリオドラ」や「ユーカリ・ポポラス」など約600種類以上あり、観葉植物として人気があります。一部の品種からは精油が抽出されることから、アロマオイルとしても使われています。
イタリアを中心に生息する常緑性多年草で、4~6月にかけて白色の可愛らしい花を咲かせます。
セラスチウムの葉は美しいシルバーリーフで、グランドカバーや寄せ植えなどに利用されることが多いです。寒さには強いですが暑さには弱いため、夏場は半日陰などで育てましょう。
キク科のシルバーレースは、北アフリカが原産の多年草植物です。見た目はシロタエギクによく似ていますが、シルバーレースの方が葉に切れ込みが多いことが特徴です。
初夏になると白色の花が咲きますが、花が咲くと株自体が弱ってしまうことから蕾の段階で取り除きましょう。
ヨーロッパやアジアなどに生息する常緑性多年草で、日本では一年草または二年草として扱われることが多いです。
リクニス・コロナリアは別名「フランネルソウ」とも呼ばれ、初夏~夏の時期にかけて白色や鮮やかなピンク色の花が咲きます。花とシルバーリーフのコントラストが大変美しい植物です。
シソ科のラミウムは、シルバーリーフが美しい耐寒性常緑多年草です。初夏には紫色の花を咲かせ、ほふく性があるためグランドカバーとして人気があります。
ラミウムは日なただけでなく日陰でもすくすく育つため、育てる環境を選ぶ必要も特にありません。暑さや寒さにも強い植物なので、園芸初心者の方にもおすすめです。
キク科に分類される常緑性小低木で、冬の時期になるとミモザのような花を咲かせます。モクビャッコウは東アジアが原産で、国内では鹿児島県などで自生が確認されています。
きれいなシルバーリーフを一年中観賞できますが、寒さには弱いため鉢植えであれば冬は室内に移動させて管理しましょう。
オーストラリアに生息する植物で、春の時期には茎の先端に紫色の小花が咲きます。エレモフィラ・ニベアは、エレモフィラの中でも市場に多く流通している品種です。日当たりのよい環境を好みますが、真夏は半日陰で風通しのよい場所に移動させて管理しましょう。
エレモフィラ・ニベアは種まきでは増やすことが難しいので、春または秋の時期に挿し木で増やします。
ブルンネラにはいくつもの品種がありますが、ジャックフロストはシルバーリーフが美しい品種です。銀色の葉に緑色の葉脈がよく目立ち、シェードガーデンでも育ちます。
ブルンネラ・ジャックフロストは涼しい環境で元気に育ち、高温や乾燥した場所は苦手です。そのため、特に夏の時期は樹木の下など日陰の場所で栽培しましょう。
黄色い房状の花姿が特徴のミモザは、オーストラリア南部が原産の半落葉または常緑高木です。シルバーグリーンの葉も美しく、庭木として人気があります。
ミモザのふわふわした花を利用してリースやドライフラワーなども作ることができ、インテリアとしても楽しめます。樹高は5mほどまで生長するため、定期的に剪定が必要です。
シソ科のラムズイヤーは、トルコ~イランにかけて自生する多年草植物です。葉の表面が白い毛で覆われて羊の毛のようであることから、ラムズイヤーと名付けられました。香りがよく人気があるハーブの一つで、初夏~夏にかけて紫色やピンク色の花を咲かせます。
草丈は約30cm~1mで、寒さには強いですが暑さにはやや弱いです。
シロタエギクは地中海沿岸地域に自生するキク科の常緑性多年草です。『あなたを支えます』『穏やか』といった花言葉の通り、雪をかぶったようなシロタエギクの葉が他植物の美しさを引き立ててくれます。
高い耐寒性・耐暑性から枯れる心配が少ないため、気軽に寄植えできるのも嬉しいポイントです。
東北地方以北の地域に多く自生しているアサギリソウは、キク科ヨモギ属に分類されています。『朝霧草』という名前の通り、明け方の霧にきらきらと反射するシルバーリーフが特徴です。
全体的にこんもりとした姿となっているため、鉢植えで観賞はもちろん盆栽の下草などにも利用できます。
コンボルブルス・クネオルムは、世界に約200種類余り存在しているコンボルブルスの一種です。初夏になると薄桃色のつぼみから白い花を咲かせ、シルバーリーフとのコントラストを楽しめます。
優れた耐寒性と耐暑性を有しているため、寄植えにもぴったりの草花です。
ニシキシダは日本を含む東アジア地域に広く自生している、イワデンダ科メシダ属のシダ植物です。『レッドビューティ』とも呼ばれるように、葉脈に沿って赤みを帯びた模様があります。
小型かつ地下茎で増えていく性質上、半日陰のグランドカバーにも最適です。
エリンジウムはヨーロッパを原産とする、セリ科エリンジウム属の草花です。植物らしからぬ金属質光沢のある花を咲かせ、紫色や青色、白色などカラーバリエーションも豊富に存在しています。
花だけでなく株全体も色づくため、アレンジメントやドライフラワーとしても楽しめます。
単体でも美しいシルバーリーフですが、他の植物と一緒に寄せ植えすることで雰囲気もガラリと変わります。また、植物の種類や品種によって一年を通してシルバーリーフの観賞が楽しめるのも魅力の一つですね。
同色系の花などを寄せ植えすることで、爽やかな雰囲気が演出できます。
色鮮やかな花と一緒に植えれば、シルバーリーフとのコントラストが引き立ちますね。
ブルーや紫色など寒色系の花があると、落ち着いた印象になります。写真のお花は、ネメシアメーテルミッドナイトブルーです。
植物の組み合わせ次第で印象も変わるので、お好みの花などと一緒にシルバーリーフの寄せ植えを楽しみましょう!
今回は、人気のシルバーリーフの種類やアレンジ例などについて紹介しました。シルバーリーフを加えるだけでまた違った雰囲気になるので、ガーデニングがますます楽しめそうですね!
機会があれば、今回紹介した人気のシルバーリーフを寄せ植えして使ってみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部