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ラナンキュラス・ラックスは中央アジアを原産とする、キンポウゲ科キンポウゲ属の球根植物です。
ラテン語で『Ranunculus: 小さなカエル』が意味するように、ラナンキュラスの多くは湿潤な環境に自生しています。ラナンキュラス・ラックスは数ある品種のなかでも強健な性質を誇ることから、観賞はもちろんフラワーアレンジメントとしても活躍中です。
今回はラナンキュラス・ラックスの育て方をご紹介します。
ラナンキュラス・ラックスは風通しと日当たりのよい環境を好む球根植物です。
大きいもので草丈50cm近くに生長する分、葉が生い茂って株元が蒸れやすい傾向にあります。ラナンキュラス・ラックスの周囲には遮蔽物のない状態にしておきましょう。
ラナンキュラス・ラックスはそれ以前のラナンキュラスが適応できなかった日本の夏冬を克服した品種です。鉢植え栽培はもちろん、地植え栽培でも元気に生長してくれます。
ラナンキュラス・ラックスは適度に湿り気のある土壌を好む植物です。表土が乾いてから2~3日後に、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりしてください。表土が乾ききる前に水やりすることで、水切れを防ぎつつ適度な水分を確保できます。
夏の訪れとともにラナンキュラス・ラックスは休眠期に入ります。表土が乾いてから約1週間後を目処に、表土が軽く湿る程度の水やりをしましょう。
ラナンキュラス・ラックスは通気性と水はけのよい土を好みます。「赤玉土小粒5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2」の割合で混ぜた配合土がおすすめです。市販の球根植物用培養土を使用しても構いません。
ラナンキュラス・ラックスには元肥として緩効性化成肥料を与えます。とくに栄養を必要とする開花期は、希釈した液肥を2週間に1回を目安に追肥しましょう。
こうすることで花つきのよいラナンキュラス・ラックスに育ちます。
ラナンキュラス・ラックスの苗の植え付け・植え替え適期は10~11月です。連作障害を防ぐためにも、2~3年に1回植え替えすることをおすすめします。
ラナンキュラス・ラックスは10月〜11月頃を目処に、球根を植えることで増やせます。
ラナンキュラス・ラックスは、灰色かび病の被害に合いやすい植物です。
灰色かび病は枯れてしまった葉や花がらを放置すると発生しやすい伝染病で、感染した株には黒く枯れたような症状が現れます。適宜枯れた葉や花がらは摘み取っておきましょう。
ラナンキュラス・ラックスは、アブラムシやハダニの被害を受けやすいです。葉に寄生することで生育を阻害されてしまうため、早急に駆除しましょう。
ラナンキュラス・ラックスは3~5月にかけて、ボリュームたっぷりの大輪を数多く咲かせる球根植物です。現在も盛んに品種改良が行われていることもあり、白色や桃色、オレンジ色といった淡色系の花色が登場しています。
ラナンキュラス・ラックスをはじめとするラナンキュラスの花言葉は、『とても魅力的』『華やかな魅力』『純潔』です。
ギリシャ神話が紡ぐ青年の物語に由来した花言葉と言われています。
ラナンキュラス・ラックスはラナンキュラスのなかでは優れた耐寒性・耐暑性を誇ります。春の息吹を合図に咲き乱れる花姿は圧巻の一言です。
GreenSnap編集部