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ドライフラワーでも人気があるセンニチコウは乾燥しても色が変わらないことから「千日紅」という名前がつけられました。
今回はセンニチコウの種類や似た花について解説しています。好みの種類を見つけたい方はぜひご参照ください。
センニチコウはヒユ科の植物で、別名センニチソウ(千日草)とも呼ばれています。
実際の花はすぐに散ってしまいますが、色づいたガクが残るので、長期間楽しめる、育てやすい一年草です。
ガクは水分が少ないことからドライにしても見た目が大きく変化しません。そのため、よく雑貨屋でドライフラワーが売られるほど人気があります。
分類 | 一年草 |
開花時期 | 5〜10月 |
草丈 | 15〜80cm |
花色 | 白、ピンク、赤、紫 |
センニチコウの品種は現在100種類ほどあるとされています。
育てやすくガーデニング人気が高いことからも、園芸品種が多数開発されていて、種類によって花の色、大きさや草丈が異なります。
とくに草丈については、矮性種なら15〜20cmのものもありますが、高性種だと60〜80cmになるものもあるので、ガーデニングで植えるときには注視したいポイントですね。
それでは、数あるセンニチコウの種類の中でも、とくに人気の8品種についてご紹介します。
ストロベリーフィールドはセンニチコウの中でもとくに人気の品種で、まさにイチゴのような花姿と赤色が特徴です。草丈は50cmほどでやや高性。茎がたくさん分岐して花つきもいいです。
赤い花色はドライフラワーにしても色褪せず、鮮やかな仕上がりが楽しめます。
センニチコウのちなつシリーズは、ちなつパープル、ちなつホワイト、ちなつミックスがあります。ちなつシリーズのセンニチコウはサイズが小さく草丈は20cmほどで寄せ植えに使用しやすい品種です。
分枝が多く、横にも広がるため隙間を埋めるのにも向いています。ちなつシリーズの花の大きさは1,5cmほどで、矮小性のあるセンニチコウです。
ネオンシリーズははっきりとした色のセンニチコウです。ローズネオン、ネオンラベンダー、ネオンホワイト、ネオンミックスがあります。草丈は50cmほどで、茎が倒れにくくしっかりとしているため切り花におすすめです。
はっきりとした色をしているため、葉とのコントラストが楽しめます。存在感のあるセンニチコウを探している方にはネオンシリーズがおすすめです。とくに根音ミックスは白と濃いピンクが混ざっていて個性的で珍しいです。
オードリーシリーズは草丈が80cm以上になるすらっとしたセンニチコウで、茎が硬くしっかりとしていることから切り花にぴったりです。
オードリーパープルレッド、オードリーピンクインプ、オードリーホワイトがあり、安定した色が楽しる品種です。まとまりがよく育てやすいでしょう。
バディシリーズは、センニチコウのなかでも小さめで草丈は30cm以下です。栽培しやすい大きさで寄せ植えに向いています。
バディシリーズにはバディーレッド、バディーピンクがあり、さらに草丈20cm以下のバディードワーフというのもあります。小型のセンニチコウを探している方におすすめできる品種です。
キバナセンニチコウは、センニチコウと比較して花がややオレンジ色の花を咲かせます。3度以上であれば冬越しできるのので屋外で栽培したい方はこちらがおすすめです。
キバナセンニチコウは品種開発が進み、赤いものも存在します。こちらも逆さまに吊るせばドライフラワーになります。
センニチコウファイヤーワークスは花火のような形の見た目が特徴です。見た目は典型的なセンニチコウとは違っていて、個性的な品種と言えます。ファイヤーワークスの花の色は、ピンク色でとても濃くて存在感があるセンニチコウです。
花付きがよく、横に広がるため隙間を埋めるのに最適です。ファイヤーワークスの草丈は120cmと大きめですらっとしたセンニチコウを探している方にも向いているでしょう。
ファイヤーワークスの花期は5月から11月で長く楽しめます。
クイズカーマインは草丈が高くなる種類でだいたい70cmにまで生長します。花の色は濃いピンク色で発色がいいことから寄せ植えの挿し色としても使いやすいです。
花期は7月から10月で夏の暑さにも強い品種です。
センニチコウは花びらを持たない特徴的な花姿をしていますが、そんなセンニチコウに似た花がいくつかあるので、合わせてご紹介します。
セロシアはケイトウの仲間で、センニチコウと同じようにカサカサと乾燥した手触りなので、よく似ています。センニチコウよりは花序が縦に長いですが、開花時期も7〜10月ごろとほとんど一緒です。
ストロベリーキャンドルはマメ科の一年草で、花姿はセンニチコウにそっくりです。花序がやや縦長なのと、花序下に葉がないというのが、センニチコウと見分けるポイントです。
開花時期は3〜5月で、夏が来る前には枯れてしまう点も、センニチコウとは異なります。
センニチコウにはたくさんの種類がありますが、基本的な花の見た目はさほど違いはありません。ファイヤーワークスだけ横によく広がった形をしていて、その他は草丈の違い、花期の違いがある程度です。
基本カラーは濃いピンク、淡いピンク、白、赤紫でバリエーションは少ないものの、ぱりっとした質感のある花は存在感があります。ぜひ自分の好みになったセンニチコウを育ててみましょう。
GreenSnap編集部