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ピンク色や白色などの花を咲かせるエキナセアは、品種によって個性的な花姿が特徴です。アメリカやヨーロッパではハーブティーとして飲まれ、風邪やインフルエンザの予防効果があることで重宝されています。
エキナセアにはさまざまな品種があるので、ここではエキナセアの特徴や品種などについて詳しく紹介していきます!
エキナセアはキク科ムラサキバレンギク属(エキナセア属)に分類され、北アメリカに生息している多年草植物です。別名「パープルコーンフラワー」などともいわれ、和名では「ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)」と呼ばれています。
エキナセアは6~9月頃に見頃を迎える品種が多く、長い期間観賞が楽しめまて暑さと寒さに強いハーブです。
多くのエキナセアは花の中央にある筒状花が盛り上がり、花びらは下向きなこと特徴です。エキナセアは「インディアンのハーブ」とも呼ばれ、昔から北アメリカの先住民に重宝されていました。
ヨーロッパではハーブチンキとしても用いられ、人々の生活に深く根付いています。
エキナセアには免疫機能の向上や感染予防などの効果が期待でき、欧米諸国ではハーブティーにして飲まれることが多いです。ハーブティーは、ローズマリーやラベンダーなどとブレンドして楽しむこともできます。
エキナセアは、原産地である北アメリカ中央部~東部には9種類の分布が確認されています。品種改良が盛んに行われているため、数多くの品種が誕生しています。
八重咲きの品種で、ピンク色で花径8cm程度にもなる大輪の花を咲かせることが特徴です。花付きがよく数多くの花を咲かせ、草丈は約50~60cmです。
エキナセア・ピンクダブルデライトは色鮮やかな花色が魅力的で、花壇に植えると存在感があります。
一重咲きの品種で、濃いピンク色と白色の2種類が楽しめます。花径12~15cm程度の大輪の花を咲かせ、草丈は約80cmと高めです。
エキナセア・プリマドンナは花の大きさから存在感が抜群で、ドライフラワーなどにしてもよいでしょう。
花が咲き始めた頃はオレンジ色ですが、次第に薄いピンク色に変化していく品種です。一重咲きのエキナセアで、花びらは下向きにならず水平です。
エキナセア・サンダウンは、地植えやドライフラワー、切り花などで楽しめます。
花芯はグリーンで白色の花が咲き、花弁は下向きに垂れ下がらず平咲きです。一重咲きの品種で花びらの縁はギザギザしていて、花の中心部分は盛り上がっています。
エキナセア・バージンは花付きがよく、直立タイプの草姿がとても綺麗です。
一重咲きで純白の花が咲き、エキナセアの中でも市場に多く出回っている品種です。草丈は60cm程度の高さで全体的にコンパクトに育ち、他の植物と一緒に寄せ植えなどで楽しめます。
北アメリカ南東部に自生する品種で、数多くある品種の中でも原種のエキナセアです。エキナセアの代表的な品種であり、草丈は50~120cmと幅広く淡いピンク色で大輪の花を咲かせます。
エキナセア・プルプレアは、切り花やハーブティーなどで楽しむことができます。
原種のエキナセアで、北アメリカ南部が原産の品種です。花色は黄色で1枚1枚の花びらは細長く下向きに垂れ下がるように咲きます。
草丈は60~90cm前後で、他の品種よりも日当たりと水はけがよい場所を好みます。
色鮮やかなオレンジがかった赤色の花を咲かせ、近年品種改良された品種です。エキナセア・ホットパパイヤは八重咲き品種で、草丈は約90cmで幅も草丈と同じくらいまで生長します。
新種なので市場にはあまり出回っておらず、個性的なエキナセアです。
全体的にグリーンの花色が特徴で、涼しげな印象があるエキナセアです。エキナセア・グリーンジュエルの花径は約12cmで大輪の花を咲かせ、花びらは水平です。中心にある筒状花は盛り上がり、ほのかな香りが漂います。
濃いピンク色の花姿が印象的な品種で、花びらは垂れ下がらず横に広がります。中央部分の筒状花は花びらとは対照的に濃茶褐色で、花径は9cm程度、草丈は約60cmです。
エキナセア・ファタルアトラクションは沢山の花を付け、海外では人気がある品種です。
八重咲きの品種で、淡い黄緑色の花を咲かせます。エキナセア・ココナッツライムは1株から数多くの花を付ける多花性種で、よく分枝します。草丈は50~60cm程度で、こじんまりした草姿が魅力的な品種です。
独特な花姿のエキナセアは、品種によって咲き方や花色などの特徴がそれぞれ異なります。地植えや鉢植え、ドライフラワーやハーブティーなど多種多様な楽しみ方ができるのも魅力の一つですね。
機会があればご自宅のお庭などでエキナセアを育てて、種類や品種を覚えてみましょう!
GreenSnap編集部