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料理のスパイスとして好まれるセージは、昔から「長寿のハーブ」とも呼ばれさまざまな効能があります。きれいな花を咲かせるため観賞用としても重宝され、寄せ植えやドライフラワーなどで楽しめる植物です。
セージには数多くの種類があり、種類を知っておくことでさらに楽しめそうですね。それでは、セージの種類や特徴などについて詳しく紹介していきます。
セージは地中海原産のハーブで、サルビアの仲間です。暑さや寒さに強い多年草植物で、多くの品種は5~7月頃にかけて赤色や紫色など色どり豊かな花を咲かせます。
別名「ヤクヨウサルビア」とも呼ばれ、古代ギリシャでは古くから薬用として使用されてきました。日本には江戸時代に渡来したとされ、すっきりした香りが特徴です。
セージはヨーロッパなどでは料理のスパイスや香り付けとして使用されることが多く、代表的なものがソーセージやハンバーグなどです。肉の臭みを消すだけでなく消化作用もあるので、料理に使うことでセージの効果を発揮します。
セージはビタミンB1やカルシウム、ミネラルなどを含んでいることから、疲労回復や美容効果などが期待できます。その他、殺菌作用もあることから風邪の予防にも効果的です。
セージはシソ科アキギリ属の総称で、約900種類以上が確認されています。数多くの種類がありますが、それぞれ違った特徴があります。
アメリカのカリフォルニア州南西部を中心に自生し、全体的に白っぽいことから「ホワイトセージ」と名付けられました。草丈は1.5m程度の常緑低木で、葉の部分をこすることで強い芳香があります。
春の時期になると、白~薄紫色の綺麗な花を咲かせます。
北アメリカ~メキシコに分布し、さくらんぼに似た芳香があることが特徴です。他の植物と一緒に植えることで虫よけ効果があり、コンパニオンプランツとして使用することもできます。
チェリーセージにはいくつか品種があり、高さは約40~100cmと幅広いです。花色は赤色やピンク色、複色などがあり、5~10月頃の長い期間開花が楽しめます。
9~11月頃に見頃を迎えるアメジストセージは、メキシコ~中アメリカに分布しています。紫色の花穂が美しく、ミントのような香りがあることが特徴です。
セージは薬用として利用される種類が多いですが、アメジストセージの場合は観賞目的で育てられます。
ミントのような葉形で、葉先がペイントされたように白色や紫色などに色づく1年草のハーブです。「サルビア・ホルミナム」という異名を持ち、最初に葉の頂点から下に向かって色づいた後包の下あたりに花を咲かせます。
どちらかというと葉の観賞を楽しむハーブで、寄せ植えなどに人気があります。
カリフォルニアが原産の種類で、5~10月頃にかけて紫色の小花が集合した個性的な花を咲かせることが特徴です。
クレベラントセージは「フレグラント セージ」とも呼ばれ、葉の部分にはローズマリーのような香りがします。大きく生長することから、生垣として利用されることもあります。
南アメリカを中心に生息し、セージの中では珍しく湿地を好みます。ボックセージは生長が早く、草丈は80~150cm程度です。
春~秋にかけて青色をした穂状の花を咲かせ、別名「サルビア・ウルギノーサとも呼ばれています。
ヨーロッパで昔から親しまれているハーブで、料理やハーブティーなどに使用されることが多いです。5~7月頃に綺麗な青紫色の花が咲き、葉はシルバーグリーンなのでカラーリーフとしても楽しめます。
アフリカが原産のセージで、初夏~秋にかけてシックなピンク色の花を咲かせます。ガクもピンク色に色づくため、花が咲き終わった後もしばらく観賞が楽しめることが特徴です。
暑さや寒さに強い特徴があり、-3℃の環境でも育ちます。
夏~秋の時期にかけてコバルトブルーのような花を咲かせます。北アメリカ~メキシコに生息し、草丈は1m程度、花径は約2.5cmです。
今回はセージの主な種類を紹介しましたが、セージにはまだ沢山の種類があります。さまざまな料理に使われているので、セージをあまり知らないという方でも香りは知っているという方が多いのではないでしょうか。
種類によって特徴も異なるため、セージを栽培する機会があれば種類や品種も覚えてみましょう!
GreenSnap編集部