warning
error
success
information
植物は大きくわけて、葉が一気に落ちるタイプのものと、落ちないものがあります。このページでは、決まった時期になると葉を落とす落葉広葉樹について解説しています。
落葉広葉樹にはどんな植物があるのかまとめました。お庭用の落葉広葉樹を探している方もぜひご参照ください。
落葉広葉樹とは落葉性のある広葉樹のことです。落葉性とは、落葉期になると葉を落とすことで、この特徴のある広い葉を持つ植物を落葉広葉樹と呼びます。
落葉期とは落葉広葉樹にとって生育に適さない時期のことです。この時期に葉を落とすことで無駄なエネルギーを使わないで環境に耐えようとします。落葉期はおもに冬や乾季です。
落葉広葉樹の最大の特徴は葉を落とすことで、落葉期になると一気に葉をバラバラと落とします。葉が1枚もない状態になり樹皮がむき出しになります。この時期は落ち葉掃除が必要です。
また針葉樹と比べると組織がぎゅっとつまっているため、丈夫で傷がつきにくく家具など木材に使用されます。フローリングにも多く使われているのが特徴です。
落葉広葉樹は葉は横にひろがって広く、平たいのが特徴です。
落葉広葉樹の種類をご紹介します。
アジサイはアジサイ科アジサイ属で、花期は6月から7月です。基本種は青紫で、土壌の性質によって色が変化することで有名です。アルカリ性の土壌であれば赤みが出てピンクのアジサイになります。
花序の周辺を縁取るように装飾花がつくガクアジサイも存在します。
アンズはバラ科サクラ属の植物で、薄ピンクの綺麗な花を3月から4月に咲かせます。花期はサクラよりも早く梅と似ている上、見た目もそっくりなので間違えやすいです。
別名はアプリコットで名前からも想像つくように果実は食べらえます。
花後の6月から7月になるとオレンジ色の果実がつき、ジャムなどにして食べるとよいでしょう。
柿はカキノキ科カキノキ属の植物で日本や韓国、中国が原産です。和風の庭にも相性がよく、庭木としても人気です。高さは4mから10mです。
柿の花期は5月から6月で、花弁は白や黄色で花弁は4枚。花は地味であまり目立ちませんが、醍醐味はその果実で、9月から12月に実り、食べることができます。
アジサイ科アジサイ属の植物ですが、一般的なアジサイと見た目が異なり、ピラミッド型に花をつけます。花期は5月から7月で、こんもりとした白色のボリューミーな花をつけます。
生長すると50cmから2mになり、サイズがちょうどいいためお庭への地植えでも人気があります。葉はカシワに似ていることからカシワバアジサイとなりました。この葉は秋には紅葉も楽しめるため、見どころが十分にある植物と言えるでしょう。
カシワバアジサイは直射日光を好むため、半日陰や午後は日陰になる場所に植えるのがおすすめです。
栗はブナ科クリ属の植物で、生長すると15mにもなります。庭木にするとシンボルツリーになるでしょう。6月が花期で、黄色や白の穂状の花を咲かせ、花は垂れ下がります。
9月から10月に果実がつき、イガのある殻斗が裂けてなかから栗の果実がでてきます。
コブシはモクレン科モクレン属の植物で、3月から4月に白い花を咲かせるのが特徴です。見た目はハクモクレンに似ています。ツボミは毛が生えていてフワフワしているのが特徴で、花付きがいいことから春になると真っ白に見えます。
コブシの花の大きさは6cmから10cmで、6枚花弁です。ほのかな香りも楽しめます。
ドウダンツツジはツツジ科ドウダンツツジ属の植物で、アセビに似ています。こちらは低木で生長しても3mほどです。サイズ感から庭木にもしやすく、生垣にも向いています。
寒い地域でも栽培は難しくないですが、あたたかい地域で栽培するほうがよいでしょう。
ドウダンツツジは4月から5月に白い釣鐘状の花を咲かせ、リンリンとなりそうな雰囲気があります。花自体は小さく1cmも満たないほどです。秋になると葉が紅葉するため、花と葉の色の変化どちらも楽しめる植物です。
落葉広葉樹はやや寒冷な地域を好みます。平地の場合は、東北、北海道より南部にかけて分布します。
落葉広葉樹は季節の変化が楽しめる樹木です。主に乾燥する時期や冬に葉を落とすため、庭木にすると季節による日差しの変化が感じられます。ぜひお庭にお迎えしませんか。
GreenSnap編集部