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天ぷらとして楽しむことがあるタラの芽は独特な味をしていておいしいですよね。このページではタラの芽について解説しています。
取り方や旬な時期、タラの芽の保存方法や毒があるのかについてまとめました。タラの芽が好きな方、自分で採取してみたい方はぜひご参照ください。
タラの芽とはタラノキの新芽のことです。タラノキとはウコギ科タラノキ属の植物で、2mから4mの高さがある平地から高山に分布する植物です。
タラの芽には毒があると言う方もいますが、実際にはタラの芽には毒はありません。毒があると言われる理由はウルシです。
タラノキはウルシに似ていて、ウルシの新芽は「毒タラの芽」と呼ばれています。ウルシは触るとかぶれる危険な植物なことから、タラの芽にも毒があるのではないかと考えられるようになりました。
タラの芽は、ツクシの頭やイソギンチャクのような見た目をしているのが特徴です。スーパーにも並ぶほど食べ物として知られてはいますが、アクが強いという特徴もあります。
タラの芽には苦みがあるため好き嫌いが分かれますが、食感はもっちりとしています。
タラの芽の旬の時期はだいたい4月から6月です。タラノキが芽吹く時期が早ければ3月なので、早い地域であれば3月下旬から収穫ができるでしょう。
この時期に山菜採りが始まりますが、山に入ってタラの芽を取る場合は私有地ではないか、山菜採りをしても問題ない場所か事前に調べておいてください。場合によっては違法行為となるため気をつけましょう。
スーパーでは3月から6月くらいまでタラの芽が並ぶことがあります。
タラの芽は生長しすぎるとえぐみが強まるため、生長しすぎていないものを選びましょう。芽が3cmから5cmほど伸びたものを選ぶのがおすすめです。
天然のタラの芽と栽培されたのタラの芽があります。だいたいお店に並ぶものは栽培されたもので、苦みが少なく食べやすいです。
また少しだけ伸びている葉が少し紫がかっているものもおいしいタラの芽なので選んでみてください。
タラノキの枝先に芽吹いている頂芽(ちょうが)の部分のみを取ります。片手で枝を押さえて反対の手で摘み取りましょう。ハサミではなく手で摘み取ってください。
枝の側面には側芽がありますが、誤ってこちらを取ってしまうと翌年に収穫できるタラの芽の数が減るため注意をしましょう。
タラの芽はアクが強いため下処理が必要です。
独特の苦みが苦手な方はしっかりと下処理をしましょう。
タラの芽は天ぷらとして食べるのが一般的です。そのままてんぷら粉につけて揚げると油の甘みとタラの芽の苦みが合わさりおいしくなります。おひたしにして食べたり、パスタの入れて食べたりするのもおすすめです。
パスタは菜の花、タケノコと一緒に入れて春パスタにするとよいでしょう。
タラの芽は下処理をしてから保存をしてください。タラの芽を茹でたあと冷水に入れてその後よく水きりをします
容器にタラの芽を敷き詰めて、塩を振りかけます。塩をかけることで余分な水分がタラの芽からでてくるので、キッチンペーパーを使って水分を取ってください。
余分な水分が抜けたらラップをして冷凍庫に入れて保存をします。
冷凍保存で2週間は日持ちします。
タラの芽には、タンパク質、脂肪、炭水化物、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リンなどが含まれています。
植物の新芽なので栄養豊富です。
タラの芽の元であるタラノキは栽培することができます。
タラノキは日当たりがよい明るい場所を好みます。地植えが向いていますが、大きく生長することを考慮してください。
水はけのよい土を好みます。水分過多にならないよう水やりをする際は、土が乾いたのを確認してから与えましょう。
タラの芽は春が旬です。自宅にタラノキがある方は収穫して食べてみませんか。山菜取りにでかけてタラの芽を収穫するのもおすすめです。
やや苦みがあり独特な食べ物ですが、栄養は豊富です。春の芽吹きを感じる食べ物なのでぜひ楽しみませんか。
GreenSnap編集部