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ニンジンは種類が豊富な野菜です。地域によって栽培されている種類も異なるため、いろいろな品種を楽しむことができる野菜です。
今回はニンジンの種類とおもな産地についてまとめました。珍しいニンジンを食べてみたい方は参考にしてみてください。
ニンジンは国内で流通しているものは40種類ほどがあります。
スーパーで売られている一般的なニンジンは五寸ニンジンを指します。五寸とはだいたい15cmで、五寸ニンジンの大きさは15cmから20cmほどです。
五寸ニンジンはオレンジ色をしていてずんぐりとした見た目をしています。クセがなく、炒め物、煮物、蒸し野菜に向いていて食べやすい品種です。
全国どこでも栽培がされていますが、とくに北海道、千葉を産地とする五寸ニンジンが多いです。
金時ニンジンは京ニンジンとも呼ばれる種類で、東洋種のニンジンです。ニンジンには西洋種、東洋種があり、一般的にニンジンとして店頭に並ぶものは西洋種となっていて、東洋種はなかなか見かけることはできません。
金時ニンジンは細長く赤みが強いのが特徴です。この赤にはβカロテン、リコピンなどの栄養価が豊富に含まれています。また甘味が強く、煮崩れしにくいことから煮物に使うとよいでしょう。
おもな金時ニンジンの産地は京都です。
紫ニンジンは、皮や果肉が紫色をしているのが最大の特徴です。紫ニンジンは東洋種なので見た目がひょろっと長く20cmから25cmほどです。
煮物に向いていて、色がカラフルになるのでサラダに混ぜるのもよいでしょう。
この紫色はアントシアニンによるもので、栄養価が豊富なニンジンと言えます。紫ニンジンのおもな産地は北海道ですが、なかなかスーパーでは見かけません。
黒ニンジンは見た目が黒いですが、やや赤みがあるため紫ニンジンによく似ています。サラダに向いていて、ブルーベリーなどに含まれるポリフェノールが豊富なニンジンです。
珍しいニンジンなので新しい品種のように感じられますが、実際は3000年も前から栽培されてきた歴史があります。
黒ニンジンの産地はトルコとされています。
ミニキャロットの産地は千葉と和歌山です。小さなサイズのニンジンで、果肉が柔らかく甘味があるのが特徴です。皮をむかずにそのままサラダにしたり、グラッセにしてステーキなど肉料理の添え物にするとよいでしょう。
通常のニンジンと比べると味が濃く、甘味が楽しめるため小さな子どもでも食べやすい品種です。
種まきから3ヶ月しないうちに収穫できるため気軽に栽培できますよ。
アロマレッドは鮮やかな赤が特徴のニンジンで、アロマというだけあり香りが楽しめます。
香水の原料となる成分が他のニンジンよりも多いため、フルーティーな香りが広がり、「バラの香りのニンジン」とも呼ばれます。
アロマレッドは煮物、炒め物、サラダに向いています。アロマレッドとフルーツをミキサーに入れてジュースを作るのもおすすめです。
アロマレッドのおもな産地は北海道です。新しいニンジンで、種苗会社のトーホクと東洋大学植物機能研究センターが共同開発しました。
葉ニンジンは、西洋ニンジンの一種で葉を食べるために作られる種類です。
葉がとてもやわらかいのが特徴でサラダやスープに入れて楽しむとよいでしょう。葉を刻んでトッピングにするのもおすすめです。
葉ニンジンは根が生長しすぎると葉が硬くなるため、根が短いうちに収穫する必要があります。おもな産地は京都、千葉、北海道です。
大塚ニンジンは山梨県にある大塚地区という地域で生産されているニンジンです。細長い形をしているのが特徴でサイズは80cmから120cmもあります。やや濃いめのオレンジをしていて、見た目はゴボウのようです。
炒め物、煮物に向いています。ビタミンA、C、B1、B2、鉄分、カリウム、リンなどが含まれている栄養価の高いニンジンです。
おもな産地は山梨県で、他の地域ではなかなか見かけません。
ニンジンにはたくさんの種類があることがわかりました。珍しい種類のニンジンは一部の地域のみでしか流通していないので、道の駅などに行った際は地元野菜コーナーで探してみるとよいでしょう。
いろいろな品種のニンジンを食べ比べてみてくださいね。
GreenSnap編集部