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花壇や寄せ植えで人気のペチュニアは、カラーバリエーションが豊富でさらに花期も長いため、たくさん楽しませてくれます。
寒さが苦手な植物で冬になると傷んでそのまま処分をしてしまう方もいるかもしれませんが、ペチュニアは冬越しをすることができます。
このページではペチュニアの冬越しについて解説しています。長くペチュニアを楽しみたい方はぜひご参照ください。
ペチュニアは寒さを苦手な植物で、3〜5℃が限界といわれています。原産地である南米では多年草ですが、日本の冬は苦手で一年草として扱われます。しかし、寒い冬でもあたたかく管理をすることで、日本の冬を乗り越えることは無理ではありません。
ペチュニアが冬を乗り越えてまた花を咲かせるためにする作業を「冬越し」と呼びます。
ペチュニアの冬越しのまえに切り戻しをしておきましょう。切り戻しとは、ペチュニアをカットすることで剪定の一種で、ペチュニアを大きくカットすることで株を小さくして若返りを図ります。力を温存して冬を乗り越えられるようになります。
だいたい株元から10cmの高さまでペチュニアを大きく切ってください。
ペチュニアは種類にもよりますが、だいたい3〜10月が開花時期となります。
11月の肌寒くなる時期からペチュニアの花は枯れてしまうため、花が終わった寒い時期から冬越しの準備を始めましょう。目安として気温が5℃以下になる前に冬越しをするのがおすすめです。
ペチュニアを鉢植えで育てている場合は、11月以降は昼間は日のあたるあたたかい場所でペチュニアを栽培して、日が沈んで気温が下がっているときは室内に入れましょう。
最低でも5℃以上の場所で育てるようにしてください。
寒冷地で日中もペチュニアの鉢を屋外に出せない場合は、室内の日当たりのよい場所で栽培をしましょう。可能であれば昼間など気温の高い時間帯は外に出すように心がけてください。
大きな鉢などで室内に移動ができない場合は、軒下のなるべく寒い風があたらない場所に移しましょう。
また、ペチュニアに霜がつかないように注意します。寒冷紗を使用して防寒することもおすすめです。寒冷紗がない場合は、梱包材で使用するプチプチ(緩衝材)を鉢に巻くだけでも寒さ予防になるのでやってみてください。
地植えの場合は室内に移動することはできないため、冬越しは難しくなります。挿し芽をしてペチュニアの株を新しくして、一時的に鉢に植え替えて冬越しをしてください。
挿し芽とは植物を他の場所に移植する方法です。健康なペチュニアの茎を7cmほどカットをして、それを土に挿して室内などのあたたかい場所で管理をします。
1ヶ月ほどすると茎の切り口から根が出てきますが、根が出てこないこともあるため、挿し芽は複数用意しておくことをおすすめします。
発根促進剤を塗布してから挿し芽をすると成功率があがるので試してみてください。
ペチュニアはうまく冬の管理をすれば、また翌年もきれいな花を楽しむことができます。お気に入りのカラーの場合は、新しいものを買うのではなく冬越しに挑戦してみましょう。
GreenSnap編集部