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しいたけには虫がつくことがあります。小さな幼虫がやがて成虫になり、その成虫がさらに卵を産みつけると被害が大きくなる可能性もあります。
今回はしいたけの虫について解説しています。しいたけを育てている方はぜひご参照ください。
しいたけにはシイタケオオヒロズコガがつき、被害に遭うことがあります。シイタケオオヒロズコガは幼虫で最大15mmほどの大きさで体の色はクリーム色、背中には黒い縞模様があるのが特徴です。
成虫は羽を広げるとサイズが15mmから23mmほどで、羽には黒い斑点が見られます。
幼虫は種菌を食害するため、その部分からしいたけができにくくなります。また、シイタケオオヒロズコガは種菌だけでなく、しいたけそのものを食害することもある虫です。
しいたけにつくハラアカコブカミキリは幼虫で20mm、成虫で20mmから30mmほどの大きさです。幼虫はクリーム色のイモムシで、成虫になると黒と赤茶色の模様があり、比較的見つけやすい虫です。
幼虫は原木を食害し、被害に遭った原木はほだ木にならず、さらに原木の樹皮がボロボロになることもあります。
ムラサキアツバは成虫が20mmほどの大きさで、黒または赤褐色に黄色い斑点があるのが特徴です。菌床表面を食害し、菌床が傷みしいたけの収穫量が下がる被害をもたらします。
青白い光を発する捕虫器は効果的で、光に集まった虫を捕獲することができる道具です。電気で殺虫するものがあり、薬剤を使わないため安心して使えます。
幼虫には粘着テープが効果的です。また設置場所によっては飛来する成虫を捕獲することもできるでしょう。しいたけの栽培や管理をするときに邪魔にならない場所へ設置することをおすすめします。
虫が大量に発生した場合は、殺虫剤を使用することも選択肢として考えましょう。薬剤を使用する際は、しいたけにも使えるものを選びましょう。
原木からの栽培をする場合は、どうしても虫が発生することがあります。こまめにチェックをして虫がついていないか木のなかまでよく見て、おいしく栽培しましょう。
GreenSnap編集部