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トウモロコシの葉や茎に異変がある場合は病気の可能性があるので注意が必要です。最悪の場合、トウモロコシの生育が阻害されたり、果実に影響がでることがあります。
このページでは、トウモロコシの病気について解説しています。トウモロコシを栽培している方はぜひご参照ください。
モザイク病はトウモロコシの葉に白やオレンジ色の斑点ができ、それがモザイクのように見えることからモザイク病という名前がつけられました。
モザイク病はアブラムシが媒介する病気です。放置しておくと果実にまで感染することがあるため注意が必要です。果実が空洞になったり繊維質になる可能性があります。
すす病はかび由来の病気で、トウモロコシの葉に症状がでます。初期は葉脈に平行して病斑がでて、進行すると病斑が白くなり、どんどん大きくなっていきます。
病斑は進行すると10cm規模になります。すす状のかびがつき、葉がもろくなり避けやすくなるのが特徴で、最終的にトウモロコシが枯れてしまいます。
黒穂病は、かび菌が原因のトウモロコシ特有の病気として知られています。初期はゴールという白いこぶができ、徐々に肥大化します。トウモロコシの葉や穂に症状が出て、ゴールと呼ばれるこぶには黒い胞子が内部で作られます。ゴールが破れると、なかから胞子が飛び出すので危険な病気です。
梅雨や秋雨前線の影響を受けやすい時期は多湿になり、黒穂病になりやすいです。
倒伏細菌病が葉に発生するとオレンジ色の病斑ができ、徐々に茶色く変色します。倒伏細菌病は、多湿環境で発生することがあります。梅雨や秋雨前線の時期は注意が必要です。
ごま葉枯病もかび菌が原因の病気で、葉にオレンジ色の小さな斑点ができます。進行すると病斑が葉脈に沿って拡大していきます。
ごま葉枯病も多湿環境でかかりやすい病気です。
トウモロコシが病気になる原因は高温多湿が原因であることがほとんどです。雨がよく降っている時期に水やりをしてしまうと湿気が過多になり、病気になりやすくなります。
またアブラムシが原因となって病気になることもあります。
トウモロコシを病気を避けるために、連作は避けてください。同じ畑で再びトウモロコシを育てる場合は、最低でも3年間はあけましょう。
湿気で病気になることが多いため、水はけには注意をしてください。水はけが悪い環境の場合は、土壌改善をしましょう。畝を高くするなど対策することをおすすめします。
トウモロコシの種子を消毒してから栽培すると倒伏細菌病予防に繋がります。
アブラムシが原因で病気になることもあるため、防虫ネットも効果的です。
定期的に薬剤を撒いて病気の対策をしてください。
発症した箇所はすぐに取り除いてください。そのままにしておくと被害が拡大するため、早めに取り除くことをおすすめします。
トウモロコシが病気になると最悪の場合、果実にも病状が発生することがあります。病気は早めに対策することが肝心です。葉や茎に症状が出たらすぐにケアをしましょう。
正しい予防と対策を覚えておいしいトウモロコシを育てましょう。
GreenSnap編集部