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このページではピーマンがかかりやすい病気について解説しています。プランターでも栽培ができるため、ピーマンを自宅で育てている方もたくさんいますよね。
どんな病気になりやすいのか、病気の原因や、どうやって予防対策をしたらいいのか、ぜひご確認ください。
ピーマンは青枯れ病にかかりやすいです。青枯れ病は葉が青いまま(実際は緑色です)しおれる症状があります。特徴としては昼間はしおれ、夜になると回復することです。しかし、徐々に弱り回復しないまま枯れていきます。
青枯れ病になった株をカットすると白い粘液が出てくるのも特徴です。5月から9月に感染しやすい病気です。
うどんこ病はうどんの粉をふりかけたように葉に白い斑点ができるのが特徴で、この斑点は徐々に大きく広がっていきます。悪化すると葉が枯れて、やがて株全体が枯れます。
原因菌となるかび菌は土の中に存在し、かびの胞子や雨や風に飛ばされて広がります。梅雨の時期に感染しやすい病気です。
モザイク病はまるでピーマンの葉がモザイク状になったかのように茶色くまだらに変色します。生育が阻害され、枯れることもあります。
モザイク病はウイルス感染による病気で、アブラムシなどがこのウイルスを運んできます。
葉、茎に水を浸したような斑が発生します。特徴は茶色でへこんだような斑点で、徐々に大きくなり、葉を枯らして言います。梅雨や秋雨前線の影響を受ける雨の多い時期に多く発生します。
灰色かび病は、茎、葉、花弁にまだら模様の病斑が発生します。症状が進行すると灰色のかびが付着するため、灰色かび病という名前がつけられています。
4月から11月に発生しやすい病気で、とくに梅雨や秋など雨が多い時期に見られます。
ピーマンが病気になる原因はかび菌とウイルスです。
とくにかび菌は多湿の環境を好みます。水はけの悪い土壌、株が密集している、水やりのしすぎでかび菌は繁殖するため、注意が必要です。ウイルスは虫を媒介にして病気になります。
ピーマンの葉に斑点やシミなど症状が見られたら、その部分を取り除いて処分しましょう。必要に応じて株ごと処分してください。
モザイク病はウイルス性のため完全に治すことが難しいため、焼却処分をおすすめします。
多湿環境にならないために、水はけのよい環境で栽培しましょう。畑には畝を作っておくのがおすすめです。多湿を避けることで、青枯れ病や斑点細菌病の予防に繋がります。
モザイク病のウイルスを媒介するアブラムシを木酢液などを使うと効果的です。防虫ネットの仕様もよいでしょう。こまめに虫がついていないか目視することも重要です。
定期的に薬剤をまいて、病気を防ぐことができます。野菜に使える農薬を使用しましょう。
剪定バサミやスコップなどの道具から細菌に感染して病気になることがあります。毎回新品にする必要はありませんが、剪定バサミやスコップは消毒をして清潔に保ちましょう。
ピーマンは病気にかかることがあります。病気になると最悪枯れてしまい、周囲にある元気な株にまで病気が伝線することがあるため、注意が必要です。
多湿環境には十分に注意して健康に育てておいしく食べましょう。
GreenSnap編集部