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ミカン、レモン、マルメロ、デコポンなど柑橘系はたくさんありますが、そのなかでも喉にいいカリンにはどんな栄養があるのでしょうか。カリンの栄養、効果効能、保管方法について記載しました。参考にしてみてください。
カリンはバラ科カリン属の植物で、果実は生食には向きませんが、果実酒、砂糖漬けで食べることがあります。
カリンの原産国は中国です。花期は4月から5月で、白やピンクの5枚花弁の花を咲かせます。花のあとに大きな果実をつけます。果実は最初は緑色ですが、徐々に黄色く熟して秋以降に収穫ができます。
カリンには、カロテン、ビタミンC、食物繊維、サポニン、タンニンが含まれています。
カリン100gあたりのカロリーは68kcalです。
カリンのど飴も売られているようにカリンには咳止め効果があります。カリンにはアミダグリンという成分があり、加熱などでベンズアルデヒドに変化します。これは抗菌、抗炎症作用があり、喉の炎症に効果的です。風邪で咳が出ている時期にはよいでしょう。
ビタミンCやポリフェノールには免疫力をアップする効果が期待できます。風邪を引きにくい体作りにも役立ちます。冬が旬な果物なので、風邪の流行時期、空気が乾燥する時期におすすめです。
ビタミンCが豊富なカリンはコラーゲンの生成によく、きれいな肌を作りたい方にはおすすめです。
カリンに含まれるクエン酸は疲労回復の効果があり、運動後の体力回復に向いています。
カリンにはカリウムも含まれています。カリウムは体内の水分を排出する働きがあり、むくみ改善に役立ちます。塩分の多い食事をとっていて血圧が高めの方にもカリウムはおすすめの成分です。高血圧予防にも繋がります。
カリンの旬は10月から11月です。
カリンの果実はまず表面を見て、く全体的に黄色くなっているものを選びましょう。色づいていないものは未熟なため、追熟が必要です。
表面にツヤがあり、傷のないものをおすすめします。よい香りがするカリンもよいでしょう。手で持ってみて、ずっしりと重みがあるものは中身がつまっている証拠です。
カリンは常温保存ができます。
まだ色づいていないカリンの場合は常温で保管をして追熟してください。新聞紙でカリンを包み、冷暗所にしばらく置くと熟します。香りがよくなったら食べ頃です。
常温保存は15度以下がおすすめです。これで10日ほど日持ちします。気温や湿度によっては傷んでしまうこともあるため、こまめに状態をチェックしてください。
長時間カリンを使わない場合は、冷凍保存をしましょう。適度な大きさにカットをして、タッパーに入れて冷凍庫へ保管をしてください。
カリンはビタミンが豊富です。生食はできませんが、カリン酒がおすすめです。
自宅の庭に植えて育てることもできます。自分で育てたカリンを収穫して果実酒にしてみませんか。
GreenSnap編集部