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大根といえば、日本で古くから親しまれている身近な緑黄色野菜ですね。煮物や漬物、お味噌汁、サラダなどさまざまな料理で活躍します。日本の市場に流通している大根は「青首大根」という種類が主ですが、大根にはたくさんの種類があり、種類によって食べ方などもさまざまです。
今回は大根の特徴や種類などについて紹介していきます。
大根はアブラナ科ダイコン属に分類される1年草で、春の七草である「すずしろ」としても知られています。大根はスーパーなどでは1年を通して見かけますが、旬の時期は主に11月~2月頃です。
品種改良が進み、種類によって収穫時期が異なるので1年中収穫されています。春~夏の時期に収穫する大根は辛みがあり、秋~冬の時期はみずみずしさがあります。大根は全国的に栽培されていますが、主産地は千葉県や北海道などが有名です。
大根は日本料理に使われるイメージですが、種類によってはイタリアンやフレンチなどにも使用されます。大根の根には辛み成分である「イソチオシアネート」が含まれ、抗菌作用やガンの抑制効果などが期待できます。葉の部分は「β-カロテン」などを含み、皮膚や粘膜などの健康を保つ働きがあります。
ダイコンは日本書記にも記載されているほど古くから食べられていた野菜で、日本では地域ごとに100以上の種類があります。種類によって、大きさや形、そして味などが異なり、スーパーでよく見かけるものから、産地に行かないと食べられないような珍しいものまで様々です。
大根の中でも代表的な種類で、全国で栽培されています。首の部分が薄い緑色になっていることが特徴で、この部分に葉緑体ができるため緑色に変化します。みずみずしく甘みがあるので、煮物やみそ汁だけでなくサラダにも最適です。
青首大根は4つの種類を交配して作られ、育ちが早く耐病性があります。
鹿児島県の桜島で栽培されている伝統野菜で、カブのように丸い形をしているのが特徴です。火山灰などが豊富に含まれた土で育てるので大きく育ち、その大きさからギネスにも認定されています。
全体の重さは平均して約10kgですが、大きいものは約20kg~30kgにもなります。桜島大根は柔らかくて甘みがあり、切り干し大根や漬け物などで食べられます。
葉と身の間の首の部分が細くて、お尻に向かうにつれて太くなる「中ぶくれ」の形が特徴で、大きいものでは長さが60cm、重さが8kgにもなります。煮崩れしにくいため、煮物やおでんに適しています。辛みが強いため生食はあまりされません。
親田辛味大根は江戸時代中期から栽培されている記録が残っていて、すりおろして蕎麦の薬味などに使用されます。
内側まで紅色の紅くるりは、愛知県にある松永種苗が開発した種類の大根です。見た目は小ぶりでずんぐりしているのが特徴で、みずみずしく爽やかです。見かけによらず、全体の重さは約800g~1,200gあります。
赤い色素はアントシアニンというポリフェノールが豊富に含まれているためで、抗酸化作用があります。漬け物やサラダなどで色も楽しみながら食べられることが多いです。
今回は8種類の大根を紹介しましたが、大根の種類はまだまだ沢山あります。種類によって特徴もさまざまなので、実際に食べてみることで種類や品種も覚えられることでしょう。
大根の種類を知っておくと料理でも役立つはずなので、さまざまな大根の種類を覚えてみましょう!
GreenSnap編集部