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luna
🪴草花たち  その92    ハナトラノオ(花虎の尾) やっと出会えたハナトラノオ だけど… 何故かお花がみんなそっち向き そっちからは足の踏み場がなくて 撮れないんですけどーーー(๑•ૅㅁ•๑)💧 そんなことはお構いなし。 こっちを向いて咲きたければこっち そっちを向いて咲きたければそっち。 🔖にゃんママさん主催      🏷ちっちゃいものクラブ 🔖yukoさん主催      🏷ピンクワールドへようこそ     良い一日をお過ごしください🍀   ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名    シソ科 カクトラノオ属(フィソステギア属) 🔸学名   Physostegia virginiana 🔸英名   Obedient plant   False dragonhead 🔸別名   カクトラノオ 🔸由来    ❇︎「カクトラノオ」は、花穂を虎の尾に見立て、   茎の断面が四角いことから。 🔸原産地   北アメリカ東部 🔸花期   7月~10月 🔸花色   ピンク  白 🔸特徴   多年草。   日本へは大正時代に渡来し、性質が強く、よく   増えるため、急速に普及し、現在ではポピュラー   な宿根草の一つ。地下茎を伸ばして広がり、   ほとんど放任栽培でよい。   フィソステギア属には15種ほどがあり、濃桃色   のものから白花まで、草丈や開花期にも幅がある。   が、多く栽培されるのは、ほとんど本種   (Physostegia virginiana)である。   カクトラノオとも呼ばれるように、花穂は細長い     四角錐で、花は四方に向かって規則正しく並んで   咲く。               ガォー🐅   
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luna
🪴草花たち  その91     イタドリ(虎杖) イタドリが咲いていました。 初めて見ました。 もう、お花は終わりかけかな?という雰囲気ですが、 それでも、綺麗で、感激( ´ ▽ ` )💓 🔖にゃんママさん主催    🏷ちっちゃいものクラブ           に参加します♡         ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   タデ科 ソバカズラ属 🔸学名   Fallopia japonica var. japonica 🔸英名   Japanese knotweed 🔸別名   スカンポ(酸模)   次に地方名色々…   イタンポ  ドングイ  スッポン     ゴンパチ  エッタン  ダンチ     タンジ   スイバサイタナ 🔸由来  ❇︎「イタドリ」   若葉を揉んでつけると血が止まり痛みが和ぎ傷薬   として役立つことから、「痛み取り」が転訛した   説が通説。  ❇︎「虎杖」   イタドリの漢字表記。軽くて丈夫なイタドリの   茎が杖に使われ、茎の虎斑模様から「虎杖   (こじょう)」とよばれたことによる。  ❇︎「スカンポ」   折り取るとポコンと音がし、食べるとスッパイ   ことが由来。 🔸原産地   台湾、朝鮮半島、中国 🔸分布   北海道から奄美諸島までの日本全土。 🔸花期   7月〜10月 🔸花色   白 🔸特徴   多年草。雌雄異株。   日当たりのよい荒地や斜面に生える。   根茎は発達し、横にはって広がる。   茎は下部で直立し、上部は斜上して多く分技し   高さ20〜150cm、時に3mを超え基部では径2.5   cmに達する。   葉は有柄、広卵状楕円形〜広卵形、先は尾状の   鋭尖形、基部は切形まれに浅心形、長さ6〜15cm、   幅5〜12cm、両面無毛か表面脈状に細突起がある。   托葉鞘は膜質、早く落ちやすい。   偽総状花序は茎頂および葉腋から出た花序軸に   多数開出してつき、全体として円錐状の花序を   つくる。花序軸には細毛がある。   花柄は花時3〜4.5mm、基部から1/3ほどの場所に   関節があり、果時には伸びて6mmに達する。   萼は白色または乳白色でときに赤みをおび、長さ   1.5〜3mm。5裂する。花の色が赤みを帯びたもの   は、ベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼ばれ、   本種の亜種として扱われる。   雄花では萼は深裂して裂片は開出し、雄しべは   8個、萼より長く、雌しべはふつう発達しないが、   一部の花では発達して両性花となる。柱頭は3個、   先端が房状に細裂する。   雌花では萼は中裂して裂片はあまり開かず、果時に   大きくなり、外側の3裂片は背面に翼を出し、全体   は倒卵形となって先は凹み、長さ5〜10mmとなる。   そう果は3稜形、黒褐色で光沢があり、長さ   約2.5mm。 🔸食用   高知県郷土料理。山菜の一種。   高知県土佐山では、3月下旬~4月下旬にイタドリ   (虎杖) 別名スカンポが多く出回り、土佐山直売所   (BAL土佐山)では、生のいたどりや、あく抜き   後のいたどりが販売される。   自生しているイタドリは、春になるとアスパラ   のように地面からにニョキニョキと伸びてきて、   50cmぐらい伸びたイタドリの上部は、ポキッと   簡単に折れ、やわらかい部分を食す。高知県では   イタドリを食しますが、全国では食べる地域と   食べない地域がある様です。何時ごろから食べら   れているのかは、明確にはわかっていない。 🔸その他   世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000)   選定種の1つでもある。   
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luna
🪴草花たち  その90     オクラ(秋葵) オクラの花色が優しいです。 果実もできていました。 オクラは夏野菜、 そろそろ終わりの季節ですね。 …やっぱり調べたくなってしった  🌀オクラの収穫量ランキング🎶   1位 鹿児島県  4857t   2位 高知県   1882t   3位 沖縄県 1314t 4位 熊本県 776t 5位 福岡県 526t (農林水産省平成30年産野菜生産出荷統計 より) オクラの品種もたくさんありました。 いつもスーパーでしか見ていないので、 こんなにあるとは全く知りませんでした。     ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   アオイ科 トロロアオイ属 🔸学名   Abelmoschus esculentus 🔸英名   Okra 🔸別名   アメリカネリ 🔸由来  ❇︎「オクラ」   語源はアフリカのガーナで話されるトウィ語の    “nkrama” に由来。  ❇︎「アメリカネリ」   「ネリ」と呼んでいたトロロアオイの近縁種で   あったため「アメリカネリ」と名付けられた。 🔸原産地   アフリカ北東部 🔸花期   7月~9月 🔸花色   淡黄色に中央部分が濃い紫 🔸特徴   原産地では多年草だが、10℃以下の環境では生育   できないため日本では冬越しが厳しく、一年草扱い。   世界各地共通でオクラ「okra」と呼ばれている   野菜である。   日本には幕末から明治初期に渡来し、一般に広く   栽培されるようになったのは、昭和30年代以降。   短期間で50cm〜2mほどに生長し15 〜30 cm   の大きさの掌状の葉をつける。   花色は中心部が濃い紫色で外側は淡黄色で、その   コントラストが野菜の花とは思えないほど美しい。   アオイ科の植物ということもあり、同じ科の   ハイビスカスやムクゲ、フヨウに似ている。一日花。   開花後、上方に向かって莢(さや)が出てくる。   緑色もしくは赤い果皮で長さ5 〜30 cm。   先の尖った形の五稜の果実で、表面に短毛が生え   ており、細くて鋭いトゲを有する。熟すと木質化   するが、寒さに弱く霜が降りる気候では結実しない。 🔸品種  ⑴オクラ   日本で多く出回っているのはこの「五角種」。   くっきりと5本の筋(稜角)が入り、カットした時   に断面が五角形になるのが特徴。品種はアーリー   ファイブ、ベターファイブ、ブルースカイなど。  ⑵赤オクラ   紅オクラとも呼び、さやの表面が紅色~赤紫色   をしている。大きさや風味は一般的なオクラと   ほぼ同じで、形はさやが角ばった「五角種」が   多いが、さやが丸いものもある。赤色のまま   食卓に出したい場合は生食か、電子レンジで短時   間加熱する工夫が必要。品種はベニー、ジュエル、   島の恋(丸いさや)など。  ⑶白オクラ   さやが白っぽい淡緑色をしている。生食に適して   いることから「サラダオクラ」とも呼ばれ、実が   やわらかくアクが少ないのが特徴。形状としては     丸オクラが多い。山口県で生産量が多く、長門市   三隅地域が主産地。ここでは半世紀以上前から   栽培が行われ、質のよい白オクラが伝統野菜とし   て受け継がれている。また、山口市で作られてい   た品種を選抜して育成された「楊貴妃(ようきひ)」   という品種もある。  ⑷丸オクラ   さやが丸い形で、カットした断面が円形になる。   一般的にオクラは大きくなると筋張ってかたく   なるが、丸オクラはそうした影響が出にくいのが   特徴。   代表的なものに沖縄県の伝統野菜「島オクラ」   がある。また島オクラと同じ系統と推察されて   いる「八丈オクラ」は、八丈島で古くから栽培   されている。いずれも土地に根付いた固定種。   一方、F1種(一代交配種)にも様々な品種があり、   みどり丸ノ助や、エメラルドがある。  ⑸ミニオクラ   大きくなる前に収穫したオクラの幼果のこと。   長さが2~4cm、直径は1cmほどと小さく、   かわいらしい外観。若いうちに収穫するため、   やわらかくて食べやすいのが特徴。火を通しても   よいですが、生のまま食べるのにも向く。   ただし、ミニオクラは業務用として使われること   が多く、一般的にはあまり流通していない。  
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🪴草花たち  その87     ミズヒキ(水引) ちっちゃーい ほそぉーい  ながぁーい  かわいいー (*´︶`*)🎶 非常に難しかった写真撮り。 何度とっても、こんなデキ…         ( ̄ー ̄)💦 📍「あるかなきか 茂みのなかに かくれつつ     水引草(みづひきぐさ)は 紅(べに)の花もつ」   (藪陰などにひっそり咲いているが、見つけた時の   紅い小花の印象はなかなか鮮烈)     九条武子(1887~1928)遺稿歌集『白孔雀』 🔖にゃんママさん主催     🏷ちっちゃいものクラブ             に参加します♡ 皆さま、楽しい一日をお過ごしください🍀     ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   タデ科 イヌタデ属 🔸学名   Persicaria filiformis 🔸英名   Jumpseed 🔸別名   ミズヒキソウ(水引草) 🔸由来   この花を付けた花穂の形を赤い水引に、また花   の上が赤く下が白いため紅白の水引に見たてた   とも言われている。 🔸原産地   日本  朝鮮  中国      東南アジア  インド東部 🔸分布   国内は北海道〜琉球 🔸花期   8月〜10月 🔸花色   赤  白(ギンミズヒキ ) 🔸特徴   多年草。   山地や低地の林縁や林下に多い。   わび、さびの世界に通じるのか、茶室の脇などに   植えられることもある。   茎は直立して疎らに枝を分け、中は詰まっていて   伏毛がある。高さは40〜80cmになる。   葉は茎全体につくか、小さい個体では茎の上部に   集まる。楕円形〜広楕円形で先は鋭形、基部は   広いくさび形。長さ5〜15cm、幅4〜9cm。   両面に毛があり、表面の中央にはときにタデ科   特有の帯紫色の斑が見られる。   葉柄は短く、上部の葉はほとんど無柄、托葉鞘   は膜質、褐色で、表面と縁に毛がある。   細く真っ直ぐに伸びた総状花序に、米粒大の小花   (実は萼)を疎らに付ける。花弁はなく、萼が   4裂し、裂片は卵形で上側のものは赤色、下側の   ものは色が淡い。萼片の全てが白い品種はギン   ミズヒキという。   雄しべは5個。そう果はレンズ状の卵形、鈎状   になった花柱以外は萼に包まれ、長さ約2.5mm、   褐色で光沢がある。そう果の先はかぎ状に曲がっ   た花柱が残り、動物などに付着して運んでもらう。   
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🪴草花たち  その86     イノコヅチ(猪の子槌) 白い小さな花が咲くようです。 →(実は緑色でした) 何処かで見たような… 雑草と言われる植物なのでしょうか。 もう一度行った時には、綺麗に取り除かれていました。 蜂や蝶々はこんな小さなお花が好きなようで… ♪( ´▽`) イノコヅチと教えて頂きました💓 イノコヅチには ヒカゲイノコヅチとヒナタイノゴヅチがあることがわかりましたが、これは、 生えていた場所が日当たりが良かったことと、 花が密集していることから ヒナタイノゴヅチではないかと思いました。    ☀️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍁✨・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ヒユ科 イノコヅチ属 🔸学名   Achyranthes bidentata var. tomentosa 🔸英名   Japanese chaff flower 🔸別名   和牛膝(中国名) 🔸由来  ❇︎「イノコヅチ」 茎の節のふくらんだところを猪の膝頭に見立てた。  ❇︎属名の Achyranthes   「achyron(籾殻)+anthos(花)」に由来。   花の様子が籾殻のようであることを意味する。  ❇︎種小名の bidentata   「二歯の」という意味り衣服などにくっつくため   の2本の棘状の小苞を指す。 🔸原産地   日本 🔸分布   本州から沖縄 🔸花期   8月〜9月 🔸花色   緑 🔸特徴   日本固有種。   日当たりのよい道ばたや荒地、林の中に自生する   多年草。路傍の雑草として知られる。   茎は分枝し高さ40〜90cm、4稜形で節はやや   膨らみ時にやや紅紫色を帯びる。   葉は細長い楕円形で、向かい合って生える対生。   やや厚く光沢はなく、葉身は長さ5〜12cm、   両面ともに有毛、しばしばふちは波状に縮れる。   葉のつけ根に長さ10センチから20センチくら   いの穂状花序を出し、緑色の小さな花をやや疎ら   につける。 花被片は5枚で先は尖る。 仮雄しべが   あるが、あまり目立たない。   花の後にできる実は、長い楕円形の胞果(薄皮の   ような果皮の中に種子が1個入っているもの)で   ある。 実には棘状の小苞があり、人間や動物に   くっついて運ばれる。 🔸品種   ①マルバイノコヅチ   ②ヤナギイノコヅチ   ③ハチジョウイノコヅチ 🔸薬用  ❇︎生薬名   ①牛膝(ゴシツ)  ❇︎薬用部位   ①根    ②全草  ❇︎成分   ①ステロイド(inokosterone) ②サポニン   ❇︎薬効と用途 ①根    通経、鎮痛、利尿作用があり、月経不順、産後    出血、腰痛や関節痛、リウマチ、神経痛、打撲、    小便難渋などに用いる。    漢方処方では、折衝飲、芎帰調血飲、牛膝散    などに配合される。   ②全草    外陰部の炎症には乾燥した全草の煎液で患部    を洗う。 (熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース参照)
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🪴草花たち その81     ツユクサ(露草) どこまでも青い青 ツユクサに出会えました。 何十年振りに… ♪( ´ ▽ ` ) 露草は万葉集では月草と呼ばれて9首詠まれているとか。 当時は染料として使われていましたが、色落ちし易いことから「心変わり」に繋がっているそうです。 因みに、露草の染めの色は縹色。           綺麗な色です(≧▽≦)     📍「月草に 衣ぞ染むる 君がため       斑の衣 摺らむと思ひて」 (あなたのために斑(まだら)に染めた美しい衣にしようと思って、月草で染めてみたのです。) 📍「朝露に 咲きすさびたる 月草の  日くたつなへに 消ぬべく思ほゆ」 (朝露をうけて咲いていた月草が、日が暮れるにつれてしぼんでゆくように、あなたを待っている私の心も消え入りそうになります。)             万葉集 詠み人知らず 皆さま良い週末をお過ごしください🍀 🔖にゃんママさん主催      🏷ちっちゃいものクラブ 🔖 🏷美しく青きドヨウ            に参加します♡     ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ツユクサ科 ツユクサ属 🔸学名   Commelina communis 🔸英名   day flower   Asiatic dayflower 🔸別名 オウセキソウ(鴨跖草)   アオバナ(青花)   ホタルグサ(蛍草)   ツキクサ(月草)   ボウシバナ(帽子花) 🔸由来 ❇︎「ツユクサ」   朝露を浴びながら咲く様子   朝咲いて昼前には萎む朝露の如く儚い様子   露を保つ草だから   朝露が乾かないうちに萎んでしまう一日花だから            …など諸説ある。 ❇︎「ツキクサ」(鴨頭草)   万葉集。   衣服を花の色素で染めていたので染料がつく、 という意味の着草(ツキクサ)からきている。 ❇︎「Commelina communis」 学名はオランダの植物学者のジャン・コムメリン とガスパルト・コムメリンに因む。 🔸原産地   東アジアの温帯 🔸分布   国内は北海道〜琉球 🔸花期   6月~9月 🔸特徴   一年草。   小さな青い花をつけることで古くから親しまれて   いる。路傍などいたるところに生え、茂り始める   と茎を長くのばし、地を這って分枝し茎の節々   から根を出して、高さ20〜50cm程になり、他の   植物を覆うほどに生育旺盛。そのため雑草として   扱われる。   葉は卵状披針形で、長さ5〜8cm、幅1〜2.5cm、   無毛で先がとがる。基部は膜質の鞘になり、上縁に   長い毛がある。葉腋から長さ2〜3cmの花軸が出て、   その先に内折する総苞がある。総苞は広心形で   長さ2〜3cm。先は円いか急にとがり、毛はない   かまたはまばらにある。     総苞の内部に数個の花が集散花序につく。花は1個   ずつ総状花序外に出て開き、萼片は3個、白色で   長さ3〜4mm。上方の1個は披針形、側方の2個は   卵形。   花弁は3個、下方の1個は白く、披針形で長さ   4〜5mm、上側方の2個は青色で卵円形、大きく   て目立ち、長さ10〜13mm、基部に爪がある。   花は早朝から開花し午後にはしぼむ性質がある   一日花。   雄蕊は6本ありそのうちの2本が雌蕊とともに前に   長く突き出している。中心部にある雄しべの黄色   が青色を背景に引き立つ。   さく果は長楕円形で、初めは白色であるがのちに   褐色になり、2片に割れて4個の種子がある。種子は   半楕円形で長さ7〜8mm、黒褐色で表面に凹凸が   ある。 🔸品種  ⑴シロバナツユクサ   ツユクサの変種で、純白の花を咲かせる。自生は   稀だが、一度白く変異するとその性質は種にも   受け継がれるため、毎年同じ場所で見ることが   できる。  ⑵斑入りツユクサ   通称「ギンスジツユクサ」。葉っぱの葉脈に沿っ   て白い斑が入り、見た目はツユクサ科の観葉植物   トラディスカンティアとよく似ている。  ⑶メガネツユクサ  「フクリンツユクサ」とも呼ばれる。草丈30~   50cmほどに生長する園芸品種で、花はツユクサ   より1回り大きく、青い花に白の縁どりが入る。  ⑷ケツユクサ   花の付け根にある苞の外側に長く白い毛が生えて   いる。苞だけでなく葉裏にも細毛が生えたものは、  「オニツユクサ」「ヒメオニツユクサ」という。  ⑸ウスイロツユクサ   ツユクサの中でも、特に花色の薄い品種。淡水色   ~淡紫色の花を咲かせ、中にはほとんど白に近い   ものもある。  ⑹オオボウシバナ   通称「青花(アオバナ)」とも呼ばれるツユクサ   の栽培変種。草丈1m、花の直径4~5cmほど   の大型で、かつては友禅染めの染料に利用されて   いた。 🔸用途  ⑴薬効   湿疹、あせも、解熱、解毒、下痢止め、利尿、   脳血栓予防など。   全草を乾燥させたものは、「鴨跖草(おうせき   そう)」という生薬。  ⑵食用   花が咲く前の葉茎は、おひたしや味噌和え、野菜   炒め、天ぷらにして食用可。   近年は、糖質の吸収を阻害する効果が注目され、   ダイエット食品にも配合されるようになった。
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🪴草花たち その80     オジギソウ(含羞草) 陽射しを浴びてキラキラ🌟 まんまるに細い蕊が放射状に広がり、 その可愛らしさに 思わず顔が綻んでしまいます♪( ´▽`) 皆さまステキな金曜日をお過ごしください🍀 🔖yuyuさん主催     🏷金曜日の蕾たち 🔖yukoさん主催     🏷ピンクワールドへようこそ 🔖 🏷金曜キラキラ          に参加します♡    ☀️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   マメ科 オジギソウ属 🔸学名   Mimosa pudica 🔸英名   sensitive plant   sleepy plant   shy bashful   shrinking 🔸別名   ネムリグサ(眠り草)  ミモザ 🔸由来 ❇︎「オジギソウ」   接触や振動などの刺激を受けると、葉を閉じて   垂れ下がる動作が、お辞儀をするようであること   に由来。 ❇︎「含羞草」(オジギソウ)   この漢字表記は、閉葉運動が恥ずかしがっている   動作に見えたことから。 ❇︎「眠り草」(ネムリグサ)   夜に葉を閉じることから。 🔸原産地   南アメリカ 🔸分布   世界中に帰化。   日本では沖縄で帰化植物。 🔸花期   7月~10月 🔸花色   桃色 🔸特徴   高さ30~50cmになる多年草だが、寒さに弱い   ため日本では一年草扱い。   江戸時代(天保12年 1841年)にオランダ船により   観賞用として渡来した。   全草が薬用。   茎はよく分技して、褐色の毛と鋭いとげがある。   葉は互生する2回偶数羽状複葉で、1~2対のほぼ   対生する長さ3~8cmの羽片がつく。それぞれの   羽片には長さ6~15mm、幅1.5~3mmほどで   狭楕円形~線状披針形の小葉が10~20対ついて   いる。   葉は手でふれたり、暗くなると閉じてたれ下がる   (閉葉運動)。   径1cmほどの頭状花序を出し、ピンク色の花が   つき、長く伸びた雄しべがブラシ状になる。   果実は長さ1~2cm、幅0.5cmの扁平で節のある   豆果で、縁に剛毛と刺がある。熟すと節ごとに   切り離されて落ちる。 🔸オジギソウの閉葉運動について ⑴オジギソウがお辞儀する仕組み 接触、振動により、葉と茎の付け根の折れ曲がって いる部分の主葉枕(しゅようちん)に電気信号が 送られる。 主葉枕の細胞には細胞の骨格を作る「アクチン」 という網目状のタンパク質の束があり、これに よって細胞内の水分がガチっとホールドされている。 しかし、電気信号が主葉枕に伝わると細胞内のタン パク質の構造に変化が起こり、水分をホールドして いるアクチンがバラバラになってしまい、流れ出 た水分は主葉枕の上部に集まる。 当然、水が集まった主葉枕の上部は体積が膨れ、 重くなる。主葉枕は普通の植物と異なり表面が 柔らかく、人間の関節のように運動性の高い特徴 的な構造をしており、これにより主葉枕は下を 向き、主葉枕のある茎の付け根から先の葉っぱも 一緒に下を向いてしまう。これがオジギソウの 「おじぎ」のメカニズム。 この動きは、触られた時以外に、強い光や熱に 当たった時にも起きる。 一度、閉じた葉は暫くすると、ゆっくり元に戻っ ていく。これは、抜けた水分がまた元の細胞に戻り、 膨らみぴんとするため。 この仕組みはまだ完全には解明されておらず、今も 研究が進められている。 ⑵オジギソウがお辞儀する理由 おじぎは生き延びるために生み出した自己防衛手段 だと考えられている。 おじぎをすることで鳥などの外敵から身を守り、 また激しい風雨も当たりにくくなることでダメージ を避けられる。光合成の際も光が強すぎるとうまく 光合成ができないため、お辞儀によってうまく光の 量を調整することができる。 (マイナビ進学編集部 参照) 🔸薬用について。 生薬名 : 含羞草(ガンシュウソウ) 中国では清熱、利尿、鎮咳去痰、鎮静、鎮痛薬とし て、カゼ、小児の高熱、気管支炎、精神不安、ヒス テリーなどに用いられる。  (熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース 参照)
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🪴草花たち  その79      クズ(葛) クズの花に出会えました。 葛は秋の七草の一つ。 「秋の七草」は万葉集に収められている山上憶良の2首の歌が始まりだとか…。 「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」 「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」 🌀葛と言ったら、奈良県を思い浮かべますが、生産量第一位は鹿児島県でした。   ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   マメ科・クズ属 🔸学名   Pueraria lobata 🔸英名   kudzu   kudzu vine   Japanese arrowroot 🔸別名   ウマノボタモチ   ウマノオコワ   フシゲクズ 🔸由来   ⑴今の奈良県である大和国吉野川上流の国栖(くず)    が葛粉の原産地であることが由来。 ⑵国栖の人がこの植物を売り歩いたことによる。   ⑶ 学名のPuerariaは、19世紀のスイスの植物学者    マルコ・プエラリに由来。   ⑷ ウマノボタモチ、ウマノオコワはクズ(葛)の葉    を馬が好んで食べることから。 🔸原産地   日本  中国  朝鮮半島   フィリピン  インドネシア  ニューギニア 🔸分布   日本(北海道~九州:奄美まで) 🔸花期   8月~9月 🔸花色   紫  白  朱鷺色  青紫 🔸特徴   荒れ地や道端などで見られる蔓性多年草。   地下に多量のでんぷんを蓄え、長さ1.5m、   径20cmにも達する塊根をもつ。   茎は長さ10mになり、褐色の長い剛毛と白い毛が   はえ、基部は木質化する。   葉は互生する3出複葉で、小葉の表面には褐色の毛   がはえ、裏面には白色の毛が密にはえる。   小葉は頂小葉が長さ、幅とも10~15cmになり、   しばしば3裂し、側小葉はしばしば2裂する。   長い葉柄をもつ。   葉腋に長さ20cmの偽総状花序を出し、紅紫色   の蝶形花を多数咲かせる。   果実は長さ6~8cm、幅0.8~1cmの扁平な豆果で、   褐色の長い剛毛が密にはえている。 🔸品種   クズ(葛)は一般的な紫花の他に、次の花色を   咲かせる品種がある。 ⑴シロバナクズ 白い花を咲かせる ⑵トキイロクズ(朱鷺色葛) 薄い白色が入り桃色の花を咲かせる。 ⑶タイワンクズ 青紫色の花を咲かせる。 沖縄に自生。 🔸用途 ⑴ハーブティー 花を摘んで乾燥させたものが葛花茶。 日本、中国、韓国などで飲まれる。 ⑵漢方 ❇︎「葛根湯」 葛根に桂皮や甘草、生姜などを加え、かぜや    発熱、頭痛、肩こりなど幅広い症状に効く    万能薬。   ❇︎「葛花」(かっか)    葛の花は二日酔いの予防や改善に用いられる。   ⑶ 繊維 葛のつるは古くから繊維として布を編む(葛布)のに 使われたり、かごの材料で藤行李(ふじごうり) になった。   ⑷ 砂漠緑化、土壌流出を防ぐための植物。   ⑸ 染色材 葉を摘みお湯で煮出すときれいなグリーン色に 染まる。   ⑹くず粉    根を乾燥させると食用になり、夏によく食べら    れる葛キリや、葛もち等になる。冬は体を温め    る葛湯として飲まれる。 🔸その他   繁殖力が強く、他の植物に覆いかぶさって繁茂し、   世界の侵略的外来種ワースト100。   北アメリカを中心に帰化しており、特に南西部で   繁茂が広がり、  「南部を飲み込んだ蔓(Vine that ate the South)」   の異称で呼ばれる。
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🪴草花たち  その78     サルビア・スプレンデンス サルビアが綺麗でした。 「雨は秋 サルビヤ百日 草赤し 」                 高田風人子 「サルビアの 枯れし夜空を 花火飛ぶ 」                 岸本尚毅 🔖カタカゴさん主催    🏷真っ赤な火曜日       に参加します♡    ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   シソ科 アキギリ属(サルビア属) 🔸学名   Salvia splendens 🔸英名   scarlet sage   blood Sage   red Sage 🔸別名   和名 : ヒゴロモソウ(緋衣草) 🔸原産地   ブラジル南東部 🔸分布   熱帯から亜熱帯に 🔸花期    6月~11月 🔸花色   赤  ピンク  オレンジ  白  紫  緑   青  複色等 🔸特徴   本来は低木状に育つ多年草だが、耐寒性が低い   ため日本では春まき一年草として扱う。   サルビア属は900種ほどあるが、最もポピュラー   なのは、この赤い花を咲かせるS・スプレンデンス  (ヒゴロモソウ)で、単に「サルビア」といえば   本種を指すほど。   19世紀初頭にヨーロッパに伝わり改良が進み、   日本には明治時代に渡来し、広く普及している。   濃い鮮やかな赤色の花は印象が強く、秋花壇では   主役にもなり、暑さに強い性質や花期が長く育て   やすい性質から、住宅の花壇の他、公園や街路   など公共の場でもよく用いられている。   花期になると、茎の頂部に花序を出し20㎝程度   の長さになり、2~6個の花が輪散状に密に付く。   花弁は、シソ科の植物に多く見られる唇形花   (筒状になった花の先が上下に分かれ、唇のように   見える花弁の形)で、径1㎝程度の大きさで長い   花筒を持っている。   萼は赤く、開花時は1.6㎝程度、開花後に2㎝程度   まで伸びる。   葉は先の尖った卵形~三角形に近い卵形で、縁に   鋸歯がある。   原種は草丈90㎝程度の低木状になるが、園芸   品種の多くは草丈20~40㎝程度。 🔸市区町村の花  ❇︎秋田県南秋田郡大潟村  ❇︎群馬県桐生市、伊勢崎市、太田市、藤岡市、   邑楽郡大泉町  ❇︎埼玉県児玉郡上里町、北葛飾郡栗橋町  ❇︎千葉県富里市  ❇︎東京都町田市  ❇︎神奈川県横浜市鶴見区  ❇︎新潟県燕市  ❇︎岐阜県岐阜市、加茂郡坂祝町  ❇︎愛知県安城市  ❇︎三重県四日市市  ❇︎滋賀県近江八幡市  ❇︎兵庫県神戸市長田区、三木市、加西市、   神崎郡福崎町  ❇︎山口県宇部市、防府市、下松市、柳井市、周南市  ❇︎福岡県筑紫野市  ❇︎大分県臼杵市 …サルビアは皆んなに親しまれているお花なのですね💓
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🪴草花たち  その76     シュウカイドウ(秋海棠) 淡い優しい赤のお花が咲いていました。 シュウカイドウです。 どことなく、ベコニアに似ていると思っていたら、 ベコニアの一種でした…(^O^) 雄花と雌花があり、 花茎が伸びた先に雄花が咲き、 分岐した先に雄花が咲き、 を繰り返して、 最後に雌花が咲くのだそうです。 この写真だと、丸いお花ばかりのようで 雄花みたいですよね…💧 俳句にもたくさん詠まれていました。 誰からも慕われてきたお花なのだと感じます  (*´ー`*)💓 「紅に 秋海棠の 雫かな 」                  正岡子規 「花のなき 秋海棠は 唯青し」                  高浜虚子 「秋つひに 秋海棠も 咲かざりき」                  北原白秋 「声あげて 滝の伸びゆく 秋海棠」                  角川春樹      🌧 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   シュウカイドウ科 シュウカイドウ属(ベゴニア属) 🔸学名   Begonia grandis 🔸英名   hardy begonia 🔸別名   ヨウラクソウ(瓔珞草)   相思草  断腸花  八月春 🔸由来   バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせ   ていることに因む。   中国名「秋海棠」の音読み 🔸原産地   中国 🔸分布   中国大陸(山東省以南)   マレー半島 🔸花期   7月下旬~10月中旬 🔸花色   白  ピンク 🔸結実   秋 🔸特徴   球根植物。多年草。   江戸時代(1640年頃)に中国から渡来。   日本の各地で半野生化している帰化植物。   湿り気のある半日陰でよく繁茂する。   全体多肉質でみずみずしい。   茎はしばしば赤味を帯び、よく分岐して直立し、   高さは80cmほどになる。   葉は偏心形でやや肉質の毛がまばらにあり、縁には   鋸歯があり、長い柄で互生する。   茎の頂に分岐した花序を出し、淡紅色の雌雄別の   花を多数つける。   地下に茎基部が肥大した球根をつくる。   初秋に開花したあと、地上部が枯れ、地下に養分   が送られて球根が肥大し、地中で冬を乗り越える。   耐寒性は強く、日本の戸外で楽々と冬越しできる   数少ないベゴニア。   秋になると葉腋にムカゴができ、あたりに自然に   落下して繁殖する。   葉裏が赤いタイプや白花を咲かせるタイプもある。
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🪴草花たち  その75    ヤブミョウガ(藪茗荷) 木々の木陰になる場所で出会いました。 ほぼ花は終わっていて、 白い実ができかけていたり、 藍紫色に色付いていたり、 その実の色やつき方が渋くて江戸の粋って感じです  ( ´ ▽ ` )ノ💓 🔖にゃんママさん主催      🏷ちっちゃいものクラブ 🔖 🏷美しく青きドヨウ に参加します♡     🌧 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ツユクサ科 ヤブミョウガ属 🔸学名   Pollia japonica 🔸英名   Pollia 🔸別名   ミョウガソウ(茗荷草 )   ササリンドウ(笹竜胆)   ヤブショウガ : 地方名   竹葉花 ・竹葉蓮 ・地藕 ・杜衡・杜蘅・土杏 : 漢名 🔸由来  「ヤブミョウガ」   藪地などの暗いところを好み、   葉の色形がミョウガに似ていることに因む。 🔸原産地・分布   東アジア(中国、朝鮮半島、台湾、日本)     日本では関東地方以西の暖地の林縁などに自生   (湿気の多い土地を好む) 🔸花期   8月〜9月 🔸結実   10月ごろ   (花が終わった順に結実していく) 🔸特徴   多年草。   薄暗い林や藪に生える。   茎は直立して花序を合わせて高さ50〜100cm、   地下に細長い走出枝をだす。   葉は狭長楕円形、長さ15〜30cm、幅2.5〜7cm、   両端はとがり、葉の表面はざらつき、裏面には   細かい毛がはえる。   茎の上部に長い楕円形の葉を互生に6~7枚つける。   葉のつけ根の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような   形になった葉のつけ根)となる。   花序は頂生し円錐状に数段に分かれて集散花序   がつき、反曲する短毛がある。   花は白色、萼片は3枚で円形、長さ5mmくらい。   花弁は3枚、萼片より少し大きく倒卵円形、1日で   しぼむ、一日花。1株の中に雄花と雌花があり、   雄花では雌しべは小さく、雌花では雌蕊は大きく、   花柱が長くつき出し、雄しべは短い。雄蕊野数は   6個。   果実は球形で直径約5mm、藍紫色に熟し乾いても   裂開しない。液果。 🔸用途   地下茎は漢方薬「杜若(とじゃく)」となり、   頭痛に効く。   なお、「杜若」という漢字は一般的にカキツバタ   に使われるが、古代の中国では本種を示した。   また、中国では、全草薬用。  
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🪴草花たち  その74 ヒガンバナ(彼岸花)③ こちらもヒガンバナでしょうか。 ピンク系の色です。 こうなると「リコリス」と呼びたくなって来ます  (*^^*) 古くから親しまれて来たヒガンバナ、 俳句にも多く詠まれていました。 「あち向いて どの子も帰る 曼珠沙華 」                 中村汀女 「かたかたは 花そば白し 曼珠沙花 」                 正岡子規 「今年も豊年の 花曼珠沙華 」                 右城暮石 「駈けり来し 大烏蝶 曼珠沙華」                 高浜虚子 「狐啼け 曼珠沙華 光おとろへぬ」                 北原白秋 皆さま、良い午後をお過ごしください☕️      ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 渡来してきた事を調べてみようと思ったら、嬉しいことに既に纏まったものが見つかり、それを更にまとめてみました。              ラッキー٩(^‿^)۶🍀 🔸ヒガンバナの歴史 中国(長江流域)が原産であり、中国から日本に渡来してきた植物とされるが、渡来したことを記した文献資料は存在しない為「史前帰化植物」とされている。 具体的な渡来時期、渡来の仕方には諸説あるが、次の2つの説がある。 ①人為分布説  縄文時代後期から晩期(~弥生時代)に稲作とともに  伝えられた。 ② 自然分布説 球根が海流に載って流れ着いた。 何にせよ、沖縄などの離島、朝鮮半島、台湾では帰化しておらず、中国から直接日本に伝わった可能性が高いと考えられる。 典籍に登場するヒガンバナは次の通り。 ①『万葉集』 「イチシ(壹師)」を詠んだ歌が一首あり、ヒガンバナ を指すという説があるが諸説あり。 ②『続群書類従』 確かなる「ヒガンバナ」が登場する最古の資料。 文安元年(1444)に没した禅宗の高僧心田が遺した 「曼殊沙花を奉じて定林和上に寄す」と始まる詩藁。 ある年の秋、老師に従って西阜に滞在している僧侶 にこの花を添えて送ったもの。 「曼殊沙はインドの原産だが、花々は次々に咲き紅に 茂って光り輝く」「曼殊は世に稀で珍しく、他に類 を見ないあでやかさ」といった内容。 ③『木蛇詩』 心田と同時代の僧侶が著した「人の曼珠沙華を恵ま れしを謝す」と題する詩がある。 曼殊沙華に出会えて感謝するという意味で、室町時代 にヒガンバナは希少な存在ながらも日本に存在して いたことがうかがえる。 ④『節葉集』 明文年間(1469~87)以前に成立したといわれる 国語辞典に曼珠沙華が収録。 ⑤『運歩色葉集』 天文16年(1547)のものとされる。 曼珠沙華が収録されている。 ⑥『山科家礼記』 室町八代将軍・足利義政は茶会を好んだ事で知られ るが、この頃から茶室に花を立てることが盛んに なる。延徳3年(1491)の8月24日に禁裏の御学問所 で 曼珠沙華を立花した事が記されている。 ⑦『本草綱目』や『和漢三才図会』 江戸時代の典籍。 ヒガンバナやその用途がしるされている。 ⑧『日葡辞書  VOCABVLARIO DA LINGOA DE LAPOM』 慶長8年(1603)、日本イエズス会が長崎で刊行。 「Manjuxaqe(曼珠沙華) 秋に咲くある種の赤い花」 としてヒガンバナがとりあげている。 (歴史まとめnet. 参照)
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🪴草花たち  その72     ヒガンバナ(彼岸花) 昨晩からの雨があがって 陽射しが眩しくなりました。 ヒガンバナが群生していて見事でした。 蕊が長くて綺麗です。 今日のお花はヒガンバナ 先ほど撮ってきたばかり このpicを投稿します。     ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 🔸学名   Lycoris radiata 🔸英名   Red spider lily 🔸別名   マンジュシャゲ(曼珠沙華)   リコリス   死人花 捨子花 狐の松明 🔸由来   ❇︎「彼岸花」    お盆を過ぎた9月辺り、「彼岸」の時期に咲く    ため。また、彼岸花の猛毒性に連想される死    =彼岸から。   ❇︎「曼珠沙華」    仏語から名づけられた。天界の花。   ❇︎ 「リコリス」    リコリス属に属していることから園芸上では    こう呼ぶ。 🔸原産地   中国 🔸分布   北海道〜琉球 🔸花期   7月~10月頃 🔸花色   赤  白  黄 🔸特徴   球根植物。多年生草本。   昔、中国から渡来したものが広がったものと考え   られる。   路辺や畔、墓地、堤防などの日当たりの良い場所   に生えていることが多い。   鱗茎は広卵形で外皮は黒い。   1本の真っ直ぐな緑色の茎の先端に、直径約10cm   前後の花を咲かせる。花びらの色は品種改良が   進み種類によって違いがあるが、日本で多くみら   れるのは赤。   ヒガンバナ属はラテン読みのリコリスという名前   で流通していることがある。   彼岸花の花弁は他の花に比べて独特。幅は5mm   程度、長さは4cm程の花びらを6、7枚放射状に   付ける。   茎の長さは30~50cm。成人の膝丈程に伸びる。   葉は花の終わったあと晩秋に束生し、翌年3〜4月   に枯れる。細長い線形、深緑色で光沢があり、   長さ30〜40cm、幅6〜8mm。     現花と葉が同時に着かない事から「葉見ず花見ず」   と言われているのだそう。   一般的に彼岸花で流通しているものは、秋の彼岸   の頃に赤い花が咲く、リコリス・ラディアータと呼ば   れる品種。   白花の彼岸花はリコリス・アルビフローラで、   ショウキラン(ショウキズイセン)という黄花を   咲かせる彼岸花(ヒガンバナ)の交雑種。白花   彼岸花は株により花の色に差があり、黄色みを   帯びたものや赤みを帯びたものがある。   彼岸花の球根にはアルカロイド系の毒が含まれて   おり、誤って摂取すると中毒症状を引き起こす   可能性がある。古人はこれを知っており、モグラ   やネズミなどから稲や野菜などの作物を守るため   に、侵入を防ごうとして彼岸花を畦に植えたと   言い伝えられている。
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🌳木の花(果実)たち  その78      トウネズミモチ(唐鼠黐) 緑色の実ができていました。 ネズミの糞に形が似ているのだとか…🐀 この果実をネズミノコマクラと呼ぶそう。 可愛い呼び名です (*´ᴗ`*)♬ 皆さま、良い一日をお過ごしください🍀 🔖にゃんママさん主催    🏷ちっちゃいものクラブ           に参加します♡    ⛅️ *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   モクセイ科 イボタノキ属 🔸学名   Ligustrum lucidum 🔸英名   Glossy Privet,   Tree Privet 🔸原産地   中国 🔸花期   6月〜7月 🔸結実   10月〜12/月 🔸特徴   常緑性小高木。   暖地に広く植栽されている。   よく分枝し、高さ10m〜15mになる。 葉は対生。葉身は長さ6cm〜12cm、幅3cm〜5cm の卵状楕円形で基部近くがもっとも幅が広い。   縁は全縁で、先はしだいに細くなって長くとがる。   厚い革質で、表面は濃緑色、光沢がある。裏面は   淡緑色。日にかざすと脈が透けて見える。 新枝の先に長さ10cm〜20cmの大形の円錐花序   を出し、白い小さな花を多数つける。花冠は長さ   3mm〜4mmの筒状漏斗形で、なかほどまで4裂   し、裂片は平開する。 雄しべは2個。葯は花筒から突き出る。花柱は   花筒から少し突き出る。 果実は長さ8mm〜10mm、直径5mm〜   6mmの楕円形。 晩秋に黒紫色に熟す。果実は白い粉をかぶる。   種子は黒色で、表面には大きなしわがある。   冬芽の芽鱗は赤褐色で光沢がある。   樹皮は褐灰色。多くの皮目がある。枝には粒状   の皮目がある。 🔸用途   ①女貞子(ジョテイシ)   ②女貞葉(じょていよう)   薬用部位   ①果実,②葉   〈具体的な効能〉   ・コレステロール値を下げる   ・動脈硬化の予防   ・肝臓病の予防   ・胃を丈夫にする作用   ・胃潰瘍の予防   ・眼病や白内障の予防   ・耳鳴りやめまいの予防   ・育毛効果   ・白髪予防   ・滋養強壮       などなど、五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓)   に良いとされている。   現在、ネズミモチ由来のジョテイシは市場で見ら   れず、中国原産の同属のトウネズミモチ(唐鼠黐、   Ligustrum lucidum Aiton)の果実が生薬ジョテ   イシとして流通している。   また、果実酒や、更に、葉っぱにも良い効果が   あるため、果実と葉で「ネズミモチ茶」も作ら   れていた。   
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🪴草花たち  その69    センニチコウ(千日紅) 紅紫色の綺麗なセンニチコウに出会いました。 丸いフォルムが可愛いです ♪( ´▽`) 花言葉が素敵です      「終わりのない友情」 千日紅の俳句 (๑˃̵ᴗ˂̵)و 🖋「蕾かと見れば 千日紅の花」                星野椿 🔖にゃんママさん主催     🏷ちっちゃいものクラブ 🔖yukoさん主催     🏷ピンクワールドへようこそ             へ参加します♡    🌧 *・゜゚・*:.。..。.:*・'🍃✨'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ⌘ メモ ⌘ 🔸科名・属名   ヒユ科 センニチコウ属(ゴンフレナ属) 🔸学名   Gomphrena globosa 🔸英名   Globe amaranth   Gomphrena 🔸別名   ダルマソウ(達磨草) 🔸由来  「Gomphrena」(ゴンフレーナ)   ギリシャ語の 「gromphaena(ケイトウの一種)」   が語源。  「globosa」  「球形の」を意味している。  「センニチコウ」   夏から秋までの長い間、花の色があせなず「千日花   が咲くこと」に因む。  「ダルマソウ」   花の形が達磨に似ていることから。 🔸原産地   北米南部~中南米 🔸花期   5月~11月 🔸花色   白  赤  ピンク  黄  紫 🔸特徴   一年草。   花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に   色づく苞を観賞する花。   暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、   長期間咲き続ける。庭や花壇の植栽に適し、鉢植え   や切り花としても流通。また、フラワーアレンジ   メントにも欠かせない素材。苞の部分はドライフ   ラワーにしても色があせにくい。   茎は長くよく分枝し、草丈15~50cm前後。   葉は対生で5cm〜10cmほどの細長い卵型。   粗毛があり白みを帯びている   茎頂に花径2~3cmほどの紅紫色やピンク、赤、白   の頭状花序をつける。 🔸品種   ゴンフレナ属の植物は、熱帯アメリカを中心と   した熱帯各地に100種以上ある。   主に栽培されているのは次の2種で、更に、近年、   ファイヤーワークスの新品種が生まれ   人気がある。  ⑴センニチコウ(Gomphrena globosa) 従来からの紫、ピンク、白の花を咲かせる。   種まきは、5月ごろが適期。 ⑵キバナセンニチコウ(G.haageana) 黄色や赤の花を咲かせる。   別名センニチソウ。   テキサスからメキシコ原産。   地下に球根をつくり、3℃程度保てば冬越しできる   多年草。 ⑶ファイヤーワークス スパイシーな香りをもち、鮮やかなローズ色の花を   咲かせ、飛び出た黄色い蕊が特徴。   宿根草の性質を持ち、さし芽でふやすことも可能。   小花ながらとても目を引くため、植栽すると見栄え   がする。切り花としての流通。
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