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シン・サトヤマ主義の一覧
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やくし
シン・サトヤマ主義 11 「風致地区」 先に投稿したオニバスの欄で記した「風致地区」という用語。 定義は様々だが、【風致】という言葉自体は、英語でscenic。 直訳すれば “風景の…眺めの美しい、生き生きとした、風光明媚な…”🤔🏞️ 広い意味での心地良さを感じる緑地・環境(設備)であって、単純に[樹木が多い]と言うことでは無いと思う。 話を戻して…遡ること大正時代。 東京府は、首都(都市)計画の策定に際し、当時最新のヨーロッパの基本理念・構想を取り入れ『風致地区』を指定。 明治神宮の杜を皮切りに、多摩御陵、石神井、洗足、善福寺川など… 同様に、水元水郷を含む旧・古利根川の河川敷も『江戸川風致地区』に指定された。 ちなみに風致地区の運営管理は、東京府の認可を受けた、地区の地元有志による『社団法人』が担った。 これをキッカケに、多くの民間人が府の職員や学者などから、概要や知識を学び、緑地の重要性への理解を深めていった。 (個人的には、1940年(昭和15年)に発刊された「牧野日本植物図鑑」も、その一助になったと思っている🤔) この後、7年に及ぶ調査や立案活動を経て、1939年(昭和14年)に「東京緑地計画」が策定。 これは、現在の23区に該当するエリアの外周に、用地買収などで確保した土地で巨大な緑地(グリーンベルト)を作るというものである🌳🌲🪴🌲🌳 奇しくも、当時世界では第二次世界大戦⚔️に突入… 日本にも戦火は迫り、都市計画の方向性は歪み、やがて焦土と化し荒廃した東京🏚️😢 戦後、多くの緑地帯は、農地開放で民有地に戻され、当初確保していた土地の約7割を失い、公園・緑地は大幅に縮小。 加えて、多くの住宅を望む民衆の声に押され、宅地造成も進み… 当初の「東京緑地計画」は、事実上消滅した🥺 だが、新たな管理者(東京都)と、かつて緑地の重要性を学んだ人々の努力によって、土地の風景と歴史を引き継ぐ公園、河川沿いの緑地などが、僅かではあるが、令和の世に残された☘️🌳⛲️ 消えかけた水元のオニバスも残った🪷 壊すのも、人。 守り続けるのも、人。
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やくし
シン・サトヤマ主義⑩ 水辺の風景 かつて江戸幕府が整備した「小合溜井(こあいだめい)」は、昭和初期に「江戸川風致地区」に指定され、水郷の風景が保たれた憩いの地であった。 第二次世界大戦敗戦後、土地の払下げによる農地化や宅地化が進み、自生のオニバス🪷は絶滅したと思われていた。 その小合溜を含む地域に、昭和40年開園した都立水元公園… 昭和56年、園内の旧水産試験場A18号池において、種子で休眠していた自生オニバスが確認された🪷 (後に東京都指定の天然記念物に認定) 現在オニバスの保護池は、普段は施錠され入れないが、開花期(7〜9月)には一般公開されていて、このpicはその時の1枚。 スタッフの方の話では、昨年(2022年)ほどの数ではないが、今年も多くの開花が確認されているとのこと。 確かに9月だというのに、花も蕾も多く、閉鎖花も育っていた🥰 余談だが… オニバスが戦前までは、水元小合溜一帯に多く自生していたという観測記録は見つけられなかった。 が、昭和14年7月9日、水元水郷(小合溜)のオニバスが撮影された写真が残されていた。 そこには、長い根のついた幼株(幼葉)を、首飾りのごとく首からぶら下げて、100万ドルの笑顔の“紳士🕵🏻♂️” 牧野博士、オニバスより目立っちゃってます😅🤣🪷
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やくし
シン・サトヤマ主義リターンズ 【前回の続き】 先のキランソウの周りには、どんな草がいるのかな… (皆さんもpic拡大して探しましょう(笑)) ざっと確認すると、アカツメクサ(ムラサキツメクサ)、シロツメクサ、カタバミ、スギナ、オオバコ、イヌムギ、タチイヌノフグリ、ヘビイチゴ… (あと幾つか不明な草も😅) 長い年月をかけ、東京の街に順応した“街のレギュラー植物”と、居場所を失いつつあるキランソウが、絶妙に混じり合い暮らしているとは😳🤩 ここは、東京都千代田区千代田。 正真正銘の“東京のど真ん中”に、里山が現存していたとは驚きだ。 いや… これこそダイバーシティTOKYOだからこその【シン・サトヤマ】なのだろう🌇🤔 まぁいずれにしても、キランソウに逢わせてくれた“春の妖精”に感謝🧝♀️🌸
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やくし
シン・サトヤマ主義リターンズ 春…<皇居乾通り>。 ここには数種類のサクラがあり、先帝の時代から、期間限定で一般解放している🌸 訪れた日、サクラは既に散り際。 春を惜しんでか、花の残る枝先を引き寄せ、我先にカメラに収めんと群がる人、人、人… 全員の視線が、上へと向かっている📸🌳🌸 そんな中、歩道沿いの草むらに、たった1人しゃがみ込む人影。 歳の頃なら小学生ぐらい… 軽快な足取りと長いブロンドの髪色🧝♀️ その子が、立ち去った場所を確かめると、見慣れた野草に埋もれるように、鮮やかな紫色が… キランソウ。 東京西部の丘陵地や里山では、さほど珍しくもないだろうが、23区内となると、容易く逢える花ではない😳🧐 もう少し、観察してみようかな… 【次回に続く】
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やくし
イヌブナは「犬」じゃない その② ブナもイヌブナも、日本の代表的な樹木だ。 樹皮や葉、冬芽などの特徴に違いはあるが、元々は同じ種に起因する。 太古の昔…中新生中期ごろ、大規模な寒冷期を経て、アジア周辺のブナ科の植物は、それぞれの地域の気候条件などに適応するため、「一本立ち」と「株立」の2系統に分化する。 周辺国では、どちらか1種類だけが育ち進化したのだが、「一本立ち」のブナと、「株立」のイヌブナという<別系統が共存>し、大規模に分布しているレアケースが、日本だ🇯🇵🗾🤩 日本の国土は、同じ標高でも、太平洋側と日本海側で変わる積雪量や、北と南で違う日照時間、気候、地質などの条件が異なるため、単純に『高地はブナ、低山はイヌブナ』という区分けにならず、両方の木が共存する場所も、稀にある。 故に… ブナ、イヌブナの、どちらかの木が空白地を埋め、生き物を育む広大な『ブナ(属)の森』を作り上げているのだ。 イヌブナの名前の由来を「(材料として)役立たない」として、イヌ🐶を用いたと記す解説がある。 (イヌタデやイヌガラシなども) だが先に記したとおり、イヌブナは不要な…消えて良いものではない。 むしろ、ブナとは違う特性でいてくれて、ありがとうと言いたいくらいだ😤 数少ない「イヌは、いな⦅否⦆の意味で、別のもの(another)を表す」との説に、私は大いに賛同する。 また、伝えていきたい🌳🥰
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やくし
イヌブナは「犬」じゃない その① 昨年の春、イヌブナに出会い、心奪われたコト… garden eijiさんの投稿で、思い出した。 (森林総合研究所の敷地なので)自生ではないかもしれないが、若葉が織りなす“緑色のアーケード”は、山の景色に馴染んでいた。 イヌブナの葉脈の数は、ブナのおよそ1.5倍ほどと、より細かいためか、デザイン的にも目を惹く。 春の若葉が、なぜか項垂れるように伸びる様も、白い産毛も、胸キュンポイント満載だ🥰😍🌿 日本のブナ科ブナ属は、ブナとイヌブナの2種… ブナの白く滑らかな木肌に対し、イヌブナの木肌は黒くざらつく。 今回、改めて調べて分かった事もあったので、それは次の投稿にて… To be continue… (昨年4月撮影のpicより)
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やくし
シン・サトヤマ主義 ③ 随分と間が開きまして、申し訳ない🙇♀️ シリーズの最初に投稿したのと、同じモールの植栽だが、こちらは比較的端のエリア。 芝生広場が、奥の方に広がる🏕 派手さは無いが、一昔前の低地の草叢や林縁を思わせる景色が、なんとも心地良い🌿🌳 (写真の)背の高い草2株は、おそらくヒヨドリバナ属のユーパトリウム・プルプレウム🇺🇸ではないだろうか🤔 夏から秋にかけて、いち早く開花し、葉はキレイに輪生、真っ直ぐな紫色の茎。 花期はやや過ぎたが、フワフワした花殻や種子?と、背の高さ(1.6~1.7cm)が、自生のフジバカマを思わせる。 が、コレは横に広がらず 立ち姿が美しいので、庭園植物としては まさに理想形なんだろう🧐 左奥に見える、小さな薄いピンク色の花が、おそらくコバノフジバカマ(ニセフジバカマ)と言う栽培種。 花色が美しく、香りも強い。 丈夫で、サイズはコンパクトで、乾燥や寒さにも強い。 今、市場に出回っている『フジバカマ』と名のつく花の多くは、ヒヨドリバナ属の交雑種(サワフジバカマやミツバヒヨドリ)や、近年中国から輸入されている“変異種フジバカマ”などなど… 寂しいが、本来の自生種ではないと考えて良いと思う😔 しかし… この人為的に作られた“多摩の風景”を保つには、自生種ではなく、むしろコレ(園芸用)でないと難しいと思う。 コンクリートに囲まれ、気温が高くなりやすい街の過酷な環境下で、無事育つ植物は限られる。 <自然-nature->に拘りすぎて、土地に合わない草を植え、枯らしてしまうのは、人のエゴ以外の 何物でもない🥺 山のない場所に、新たなるサトヤマ… 定着して欲しいし、この知恵をもっと蓄積してして欲しい、と思う。 自分…ガーデニング、一切やりませんけどね😎🤣
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やくし
シン・サトヤマ主義 ② その2 先のウドの実。 なかなか魅力的な色合い🎨 (美味しそうだけど良い子は食べないでね😅) この地域の東京ウドの、本格的な生産が始まったのは、意外にも戦後(昭和20年代)… 江戸後期に始まった豊多摩(杉並、練馬)のウド生産が、徐々に北多摩(立川、小平、国分寺)に広まり、戦後衰退した養蚕に代わって、この地域の生活を支えた。 東京ウドの種株は、かつては所沢など、東京以外の地域から… 現在では、群馬県などの高冷地で半年育て、東京に運び、さらに一手間かけていく。 手のかかる作物なので、新規参入者は容易に見込めないが、近年“江戸野菜”として、ブランド化なども行なっている。 “山の恵みを、手をかけ里の暮らしに取り入れていく…” このエリアの植栽には、土地と先人への感謝を込めたのかもしれない。
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やくし
シン・サトヤマ主義 ② その1 ウド、なんです。 山菜としてお馴染みのアレ😳 子供の頃、近所の畑の室(ムロ)で、ウドが栽培されていた記憶がある。 (作物だから)滅多に開花することは無いが、出荷されないウドが放置され 畑の隅で、野放図に花芽を伸ばしてるのを見ると、どこかうら寂しい気持ちになったものだ🍃 しかし、裏事情抜きに観ると、なかなか魅力的な花と実だなぁと、今更ながら思う🥰🌸🫐 自分…オッサン子供だったな😅🤣 その2に続く
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やくし
シン・サトヤマ主義 ① イネ科の野草は、驚くほど種類が多い🌾 だが、森林内や山に生育するイネ科は限られるので、同定のハードルは 思ったほど高くはない(…と思う😅) 一般的な図鑑では「丘陵や山地の林内~林縁、あるいは草地に生育する多年草」とされている ノガリヤス。 多摩地区の丘陵地でも観られるせいか、話題にも上がらないぐらい地味🥺😅 しかし踏み込んで調べると、亜高山帯から高山帯まで、立派に“山の植物”として育っている 同属の固有種が10種以上もある😳⛰ やるなぁ…キミ😤 ちなみに、この写真のノガリヤスは、再開発事業で新しく出来た、複合施設内の、ビオトープのある散策路脇で、のびのび暮らしていた。 え?何でわざわざ…植栽で?😧🪴 シリーズ、続く📽 ★ かしさんと「チーム地味草🏷」始めました。 ご興味のある方は、どしどしご参加下さい😊
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