【No171 ハナショウブ】
ハナショウブ祭りからもう一度。
花言葉を前回は書いていませんでした。
ハナショウブの花言葉の由来は大きく3つあります。
「うれしい知らせ」「伝言」はアヤメ科の花に共通した花言葉です。これはギリシア神話に登場する女神イリスが由来で、虹を渡って便りが届けられることにちなみます。イリスは浮気者の王ゼウスからプロポーズされます。ゼウスの妻に仕えていたイリスは困り、「遠くへ行きたい」と願い出ます。妻ヘラは七色の首飾りをイリスに与え、神の酒をイリスにかけます。イリスは虹の女神になり、酒のしずくがアイリスの花となったという伝説からです。
「優しさ」「優しい心」「優雅」は、垂れ下がるように咲く姿が優美で、まっすぐに咲く姿からです。
「心意気」は端午の節句に飾られることに由来します。
優しさと凛々しさが合わさったハナショウブの美しさが、表わされています。