『シュウメイギク』（秋明菊）
🏷️今日のお花


🧐🔍🌸🌿
キンポウゲ科アネモネ属の多年草で名前に「菊」とありますが、実は菊の仲間ではありません。
古くに中国から渡来し、京都の貴船や嵯峨野で野生化していたことから「貴船菊（きぶねぎく）」とも呼ばれます。
秋風にそよぐ姿が優雅で、古くから茶花や庭の風情花として愛されています。


🌸🍃花言葉🍃🌸

• 「忍耐」
• 「薄れゆく愛」
• 「あせていく愛情」
• 「淡い思い」

白い花は「忍耐・あの人を待つ」
紅い花は「薄れゆく愛・追憶」
少し切ない意味を持ちます


古くは、秋明菊は「秋の訪れを告げる花」とされ、その儚い姿から「去りゆく季節」「待ち続ける心」を象徴する花として詩歌にも詠まれてきました。

京都の貴船神社では、この花が神に仕える巫女のように楚々と咲くといわれ、風に揺れる姿は「神風に髪をなびかせる乙女」のようだと古人は愛でました。

また、中国では「秋牡丹」と呼ばれ、
「再び会うことのない人を思う花」という伝承があります。
秋の静かな夕暮れに咲くその姿が、
「もう帰らぬ人を待つ心」に重ねられたのです。



お天気下り坂ですが
良い週末をお過ごしください🍀