怖い話 第弐夜※苦手な方はスルーで




ライブハウスには、霊が集まるってよく聞きます。本日は大阪の福島区でライブをやった時のお話です。

福島区のとあるライブハウスで、イベントに呼ばれたあたし達。大好きなバンドが沢山出てたので、自分たちの出演時間まで客席でめちゃくちゃ盛り上がってました。

事件はあたし達の出演の2曲目？3曲目？？で起こりました。

普段のライブは、バラードをやらないんだけど、その時は新しいCDのツアーライブだったので、CDから1曲だけバラードを演奏したんです。

その曲は、キーボードのイントロで始まり、1番の間はキーボードとボーカルだけで、ドラム、ベースは2番から入る曲でした。※あたしのパートはキーボードです。


前の曲が終わり、その曲のイントロをあたしが弾き始めて、あたしとボーカル以外はスポットも当たらず俯いてたと思います。
この曲はあたししかコーラスがないので、他のコーラスマイクは切ってありました。


イントロが終わり、歌い始めたんだけど、何か異様な雰囲気。


すぐ異変に気付いた他のメンバーも、えっ？？みたいな感じでボーカルや客席をチラチラ見てました。

ボーカルも歌いながら泣きそうな顔であたしや、ベース、ドラムの顔を見るけど、みんな違う、違うと手を横に振るんです。

次第にお客さんもザワザワしてきました。

ボーカルはサビまで歌う事が出来ずに
キャャャァァァーーー！！！と、マイクを置いて、あたしのところに走ってきました。

お客さんもその異変に気付いてたのか、ボーカルの我慢の限界と同時くらいに、キャャャャャァァァーーー！！！あたし達も怖くて客席に逃げたりと、かなりカオスな状態。


何が起きたのかというと、


ボーカルが歌い始めてからずっと、
男性の低い声が一緒に歌ってたんです。


え？ファンの男の人じゃないの？って思うでしょ？？

違うんです。その声は、スピーカーから流れてたので、マイクを通した声だったんです。
なので、あたし達のスピーカーや、客席のスピーカーにも流れてたんです。

ライブは中断されて、お客さん、PAもまきこんで、キャーキャー大惨事。

ボーカルの子は最初、CUのテンションが上がりすぎて、一緒に歌ってるんかとおもた！！って言ってたけど、あたしそんな声低くないし、あんたがあたしを見てた時も、声聞こえてたじゃん。って。


てか、あの時マイクあったの、あたしとボーカルの2人だけだったから、
どっちかのマイクに顔を寄せて歌ってたんでしょうね。



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