元々は、イギリスの実業家で蘭愛好家のNorman Charles Cookson(1841-1909)のコレクションの中から見つかったもので、変わった花が咲くデンドロとしてライヘンバッハのところへ送られ、変種(Dendrobium nobile var. cooksonianum Rchb.f. (1885))として記載されたが、単なる突然変異“個体”であり、命名規約が定義するところの『変種』には当たらないので、現在、この変種名は無効名(ノビルのシノニム)となっている。 まあ、国際命名規約が定められる以前は、ちょっとした色や形の変異(個体差)でも、片っ端から変種や品種として記載してたから、古い時代に記載された変種や品種は、今ほとんど無効になってるんだけどね。
① デンドロビウム ノビル 'クックソニアナム' ( 三蝶咲き変異のノビル)
Dendrobium nobile Lindl. (1830) 個体名:'Cooksonianum'
元々は、イギリスの実業家で蘭愛好家のNorman Charles Cookson(1841-1909)のコレクションの中から見つかったもので、変わった花が咲くデンドロとしてライヘンバッハのところへ送られ、変種(Dendrobium nobile var. cooksonianum Rchb.f. (1885))として記載されたが、単なる突然変異“個体”であり、命名規約が定義するところの『変種』には当たらないので、現在、この変種名は無効名(ノビルのシノニム)となっている。
まあ、国際命名規約が定められる以前は、ちょっとした色や形の変異(個体差)でも、片っ端から変種や品種として記載してたから、古い時代に記載された変種や品種は、今ほとんど無効になってるんだけどね。
ちなみに、RHSは変種名としては無効になったクックソニアナムを個体名'Cooksonianum'として残している。おそらく、三蝶咲きというとても分かりやすい特徴があることと、クックソニアナムという名が長く親しまれた、とても有名かつ固有性が高い名だったからじゃないかと思う。
②③ デンドロビウム サン フェアリー 'みこちゃん'
Dendrobium Sun Fairy, Shimohira K. 2021年登録 個体名:'MikoChan'
母親がDendrobium Angel Baby、父親がDendrobium Princessという交配種同士の交配。
太陽園芸による作出、登録。Sun Fairyとして RHSへ登録が完了されたのが2021年2月なんだけど、この株を買ったのも2021年の2月だったので、買ったときのラベルは③のようなものだった。サン フェアリーという名が付いたのはGS ユーザーさんに教えていただいた。
2022年の春は干からびさせかけ、2023年の春は虫に蕾をかじられたので花を見るのは3年ぶり。
④ デンドロビウム スイートキャンディ
Dendrobium Sweet Candy, J.Yamamoto 1987年登録
Dendrobium ShinonomeとDendrobium Lovely Virginの交配。