クワズイモ　食わず芋　1/2

サトイモ科クワズイモ属の常緑性多年草
四国南部〜九州、沖縄に分布
高温多湿の林内に自生


沖縄にて。バス通り沿いのヤブ縁で、先日投稿した　リュウキュウバライチゴや ベニバナボロギク、キキョウランの並びで 出会いました。

この大きな 葉っぱは 見た事あるけど何だっけ？サトイモ？
んんんーー？？？ちがうかー？？
んっオレンジ色の果実？コレは？
ムサシアブミとか テンナンショウ属の果実みたいな形だー！
なんじゃコレ？！？！


葉柄は 60cm-1mを越え、葉っぱは 60cm。
花期は５月〜６月。
葉っぱの 陰から白い棒のようなお花 (肉穂花序) を、黄緑色の仏炎苞が包みます。(サトイモ科の花の特徴)
果実が熟す頃 仏炎苞は脱落し、果実が目立つようになるそう。見っけたのは ちょうどその時期だったんですね。(この写真の個体はオレンジ色ですが　もう少し赤味が足され朱色っぽくなるみたいです。)
なるほどね～

見た目は里芋に似てるけど 毒があり(全草)　食べられないので　このお名前が付きました。



撮影　2023 3/21 スマホ
沖縄　バス通り沿いのヤブ縁

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メモ
観葉植物として栽培され流通しているのは 多くがアローカシアと呼ばれる インド原産のインドクワズイモなのだそう。

メモ
参考：厚生労働省ホームページ
自然毒のリスクプロファイルより
・クワズイモは不溶性のシュウ酸カルシウムを含んでいて、この針状結晶による刺激により、中毒症状を発症すると考えられている。
口に含んだ時点で、強い刺激を感じるため、すぐに吐き出し、口を洗浄する。また、飲食以外にも汁に触れることで皮膚炎を起こすことがあるため、観賞用として扱うときにも、ゴム手袋等を使用し、汁が直接肌に触れないようにする。