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別名ハナスベリヒユとも呼ばれるポーチュラカは、マツバボタンの仲間で、葉は多肉質で茎は地面を覆うように広がります。鉢花としてもかわいいのですが、地を這うように伸びる性質から、グランドカバーとしても人気があり、斑入りポーチュラカや八重咲きなど園芸品種も多く出回っています。
ここでは、そんなポーチュラカの育て方(鉢植え・地植え)や冬越し、咲かない原因、挿し木での増やし方をご紹介します。
ポーチュラカは夏の暑い日差しの下でも鮮やかな花を咲かせる、とても暑さに強い花です。しかし、非耐寒性で冬越しは難しく、地植えは一年草扱いとされることが多いです。
霜が降りる地域では屋外で越冬はほぼできません。普段は、鉢を日当たりと風通しのよい屋外に置き、冬だけ室内の暖かい場所で管理するのが一般的な育て方です。
また、ポーチュラカは多年草ではありますが、非耐寒性の植物です。そのため冬を越すのが難しく、霜がつくとすぐに枯れてしまいます。ポーチュラカを地植えする場合は、一年草として扱うのが良いでしょう。
ポーチュラカを鉢植えする場合は、土がよく乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。ただし、過湿に弱く、根腐れを起こすと花が咲かない原因にもなるため、水のやり過ぎには注意しましょう。地植えの場合は、自然の降雨にまかせて、特に水やりはしなくても大丈夫です。
ポーチュラカを鉢植えにする場合は、植え付けのときに緩効性の化成肥料を土に混ぜ込んでおきます。あとは月1回程度、液肥をやればOKです。地植えの場合には、肥料はほぼ不要です。
ポーチュラカを育てるときは、水はけがよく、肥料もちのよい土が向いています。赤玉土:腐葉土:パーライト=5:2:3の混合土が最適です。
ポーチュラカの植え付け適期は5〜6月の暖かい時期に行います。園芸店で購入した苗は、日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。
ポーチュラカは挿し木(挿し芽)で簡単に増えます。挿し木をするのは5月〜7月頃が適しています。
枝先を5センチ程度切り、葉っぱを5枚程度残して下の葉を取ったら、1~2センチの深さに挿します。水をやって数日間日陰に置くと10日ほどで発根するので、4号または5号鉢に植え替えればOKです。
ポーチュラカの花が少なくなったら、切り戻しをしましょう。1~2ヶ月に1度の頻度で剪定をすると、2週間程度でまた花がたくさん咲いて、きれいな見た目をキープできますよ。
また、ポーチュラカが伸び過ぎてしまった場合は、茎を3分の1程度思い切って切り戻してしまいましょう。そうすると、新芽の発生が促され、ふたたび美しい花を咲かせます。
ポーチュラカを鉢植えで育てている場合は、鉢植えであれば、冬の間は室内管理で越冬が可能です。越冬した株は、4〜5月に切り戻しと植え替えを行うと、翌年もよく育ちます。
ポーチュラカは寒さに弱いため、基本的には地植えや屋外プランターでは越冬が難しいです。
ポーチュラカは病害虫の被害が少なく、初心者でも育てやすいのがポイントです。ただし、水やりをしすぎて過湿になってしまうとアブラムシがつくことがあります。アブラムシを見つけたら、すぐに薬剤などで取り除きましょう。
ポーチュラカは、一重や八重、絞り咲き、斑入りなどの多彩な花色があります。朝花を咲かせ、夕方には閉じる一日花であるため、曇りや雨の日は、花は咲きにくいという特徴があります。
ポーチュラカの花言葉は、「無邪気」「いつも元気」です。
花言葉のとおり、ポーチュラカは夏の暑い日差しの下でも元気にたくさんの花を咲かせてくれます。
今回はポーチュラカの育て方や植え付け、植え替え、増やし方などについてご紹介しました。
ポーチュラカはとにかく暑さに強く、真夏でも色鮮やかな花をたくさん咲かせてくれます。その分、寒さには弱いのですが、鉢花なら日当たりの良い室内に置けば越冬も可能です。
品種改良もされていて、色々な種類のポーチュラカがありますので、鉢花としてもグランドカバーとしても、楽しみ方が無限に広がりますね。
※トップ画像ははなさん@GreenSnap

GreenSnap編集部