カクレミノ　隠れ蓑
しなやかに垂れた細い枝の先にプチプチした蕾？と実がついていて、樹形がまぁるくふんわりとして可愛らしい木でした🌿

カクレミノの花言葉は、「耐え忍ぶ」、「ずる賢い」
GS参照↓

「ずる賢い」とはあまり良い花言葉ではありませんよね。こちら、昔話が由来しているのです。「天狗の隠れ蓑」という昔話をご存じでしょうか。この話の主人公の少年は、ただの竹を遠眼鏡とウソをついて天狗の宝である隠れ蓑と交換します。

しかし、少年の母親が隠れ蓑をあやまって囲炉裏で燃やしてしまうのです。残念に思った少年は、隠れ蓑の灰を身体に塗ってみました。すると、塗った部分の体が消えたのです。少年は悪知恵を働かせ、透明な状態になり村で盗み食いをしました。しかし、少年が舌なめずりをしたため、口の周りの灰が消えてバレてしまうのです。村人にそれを目撃されて、逃げる少年。そして、川に落ちてしまいます。

全身の灰が落ちて人前で裸になってしまうというお話です。これが由来となって、「ずる賢い」という花言葉がつきました。