忘れえぬ 桜
奈良 吉野の桜です。
山全体が桜に包まれているようでした。

📷2016.4.10





【妄想雑記】
日本には、四季の女神様がいて
春をつかさどるのは、佐保姫です。

平城京の東にある佐保山に宿っていることから、
その名前がつきました。
佐保姫は、染色や織物がお得意だそうです。



佐保姫のお好みは、
穏やかな、パステルトーン、
野原に優しい春色を送り出したり
春霞をたなびかせるのは、
佐保姫の得意技です♪

吉野の山もピンク色に染め上げて
桜色、薄桜、灰桜、桜鼠、樺桜
繊細で上品な色使いはさすがです。

佐保姫が、織り上げた花衣をひるがえすと
休眠していた 虫や動物も お目覚めです。
ツバメやカッコーも
佐保姫を慕ってはるばる渡ってきます。

そんな佐保姫にも、
ちょっとしたコンプレックスがあり
からかわれると激おこぷんぷんです。
そんな時は、
冬の季節に戻してみたり
突然初夏の陽気をもたらしたり…。
忘れ雪、春北風や春の嵐
早すぎる夏のような陽差しは
佐保姫の悪戯かもしれませんね。

でも、花付きを良くしたり
冴えた花色にしてくれたり、
今まで咲いたことのないお花を咲かせてくれたり…
それは 佐保姫からの ごめんなさいの贈り物
のようですよ^ ^

分け隔てなく優しい佐保姫は
誰からも愛されキャラなのです。
今しばらく 佐保姫と一緒に
麗かな春を楽しみたいですね。

最後までお付き合いくださった方
ありがとうございます🤗