○ムスカリ・アルメニアカム 1. "Muscari armeniacum," Wikipedia https://en.m.wikipedia.org/wiki/Muscari_armeniacum 2. "Armenische Traubenhyazinthe," Wikipedia. https://de.m.wikipedia.org/wiki/Armenische_Traubenhyazinthe 3. "Muscari armeniacum," Wikipedia. https://it.m.wikipedia.org/wiki/Muscari_armeniacum 4. "Cura del giacinto d’uva dopo la fioritura: cosa fare con i bulbi muscari dopo la fioritura" ilgiardino https://ilgiardino.wiki/cura-del-giacinto-duva-dopo-la-fioritura-cosa-fare-con-i-bulbi-muscari-dopo-la-fioritura/ 5.「ムスカリ・アルメニアカム」かぎけん花図鑑 https://www.flower-db.com/ja/flower:2322 6.「ムスカリ」三河の植物観察、ムスカリ属の主な種と園芸品種1 https://mikawanoyasou.org/data/musukari.htm 7. "Muscari," Garden Landscape https://it.garden-landscape.com/grape-hyacinths-8864
真っ直ぐに伸びた茎の先に
小さな壺のような
丸っこい青紫色の小花が
鈴生りに咲き乱れる
顔を近づけると
甘く爽やかな香り
可愛らしい春告げ花
ムスカリ
実は
この花の存在は
遥か遠い昔から知られていた
イラク北部
シャニダール洞窟内
ネアンデルタール人の人骨と一緒に
この花の花粉が
大量に発見されたという
死者に手向けられたのか
薬草として利用されたのか
あるいは小動物の仕業なのか
真相はわからないが
この小さな愛らしい花が
今から数万年も前から
命を繋いできたということに
ただただ感動する
そしてまた
この花を目にしていたであろう
ネアンデルタール人たちに
親近感が湧き
遠く先史の世界に
想いを馳せる
※シャニダール洞窟の花粉
シャニダール洞窟は、イラク北部、クルディスタン地域にある遺跡。内部から、3万5000年前から6万5000年前にかけてのネアンデルタール人の人骨10体が発見された。そのうち、シャニダール4号 (30~45歳・男性)の人骨の周りから、外から持ち込まれたと考えられる大量の花粉が見つかった。特定された花の種類は、ムスカリの他、セイヨウノコギリソウ、ヤグルマギク、キオン属、タチアオイ属等。
※ネアンデルタール人
約4万年前までユーラシアに住んでいた旧人類の絶滅種または亜種。ネアンデルタール人の可能性のある最古の骨は43万年前のものだが、その分類はまだ不明。多数の化石から、13万年前以降のものが多く知られている。
***
我が家のムスカリです😊
1月22日に投稿したときは、花茎が短く、地上近くで花を咲かせていて心配しておりましたが、その後花茎が伸びました!
さらに、全ての株から2本目の花茎も出てきて、賑やかに咲き乱れました😆
現在は、可愛い実がついています💚
ムスカリ・アルメニアカム ブルー
Muscari armeniacum 'Blue'
開花期: 2~3月
2020年3月22日お迎え
撮影: 2021.3.1.
以下、調べたこと。
・ムスカリ属
・ムスカリ・アルメニアカム
…………………………………………………………
💜ムスカリ属💜
ムスカリとは:
1. ムスカリ属の植物の総称
2. Muscari neglectum
分類: キジカクシ科 ツルボ亜科
ムスカリ属
学名: Muscari
ムスク(麝香)に似た香りが
あるから。
原産地: 地中海沿岸地方、中央・
南ヨーロッパ、北アフリカ、
西・中央・南西アジア
生活型: 多年草 耐寒性球根植物
草丈: 15~30cm
開花期: 3~5月
品種: 50~60種ある。
よく知られている品種は
・アルメニアカム(M. Armeniacum)
コバルト色をした定番品種
・ラティフォリウム(M. latifolium)
花穂上部が薄青紫、下部が暗紫色
の2色咲きの原種の一つ。
・アズレウム(M.azureum)
水色の花。アズレウムアルバは
白花。
・ネグレクタム(M. neglectum)
花穂上部が薄青色で、下部が濃紫、
口先に白線が入る。
・ブルースパイク
花の形は様々。八重咲き。
・カンタブ
芳香性を持つ。
・ボトリオイデス
小型品種。 等
特徴:
<花>
・1本の花茎に、多数の小花を密に、
房状につける。総状花序。よく
ブドウの房にたとえられる🍇
・花色: 青紫、群青、青、紫、コバ
ルト、水色、白、ピンク、部分的
に黄色 等
・花の形: 筒形、つぼ形、釣鐘形。
上部で裂けて反り返る。斜め下
あるいは下を向いて咲く。
・上部の花は小さく不稔。色も異
なる。普通、稔性の花より少な
い。😲 (なぜ不稔の花もあるの?)
・芳香がある。
・雄しべは6個。2列に花被に付く。
葯は暗青色、球形。
・花柱は1個。柱頭は3裂。子房は上
位、緑色、3室。
・内花被片に蜜腺がある。
<果実と種子>
・果実: 蒴果。3角がある。
・種子: 6個。黒色。球形。
<葉>
・形: 線形。
・大きさ: 長さ10~15㎝、幅0.5~1㎝
・やや肉質。無毛。
・根生。2~7枚。
<茎>
・円柱形。
<球根>
・卵形
・褐色の薄皮
別名: ブドウヒアシンス
グレープ・ヒアシンス
グレープヒアシンス
ルリムスカリ(瑠璃 Muscari)
英名: grape hyacinth
bluebells
独名: Traubenhyazinthen
Perlhyazinthen
Bauernbübchen
Bergmännchen
仏名: muscari, muscaris
jacinthes à grappes
伊名: muscari
giacinto di uva
…………………………………………………………
💜ムスカリ・アルメニアカム 💜
分類: キジカクシ科 ツルボ亜科
ムスカリ属
学名: Muscari armeniacum
- Muscari ムスカリ属
- armeniacum アルメニアの
原産地: 東地中海沿岸 (ギリシャ、
トルコ、コーカサス。名の
由来となったアルメニアも
含む。)
生活型: 多年草 耐寒性球根植物
原産地では森林や牧草地に
生息している。
草丈: 約15~22 cm
開花期: 3~5月 (3~4週間)
★我が家ではすでに1月中旬
頃に開花。
特徴:
<花>
・花色: 青紫、紫、青、コバルト、
白、ピンク
・花序: 総状花序※。長さ2~10㎝。
花茎の先で多数(20~40個)の小花
が密になり、下向きに咲く。
・花の形: 壺形~杯形、先端が6浅裂。
・花径:5~7 mm
・芳香がある。
・不稔の花: 総状花序の先に2~10
(18以下)個つく。花柄が無い。
明るい色。😲(なぜ不稔の花もあ
るの?)
※総状花序と穂状花序の違い
総状花序には花柄があり、穂状花序にはない。
<種子>
・長さ約2㎜、黒色。
<葉>
・形: 線形。
・大きさ: 30~40cm、幅3~8mm。
・数: 6~8枚。
・葉は秋に出て、花後まで残る。
・凹凸面があり、凸面は緑色、凹面
は粉白色を帯びている。
<茎>
・花茎は球根に1~3本つく。
・長さ: 約20cm。
<球根>
・大きさ: 直径2.5㎝以下。薄皮は
褐色(灰色)。
別名: ブドウムスカリ
英名: Armenian grape hyacinth
Armenian grape-hyacinth
garden grape-hyacinth
garden grape-hyacinth
common grape-hyacinth
grape hyacinth
独名: Armenische Traubenhyazinthe
仏名: muscari d'Arménie
伊名: giacinto d'uva
giacinto armeno d'uva
uva giacinto armena
………
参考ウェブサイト
○ムスカリ属
1.「ムスカリ」Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AA
2. "Muscari," Wikipedia.
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Muscari
3. "Traubenhyazinthen," Wikipedia.
https://de.m.wikipedia.org/wiki/Traubenhyazinthen
4. "Muscari," Wikipedia.
https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Muscari
5. "Muscari," Wikipedia.
https://it.m.wikipedia.org/wiki/Muscari
6. "Giacinto di uva | case e giardini migliori - Giardinaggio - 2021"
https://it.nangarden.com/grape-hyacinth
7.「ムスカリ」三河の植物観察
https://mikawanoyasou.org/50on/wamei-data.htm
8.「ムスカリ」かぎけん花図鑑
https://www.flower-db.com/ja/flower:2139
9.「5月 春の花壇を彩るムスカリ」山崎造園
https://yamasaki-zoen.com/gardening/gardening-201405.html
○ムスカリ・アルメニアカム
1. "Muscari armeniacum," Wikipedia
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Muscari_armeniacum
2. "Armenische Traubenhyazinthe," Wikipedia.
https://de.m.wikipedia.org/wiki/Armenische_Traubenhyazinthe
3. "Muscari armeniacum," Wikipedia.
https://it.m.wikipedia.org/wiki/Muscari_armeniacum
4. "Cura del giacinto d’uva dopo la fioritura: cosa fare con i bulbi muscari dopo la fioritura" ilgiardino
https://ilgiardino.wiki/cura-del-giacinto-duva-dopo-la-fioritura-cosa-fare-con-i-bulbi-muscari-dopo-la-fioritura/
5.「ムスカリ・アルメニアカム」かぎけん花図鑑
https://www.flower-db.com/ja/flower:2322
6.「ムスカリ」三河の植物観察、ムスカリ属の主な種と園芸品種1
https://mikawanoyasou.org/data/musukari.htm
7. "Muscari," Garden Landscape
https://it.garden-landscape.com/grape-hyacinths-8864
○その他
1.「ネアンデルタール人」Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%BA
2.「シャニダール洞窟」Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B4%9E%E7%AA%9F
3.「小山センセイの縄文徒然草 第25回 ネアンデルタール人:花の埋葬」縄文ファン
https://aomori-jomon.jp/essay/?p=6340
4. 「総状花序」Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8F%E7%8A%B6%E8%8A%B1%E5%BA%8F#:~:text=%E7%B7%8F%E7%8A%B6%E8%8A%B1%E5%BA%8F%EF%BC%88%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%81%98%E3%82%87,%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
参考文献
1. ロレイン・ハリソン (上原ゆうこ訳)『ヴィジュアル版 植物ラテン語事典』原書房 2014, 31.