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花は小ぶりでも開花期間が長く、手入れも少ないことから人気なエキザカム。ここでは、そんなエキザカムの育て方を解説しています。土の選び方、冬越しの仕方、水やり頻度などを紹介していますので、ぜひご参照ください。
エキザカムは日当たりのよい場所で育てましょう。しかし、日本の強い日差しを苦手としますので、夏は明るい日陰や半日陰で育ててください。
寒さに弱いため、冬は室内で育てることで冬越しが可能となります。鉢植えだと移動させやすいので、寒い地域では鉢植えがおすすめです。
エキザカムは地植え、鉢植えで育てることが可能です。地植えをする場合は、あらかじめ土に腐葉土を混ぜ込んでおき、水はけをよくしておきましょう。
鉢植えでエキザカムを育てる場合は、市販の草花用培養土を使用してください。自分で土を作る場合は、赤玉土、腐葉土、パーライトを6:3:1の割合で混ぜ合わせてください。さらに、緩効性化成肥料を混ぜておくとよいでしょう。
エキザカムは葉や茎が比較的プニプニとして多肉質。これは水分を多く含んでいる証拠です。そのため、乾燥には強い植物。エキザカムを地植えをする場合は、特に水やりの必要はありません。降雨のみで問題ありません。
鉢植えでエキザカムを育てる場合は、土の表面がしっかりと乾いてからにしてください。乾いたらたっぷりと与えましょう。葉に水がかかると蒸れてしまい病気になる可能性もありますので、葉や花に水がかからないように根元や土の表面に水を与えてください。
エキザカムは花期が長いため、エネルギーを使います。栄養はしっかりと与えましょう。この期間は肥料切れがないようにしましょう。緩効性化成肥料か液体肥料を与えてください。肥料は4月から10月に与えます。固形肥料を置き肥とするのをおすすめします。
エキザカムは4月から6月に植え付けをしてください。
地植え、鉢植えどちらも可能ですので、この時期に行ってください。雨の日や極端に寒い日を避けて、天気の良い日に植え付けをしましょう。
エキザカムを鉢植えで育てている場合は、根が詰まってきたらひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう。
エキザカムの花が終わったあとは、花がら摘みをしてください。そうすることで、病気の予防につながります。
なお、夏はエキザカムの花数が落ちるので、この時期に切り戻しをすると秋にたくさんの花をつけることがあります。3分の1の高さを目安にして切り戻しをしてください。
エキザカムは「挿し木」と「種まき」で増やすことが可能です。
挿し木は5月から6月、または9月が最適。適当な枝を選んで、土に挿して増やしましょう。
エキザカムの種ができる品種であれば、花のあとにできる種を採取して増やしましょう。種まきの時期は4月から5月が適期です。発芽温度が25度以上ですので、あたたかい時期にまいてください。
エキザカムを育てる上で注意する虫と病気をご紹介します。
灰色かび病は湿気が原因で発生し、葉や茎に灰色の斑点ができます。斑点を見つけたら、すぐに葉を取り除きましょう。必要に応じて茎をカットしてください。風通しをよくして、カビが発生しないようにします。
アブラムシ、ハダニは小さな虫ですので、よく見てみましょう。茎や葉について水分や養分を吸ってしまいますので、ご注意ください。見つけ次第ブラシやテープなどで取りましょう。これらの虫がたくさん発生した場合は、薬剤を使用してください。
エキザカムはリンドウ科エキザカム属の植物で、東南アジア、アフリカ原産です。国内でエキザカムとして流通している品種は、アフィネ種というもの。原産地では多年草ですが、日本では一年草として扱われます。
そんなエキザカムの花は、暖かくなると開花します。開花時期は6月から10月で、この時期になると葉の付け根から花柄を伸ばして、花をたくさんつけます。エキザカムの花は小さく1~2センチ程度で、花弁は4~6枚、花色は青紫が多いですが、白、ピンクなどもあります。
花の咲き方は一重咲きが多いですが、品種によっては八重咲きのものもあります。寒さに気を付けながら育てれば、冬も開花させることが可能ですよ。
エキザカムの花言葉は、「あなたを愛します」です。
エキザカムは冬越しの対策さえすれば、育てやすい植物といえます。冬は室内に入れるなど対策をしてあげてくださいね。小花ですが、花期が長いので長い期間お庭を彩ってくれますよ。ぜひお迎えしませんか。
GreenSnap編集部