警告

warning

注意

error

成功

success

information

ダチュラ(チョウセンアサガオ)の育て方|植え付け方や増やし方は?

  • ナス科
  • チョウセンアサガオ属

ダチュラは江戸時代に薬用として日本に持ち込まれたですが、じつは毒性のある植物です。誤って口に含むと非常に強い幻覚作用などの中毒症状を引き起こしてしまうので、扱いに注意が必要です。

ただし、その点を気をつければ、可憐な花姿やその芳香を楽しめますよ。今回はそんな魅惑のダチュラの育て方についてご紹介します。

ダチュラ(チョウセンアサガオ)の植え付け

ダチュラの苗の植え付け時期は4〜6月が適しています。

根鉢を崩さずに植え付け、その後10日間は根付くまで毎日水やりをしてください。1m以上に育つ品種のものもあるので、地植えの際は株間を1.5m以上開けておくとよいでしょう。

用土

ダチュラは水もちがよい用土が適していますが、本州以南では自生するほど生命力が強いので、極度な痩せ地ではない限り成長していきます。

鉢植えの場合は赤玉土7:腐葉土3の割合がいいでしょう。市販の草花培養土でも問題ありません。

地植えの場合は適宜、腐葉土と堆肥をすき込んでおいてください。堆肥は粒状がおすすめです。

ダチュラ(チョウセンアサガオ)の育て方

日当たり・育てる場所

ダチュラは日当たりのよい場所を好みます。耐暑性があり、日の当たる場所においておくと次々と花を咲かせます。

誤飲による中毒例もあるので、ペットや子供がいる場合は管理場所に気をつけてください。

水やり

ダチュラのとても水を好む植物で、4〜9月の育成期はとくに水の吸いこみがいいです。

地植えの場合は、長期間雨が降らず乾燥したときにだけ水やりをすれば問題ありません。

鉢植えの場合は、土を乾燥させないように、土が乾き始めたら水やりをしましょう。夏の暑い時期には1日2回程度、朝夕の水やりをしてください。

冬場は自然と枯れていきますが、葉が残っている場合は土が乾いたら水をあげてください。全て枯れているようであれば、数日に一度の水やりに切り替えましょう。

肥料

ダチュラの花つきをよくするためには肥料を施しましょう。

鉢植えでは4月からの育成期には月1回おき肥をするか、液体肥料を週1回ほど与えましょう。

地植えの場合は、苗が育ってきたら1〜2ヶ月に1回程度、緩効性化成肥料を株元に適宜適量与えてください。

注意する害虫・病気

ダチュラには乾燥する夏の時期にハダニがつきやすいです。葉の裏側も霧吹きなどで水を与えるようにしてください。新芽の生える春ごろにはアブラムシなどもわきやすいので注意しましょう。

生命力が強いので病気にはほとんどなりませんが、うどんこ病、立枯病などに気をつけてください。

ダチュラ(チョウセンアサガオ)の増やし方

種まき

ダチュラの種は、秋頃になるトゲトゲの果実の中から採取できます。果実がわれたら種をとり、風通しの良い日陰で保管しておきます。種まきは4〜5月に行いましょう。一晩水につけた種を、土の上に蒔いていきます。花壇に直まきでも問題ありません。5mmほど土をかぶせ、土が乾かないように水をよくあげてください。

10日ほどで発芽するので、本葉が3、4枚になったら鉢や庭へと植え替えましょう。

挿し木

ダチュラの挿し木は5〜6月が適しています。新鮮な枝を20cmほど切り、枝についた根元の葉も切り落としていきます。切り口を30分ほど水につけたら赤玉土に挿して、半日陰において土が乾かないよう管理します。

1ヶ月程度で発根するので、鉢や庭へと植え替えましょう。

ダチュラ(チョウセンアサガオ)はどんな花を咲かせる?

ダチュラは別名:チョウセンアサガオとも呼ばれる、ラッパ状の花を上向きに咲かせる一年草です。花にはほのかに甘い芳香があり、香水などにも使われています。一概には言えませんが、アサガオに比べて、花びらの端に尖りがあるのが特徴です。

ダチュラの近属に下向きに咲くブルグマンシア属という種類もあり、どちらも毒性が強く、強い幻覚作用の中毒症状を引き起こしますので、絶対に口に含まないでください。

ダチュラ(チョウセンアサガオ)の育て方を覚えよう!

ダチュラは野生化するほどに生命力の強い植物です。その強い毒性にさえ注意していれば、庭植えはとくに、ほとんど手入れのいらない、初心者にも育てやすい植物です。

ぜひみなさんも魅惑の花ダチュラを育ててみてくださいね。

 

おすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

ダチュラの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Datura metel
別名
ダツラ,チョウセンアサガオ
原産地
中東,南北アメリカ

ダチュラの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
弱い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

種まき
4月 、5月
植え付け・植え替え
4月 、5月、6月
肥料
5月 、6月、7月、8月、9月
開花
7月 、8月、9月

ダチュラの新着投稿画像

花の種類

バラの画像

バラ

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
チューリップの画像

チューリップ

日当たりの良い場所で育ててください。
サクラの画像

サクラ

日本人に最も馴染みのある植物の一つです。ソメイヨシノが代表的な品種ですが、園芸品種で300以上もあり...
カーネーションの画像

カーネーション

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
ネモフィラの画像

ネモフィラ

真夏の直射日光は避けますが、日当たりのよい場所で育てます。秋まきの一年草なので越冬する必要があります...
ガーベラの画像

ガーベラ

花色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、白など多彩で、色によって花言葉が変わります。花形もバリエーション豊...