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マキギヌはベンケイソウ科センペルビブム属の常緑多年草です。ヨーロッパの山岳地帯などが原産地で、和名はクモノスバンダイソウといいます。まるで小さな緑の松ぼっくりのような形のロゼットタイプの植物です。生長すると葉の先から白い絹のような糸がでて葉を覆うため、この名前がついています。
小さくてふわふわした感じが可愛らしい多肉で、寄せ植えにも適しています。そんなマキギヌの育て方を説明していきます。
マキギヌは、日当たりがよく、風通しのいい場所で育ててあげましょう。日をたっぷり浴びると絹毛が出やすくなります。
また、マキギヌは耐暑性がありますが、夏場に暑くなる場所では真夏の直射日光を避け、明るい場所で育てるようにします。そして耐寒性もあるため、雨が当たらないように気をつければ、通年で屋外で育てることも可能です。
さらに、寒い空気に当てるとマキギヌの葉は紅葉するため、秋と冬にはまた違った雰囲気を楽しめます。
マキギヌは湿度の高い状態を嫌うので、乾燥気味に育てましょう。
春と秋は週に1~2回程度土の表面が乾いたら水やりをし、夏は2週間に1回程度、冬も夏と同じく2週間に1回程度、土の表面が乾いてから2~3日後くらいに水を与えます。
マキギヌは肥料をそれほど必要としない多肉植物です。必要に応じて、春と秋の生育期に置き肥などで遅効性の有機肥料を少しだけ与えましょう。
肥料を与えすぎると根腐れの原因になるので、多くなりすぎないように気をつけます。
マキギヌを育てるときは、水はけの良い土を用いましょう。赤玉土、鹿沼土、軽石砂などに腐葉土を混ぜた水はけがいい土や、市販の多肉植物用の用土を使うのもおすすめです。
マキギヌの植え付け・植え替え時期は、3~5月または9~11月が適しています。
2〜3年に1回程、鉢が小さくなってきたときや土が痩せてきたら、植え替えをします。大きさの合う鉢に水はけのいい用土を入れて植え付け・植え替えしましょう。
マキギヌの増やし方は「株分け」が一般的です。
株からランナーが伸びて子株がついてきたら、根が出た子株を中心に、切り取って新しい鉢に植えて増やします。子株を植えたあとにはすぐに水をあげず、数日後に水を十分与えましょう。株分けしたあとの子株は明るい日陰で風通しのいい場所で育ててあげます。
マキギヌの枯れた葉は風通しを悪くする原因になるので、そのままにしておかずに取り除きます。
マキギヌを育てるときは、カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ等に注意しましょう。
葉についているのを見つけたら、古い歯ブラシ等で落としたり、薬剤で駆除するようにします。葉が過密状態では害虫がつきやすいので、混み合っているところがないように風通しをよくするといいでしょう。予防のためにあらかじめ薬剤を使用しておくと安心です。
今回はマキギヌの育て方や植え付け・植え替え、増やし方などをご紹介しました。
耐寒性や耐暑性があり育てやすい植物なので、比較的簡単に育てることができます。
風通しや日当たりのいい場所に置いて、主に水やりをするだけでコロコロした可愛らしい姿が見られます。ランナーで子株が増えるタイプなので、育てているうちに子株が増えていくところも楽しめるでしょう。
※トップ画像は可笑流☆彡さん@GreenSnap
GreenSnap編集部