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ムスコーサ(青鎖竜) の育て方|日当たりや水やりの加減は?

  • ベンケイソウ科
  • クラッスラ属

ムスコーサ(青鎖竜)は葉っぱが蛇のように伸びて、直立する特徴のある多肉植物です。原産地は南アフリカで、ムスコーサという名前のクラッスラ属の仲間です。今回は、ムスコーサの育て方についてご紹介します。

ムスコーサ(青鎖竜)の日当たり

ムスコーサは日当たりを好むので、日光が当たる場所で育てるようにしてください。

真夏は直射日光に当たるとは焼けを起こす可能性がありますので、半日陰に移動させましょう。室内環境でも、日の当たりが良好な場所であれば不自由することなく育ちます。

ムスコーサ(青鎖竜)の置き場所

また、ムスコーサを育てるときは風がよく通る場所を選びましょう。風の通りが悪い環境で育てていると、下葉が萎びることになります。そうなると、株全体が弱ってしまいますので注意しましょう。

暑さや霜にも耐えることができるので、初心者の方でも育てやすくなっています。

ムスコーサ(青鎖竜)の水やり

夏の水やり

ムスコーサは乾燥にはめっぽう強いのですが、湿気が高いと弱くなります。高温多湿となる夏の合間は、水やりを午前中か夕方に行うようにしましょう。

水やりは、土の表面が白っぽく乾いていたら与えましょう。梅雨時期は、特に雨の降る日数が多いので、7日以上は土が湿っていることのないようにしてください。

冬の水やり

冬は半月に1回か1カ月に1回のペースで与えます。水の量は表土が濡れる程度で十分です。

植物でも多肉植物乾燥に強いですので、水を与えすぎると逆に根腐れを起こし、枯れてしまいます。ペース配分には気をつけましょう。

ムスコーサ(青鎖竜)の肥料・追肥

ムスコーサなどの多肉植物は、基本的に肥料を施す必要はありません。もし与える場合は、植え替えと植え付けのときに緩効性の肥料(粒状)を用土に混ぜ込むだけでOKです。

多肉植物の場合、葉っぱがぽろぽろと落ちてきたときは肥料が切れている証拠ですので、追肥してあげても良いでしょう。

ムスコーサ(青鎖竜)の用土

ムスコーサは過湿を苦手とする多肉ですので、排水性に長けている土を選びましょう。サボテン用の培養土や、多肉植物用の培養土を使用するのがおすすめです。

配合した土をつくる場合は、赤玉土を3割にして、鹿沼土と日向土と腐葉土を2割ずつ混ぜます。バーミキュライトを1割入れたら元肥を適量入れて混ぜ込めば完成です。鹿沼土は、小粒または中粒を使用してください。

ムスコーサ(青鎖竜)の種まき・植え付け・植え替え

ムスコーサの植え替え時期は、春の季節が適しています。植え替え頻度の目安は、2年に1回程度が良いでしょう。

植え替えるときは新しい鉢に用土を入れるのですが、この用土を水で濡らしておいてください。このとき株についた根を傷つけないようにして植えましょう。根は乾燥させないように、霧吹きなどを用いて水分をかけておきます。

植え替えの手順として、植えていた鉢から多肉植物を取り出します。取り出したら古い土を手で落としてください。土が落ちて音が出てきたら、黒い部分の根を剪定バサミなどを使って切り落とします。

作業が終わったら、2・3日間直接日の光が当たらない場所で乾燥させます。後日、植え替える鉢の底に鉢底ネットを敷いたあと、軽石(鉢底石)を敷いてください。

次に、多肉植物の土を入れていきましょう。土は全体の3割程度入れていきます。乾かしておいた多肉植物の苗を、鉢の中心に配置します。まだ固定できていないので、片手で支えながら用土を継ぎ足していきましょう。

全体的に入ったら、割り箸などを使って隙間を埋めていきましょう。少し水やりをすれば完了です。

ムスコーサ(青鎖竜)の増やし方

挿し木

ムスコーサの増やし方は、「挿し木」が一般的です。挿し木は、春〜秋に行います。用意するものは、カットする株と乾燥している用土、はさみ、手袋です。

増やしたい枝を切り取って、2日間乾燥させます。管理は日陰で行ってください。赤玉土を新しい鉢に入れて、その上に切り取った茎を置き、風通しの良い、日光が当たらない場所でで育てます。

葉挿し

また、「葉挿し」でも増殖することができますので、挑戦してみましょう。葉挿しは落ちてしまった葉からでも根が出てくることがあります。

葉挿しを行うに当たって、ムスコーサの葉っぱ・乾燥した用土・面積の広い皿をご用意ください。落ちてしまった葉っぱや、育てている多肉植物にくっついている葉を取ってもどちらでも構いません。育てていた株から取り外すときは、乾いているときに作業します。

面積の広い皿に乾燥した用土を均等に入れていきましょう。スコップなどで土をならしてください。その上に、取った葉っぱを1枚1枚寝かせて置いていきます。根が出てくるまでは、水やりをせずに日陰で管理するようにします。

根が出てきたら、日当たりの良い場所に移して水をたっぷりと与えます。

ムスコーサ(青鎖竜)の育て方で注意すべき病気・害虫

ムスコーサは、ほとんど病害虫に気をつける点はありません。とはいえ、まれにカイガラムシが付くことがありますので、見つけたら駆除しましょう。予防策としては、季節が変化する頃を見計らって殺虫剤を鉢などに撒いておくといいですよ。

ムスコーサ(青鎖竜)の管理温度

ムスコーサは0度までであれば耐えることができるので、気候の暖かい地域では越冬も楽でしょう。ムスコーサは夏型の多肉植物ですので、20度〜30度の気温が適しています。真夏は直射日光に当たらなければ育てる上でも問題ありません。

ムスコーサ(青鎖竜)の種類・品種

ムスコーサはベンケイソウ科クラッスラ属に分類されている人気のある植物です。原産地を南アフリカとし、寄せ植えにもよく利用されています。生育は夏型で耐暑性は普通程度ですが、耐寒性は高い特徴があります。

ムスコーサの魅力は何といっても、葉っぱの形です。蛇のように連なって直立した葉に成長します。春になると、茎の間から極小の花が咲きます。

よく「青鎖竜(セイサリュウ)」と同じですか?と聞かれることが多いムスコーサは、ほとんどが同じものとして取り扱われています。秋と春に株が紅葉します。

クラッスラ・ムスコーサは、インテリアグリーンとしても利用できるので、お部屋の演出に活用していることもあります。

ムスコーサ(青鎖竜)の花

ムスコーサは開花時期である4月〜5月にかけて、黄色い花を茎の合間合間にたくさんつけます。花の大きさは非常に小さいので、少しわかりにくいかもしれません。人によっては、アブラムシのように見えることもあるようです…。

多肉植物であるムスコーサに、そんな小さな花が、葉っぱいっぱいに咲くのはかなり意外性がありますよね。

ムスコーサ(青鎖竜)の花言葉

ムスコーサ単体の花言葉ではありませんが、クラッスラには富・一攫千金・幸運を招く・不老長寿という花言葉があります。

クラッスラは昔から「金のなる木」ともいわれています。出世や貯金をしたい人におすすめです。

ムスコーサ(青鎖竜)を育ててみよう!

蛇のような姿かたちをした葉っぱが印象的なムスコーサの育て方についてご紹介しました。

直立した姿が女性に人気を集めていて、育て方も簡単ですので、是非日常生活に取り入れてみてください。クラッスラ属は金運をアップするとされていますので、社会人が育ててみてもいいかもしれませんね。ニョロニョロした葉っぱで癒やされてください。

GreenSnapでは、クラッスラ・ムスコーサの育て方はもちろん写真もアップされていますのでぜひ見に来てくださいね。

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ムスコーサの基本情報

ジャンル
多肉植物
形態
多年草
学名
Crassula muscosa
別名
青鎖竜,セイサリュウ
原産地
南アフリカ

ムスコーサの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
やや弱い
耐暑性
やや強い
耐陰性

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