きゅうりの支柱を使って自分の必要なサイズのミニハウスを建てたので、その記録を置いておきます。
購入品と下準備
きゅうりの支柱 ×10セット(2本で1組)
きゅうりの支柱 延長用パイプ × 10
きゅうりの支柱といってもメーカーによってサイズや形はいろいろなので、作りたいハウスのサイズにあわせてお好きなものをお好きな本数で。
今回はコメリのきゅうり支柱セットを使用。
ハウスのサイズは約2m×5.4mです。
(ハウスの補強用の直管が5.4mだったので、それにあわせて支柱の間隔を60cmにしました)
まずは支柱に印をつけます。
どうせみえなくなるので油性ペンで書いちゃいます。
・土に「ここまで埋める」の印(うちは砂地で風が強い場所なので40cm。その他の対策ものちほど)
・直管をいれる場所(うちは天井部分と左右各2本づつの合計5本入れました)
直管はハウスの強度をあげます。
場合によっては筋交を入れるともっと強度がup。
らせん杭 ×8本
ハウスが風で飛ばされないようにマイカ線(黒いビニール紐です)を固定する器具。
穴開け機
支柱を数十センチ力でさすのは大変なので、穴開け機を購入。
穴を開けたい場所にさし、上部のハンドルを回すだけで簡単に穴が開きます。
作業が断然楽になります。
組み立て後がこちら。
ざっくりすぎて組み立て後の調整が大変だったので、事前準備大事です。
ここまで 一人×3時間(スペースどり、パイプを刺す場所の穴開け、パイプさしまでを1人×3時間)
直管を入れ終えたところ。
天井部分に1本、サイドに各2本の合計5本です。
ここが最難関。
支柱が綺麗に刺せてないと、直管が綺麗に入りません。
きゅうり支柱が斜めに刺すタイプのもの使ったので、なかなか綺麗に角度が揃わないんですね。
支柱が揃ってないと支柱すべてに部品で連結させる直管が入らなくなります。
微調整をくりかえし、直管を5本いれるためだけに2人×4時間かかりました。
なので下準備大事!!
・ハウス建設地の広さ、直線、直角をちゃんととる
・支柱を刺す角度を揃える
・支柱が一直線になるように揃える
きゅうり支柱との連結は専用の部品で。
部品にパイプをはめて金槌で打ち込むだけなので女性でも難しくありません。
まずは軽く止めておき、微調整をすべてすませてから金槌を使いましょう。
直管を入れた写真をもう1枚。
ビニールを張ったところを斜めから。
今回は夏なので風通し確保と雨避けのために上部にだけビニールはります。
たくしあげてある分は秋に下ろすことでハウス下の地面にほぼ届く長さなので、秋の手間を減らすためにこんな感じにしてます。
ビニール自体はパッカーで簡単に止めました。
秋にビニペットをつけてしっかりしたハウスに作り替えるかもしれませんが、現状はこの上に遮光ネットも貼るので簡単に。
マイカ線を張った写真を撮影し損ねました。
画像はきゅうりの支柱の間、マイカ線が張ってあるもの。
分かりにくいなー(すみません)
行程としては
ハウスの長辺に均等間隔で片側4本ずつらせん杭を土に埋める
↓
らせん杭4本に1本のパイプを通す(ハウスの長辺とほぼ同じ長さの直管パイプが必要)
↓
らせん杭に通した長管にマイカ線を結び、ハウスの屋根を通って逆サイドのらせん杭に通した直管パイプに結ぶ
これで風でビニールが飛んだり、ハウス自体が風で浮き上がったりするのを防ぎます。
最後に遮光ネット。
小さい隙間があるので風通しは心配なし。
こちらは天候によって開閉するために簡単にパッカー留め。
一応の完成を見たミニハウスの出入り口?から内部を。
ハウス張り~らせん杭入れ~マイカ線張り~遮光ネットかけ
の工程が
2人×4時間
って感じです(素人なりにハウスのかけ方の手順がわかってる2人です)
このサイズのハウスで
2寸ポットが54個入る育苗トレイが約30枚入る予定。
約1600ポット入るので大分第一ハウスが隙間ができるはず(パンパンで移動も大変だったので)
購入品と価格一覧
・コメリ 合計 ¥11298
きゅうりの支柱 10セット ¥6580(1セット ¥658)
きゅうりの支柱延長パイプ 10本 ¥1480(1本 ¥148)
らせん杭 8本 ¥2360 (1本 295円)
パッカー50個 878円
・モノタロウ 合計 ¥5148
(コメリでは取り寄せだったり価格が高かったものを購入)
パイプクロス(きゅうり支柱に直管パイプを固定する部品) 50個 ¥3399
穴掘り器 ¥1749
合計 ¥16446
家にあったものを使ったもの
直管パイプ 7本(5.4m)
ハウスビニール
マイカ線
遮光ネット
農家なのであったものを使ったことでコストダウンしてますが、全品購入しても3万円でお釣りがくるかも。
風が強い地域なのできゅうり支柱の間隔を狭めにしてハウスの強度をあげてますが、住宅地等で風がそんなに強くない場合にはもっときゅうり支柱の数が減らせると思います。
らせん杭も作りたいハウスのサイズによりますが減らせるかも。
メリットとデメリット
メリット
・既存のビニールハウスセットにはない自分の必要なサイズのハウスが作れる(もっと長いハウスも作れます)
・安い
・解体するときも自分で簡単にできるので、業者に頼まなくていい
デメリット
・疲れる
・2人以上でやった方が楽なので人手がいる
・強度に若干の不安(きゅうり支柱の太さが19mmであることと素人が作ってるという2点で)
・部材の手配が面倒(HC購入のものは自力で建設場所まで運ばないといけない。パイプの長さによっては軽トラじゃ無理なこともあるかも
・時間(今回は1人×3時間×2日、2人×4時間×2日かかってます)
外置き多肉の雨避けと日除けを作るというところから始まって、いつのまにかミニハウスを作ってましたがw
秋の終わりまではこれで行けると思います。
冬はその時の状況を見て考えますw
参考サイト
「きゅうり 支柱 ビニールハウス」等で検索するといろいろでてきますが、愛媛県の「簡易ハウスを活用した高収益体系」というpdfを主に参考にさせていただきました。
興味ありありで読ませていただきました♡
大変参考になります🥹✨
明日から、天気微妙ですね💦
梅雨いや〜💦