長年使われていなかった前庭を開拓して4年目。奥行き50cmのボーダー花壇×2でどこまでやれるか挑戦中。ついに夫から背の高い植物禁止令を言い渡されました。また勝手に生えてきますように。
2024.3.29早春の庭
早いもので、このアパートの小さな庭を開拓して4年目の春がやってきた。
こんな狭いスペースでも何かしら事件は起きるもので、つい先日などは清掃業者のミスでベランダ内に汚れた水が降り注いだ。
「雨の音すご…えっ雨じゃない?ちょっ、上で何やってんの???嘘でしょう!?ギャーーー!!!」
突然の漏水になす術もなく絶叫する私。そこには野菜を植えたプランターや沢山の園芸用土が置かれていたのだ。
全く笑えない状況だが、側から見ればドリフのコントのような光景だっただろう。
後日業者が謝罪と清掃に来て無事補償もされたのだが、後始末やら何やらで散々な思いをしてしばらく凹み体調も崩した。
しかしこうして書き起こしてみると何だかちょっとおもしろく感じられるから不思議だ。
そんな苦労話も後で読み返した時におもしろいと思えるようなまとめになればいいーーそう願いながら書き綴っていく園芸記録です。でも本当は平穏が一番。
3月中から庭のレイアウトを少しずついじっていた。
ベランダ下で大きくなり過ぎたガザニアを道路脇の植え込みに移植し、跡地に一年草をいくつか植えてみた。
隣りのワスレナグサのようにこぼれ種で増えていくものも入っているので、そのうち手を入れなくとも毎年勝手に花が咲くようになることを期待している。
毎年土壌改良していてもまだ充分とは言えず、この庭の土は乾くとすぐに硬くなる。
そもそも南向きで遮るもののないこの庭は日当たりが良過ぎるのが悩みだ。
雑草でも生やしておいた方が適度な日陰を作り土壌の活性化につながるかもしれないと考え、今年はベランダ周りの雑草を多めに残している。
今年もヒメオドリコソウとホトケノザが群生している。その傍らにはいつの間にかタンポポが根づいている。私はこういう可憐に見えてたくましい春の草花がたまらなく好きだ。
追記:今年のクリスマスローズ。
今年は地植え鉢植え共に花数が増えてうれしい。
追記の追記
ベランダの一件が解決した後、神(=大家さん)に顛末を伝えたらとても同情された。
そこでお願いしてアパート裏にコンテナボックスを設置させてもらった。大変な目に遭ったが園芸用土を片付けるいい機会だったと思うことにする。
2024.4.11桜の咲く頃
新潟市は4月6日に桜の開花が発表された。昨年よりは遅いが例年よりも2日早い。春の訪れが年々早くなっていくのを感じる。これが気候変動かと思うとちょっと怖い。
ともあれワスレナグサやチューリップが咲いてまた少し庭が華やいできた。
花壇のパンジーシエルブリエも株がひとまわり大きくなり花を沢山咲かせるようになった。真冬より色が落ち着いて優しいパステルカラーで和ませてくれる。
今年の新顔のチューリップマリアージュ。
薄いピンクの花を期待していたら台紙の写真よりもだいぶ色が濃く出た。これから変わるのだろうか?
こぼれ種で増えたワスレナグサと雑草のヒメオドリコソウが混生している。高さも同じくらいだしお互い変化がついていいのではないだろうか。
今年はタンポポまで生えてきて、ますます雑草の庭になってきた。
しかし子供の頃ドラえもんを読んで自分だけのタンポポを持ってみたいと思っていたので、この庭でまたひとつ夢が叶った。邪魔にならないうちは見守っていよう。
左:アジュガチョコレートチップの蕾。
開花前でもわかるこの美しさ。咲いたらすごいことになりそう。
右:水仙とムスカリの寄せ植え。試しに去年から植えっぱなしにしておいたら水仙が1本しか咲かなかった。来年からは毎年植え替えようと思う。
2024.5.9 春過ぎて
春は瞬く間に過ぎ、今はすっかり初夏の気温だ。
GWまでの短い春に今年も沢山の花が咲いた。
「チューリップ(白)」と書かれた球根を植えたら黄色に近い上に背が高過ぎた。
ただし開花前に肥料をまいてしまったのでその影響もあるかもしれない。
アジュガとヒューケラ。
今年はワスレナグサが本当によく咲いた。
ベランダ下に植えたネメシア、ノースポール、エリゲロン等。
長い期間よく咲いている。
タンポポはあまりパッとしないまま綿毛だけは立派に伸びて飛んでいった。
実はタンポポは日当たりのいい場所ではこんな風に短く育つものらしい。残念。
新顔のベロニカマダムマルシアはバラの下草に。
今年から日陰に移したミヤコワスレ。
去年より色が濃いめに出た。
追記:あげ忘れ。寄せ植え鉢
追記:ワスレナグサとヒナソウ
一時期カラスがやって来てパンジーを踏み荒らし、アジュガの花やミヤコワスレが毎朝1本ずつ根元から倒れていた。
「悪質なイタズラをするカラスが居たものだ」と考えた私は、すぐにカラス避けの風車を買ってきて設置した。
しかし翌日も同じ被害が起きた。
そこで色々と検証していった結果、全てがカラスの仕業ではなかった。しかも要因は私にもあったらしい。
時系列で説明すると、
①私が見頃の終わった草花を抜く
②エサに困った虫達が庭の花を食べ始める
③パンジーにつくナメクジが増えたため、私が粒状の駆除剤(毒餌)を庭に撒く
④カラスが花壇に来るようになる
⑤撒いた駆除剤が消え、痕跡からカラスが食べたと察する(動物にとっては無害な成分で、おそらくカラスにとっては美味しいエサ)
⑥アジュガやミヤコワスレの根元を複数のダンゴムシがかじっているのを発見
⑦オルトランを撒いたら被害が収まる
それ以来庭にカラスは現れなくなった。
花が倒れていたのは虫達の仕業で、あのカラスは花壇にばら撒かれた駆除剤を食べに来ていただけだったのだろう。
カラスを冤罪で恨んだのは申し訳なかったが、野生動物が人間に悪意を持って行動していた訳ではないとわかり心底ホッとした。
要らなくなった風車はしばらくの間花壇の彩りとして活躍してもらうことにした。
2024.5.26夏の前
今年の5月は気温が安定せず台風ばりの強風に驚かされたりもした。
そして明日からまたしばらく天気が崩れる予報だ。一番綺麗な時を写真に残そうと毎日忙しくシャッターを切っているのは私だけではないだろう。
植え込みのツツジが満開に。
この庭づくりはここから始まった(神アパ①参照)ために色々と思い入れが深い。
毎年少しずつ刈り込んできた甲斐あってだいぶ丸くなった。悦。
玄関脇のスペースは今こんな感じ。
去年義母からいただいた品種不明のホスタはハルシオンに似ているとお墨付きをいただいたのでそう思っておく。
アジュガチョコレートチップはいい感じに増えそうだが、シュガープラムはなぜか根元から枯れつつある。
去年の生き残りのラミウムを奥の方に植えてみた。今年の夏もどうにか耐えてほしい。
バラはバラまとめに載せているので割愛。
今年は綺麗に咲いた。
今年新しく買ったクレマチスアフロディーテエレガフミナ。実際見ると本当に品のいい紫色。
地植えせず鉢のままフェンスに這わせている。
今咲いている鉢植えのクレマチス流星は一昨年挿し木したもの。地植えはまだ蕾だ。
鉢植えだと地植えよりも半月ほど開花が早いようで、アフロディーテエレガフミナと時期を合わせるために掘り上げも検討している。
壁際花壇のグランドカバー達。
黄緑色のホスタオーガストムーンは夏の暑さに耐えられるかわからないのでとりあえず鉢のまま埋めている。
その隣りの細かい葉っぱは白玉チェッカーベリー。古枝を剪定した後株分けして地植えした。根詰まりがひどくて土ごとノコギリで真っ二つに切るという荒技にも負けず根付いている。自分でやっといて何だけどその強さに驚く。
ベランダ下のワスレナグサが枯れてきたため種を採って片付けることにした。
その跡地に植える予定はこれ。
PWから今年発売したばかりの新品種カリロファスサニーチャープだ。
暑さや乾燥に強いらしいのと涼しげな糸葉が気に入り遠くの販売店まで足を運んだ。
ツキミソウの仲間で花がら摘み不要なのもうれしい。
6月になったらこの春の花壇ともお別れだ。
球根を掘り上げて夏の一年草を植えるサイクルがうちには丁度いい。
宿根草の数も増えてきて、少しずつこの庭の形が定まってきたように思う。それは私がこの日当たり良好過ぎる敷地の特性を理解してきたからでもある。
たった奥行き50cmの花壇×2でも庭と言い張れるようこれからもいろんなことを試していきたい。
2024.6.7久しぶりに神登場
今朝は薄曇りで暑くもなく、ふと思い立って庭の片付けを始めた。
去年からありがたく使わせてもらっている屋外の水栓で汚れた植木鉢を洗っていると、「庭きれいねー」と声を掛けられた。
ふり仰ぐと掃除道具を手にした神(=大家さん)の姿があった。
「おはようございまs…えっ?」
久しぶりに会う神の笑顔はなんだか神々しかった。
いや実際に後光が差していた。
「あれ何ですか!?」
「えっ」
「後ろ、空見てください」
「えー?あら、あれ何かしらね」
その時私が神の背景に見たものはこれである。
「オーロラみたいねえ」
「虹…?何でしょうね、私初めて見ました。うわ珍しい〜」(スマホで撮影📸)
「てっきり私の後ろに動物でも居たかと思ったわw」
「驚かせてすみません。でもびっくりして」
後で調べてみたら、これは環水平アークと呼ばれる大気光学現象の一種であることがわかった。
夕方の気象ニュースあたりで報道されるかもしれない。それくらい綺麗ではっきりと見えた。
そんなレアな現象を背負って現れるのだから神はやっぱり神なのだと確信した。
しかしあんまりガチ過ぎると信じてもらえないので奇跡も程々にしていただきたいものである。
バラホワイトメイディランドとクレマチスアフロディーテエレガフミナが終わる頃、クレマチス流星が咲き始めた。
どうにかコラボに間に合って良かった。
神が褒めてくれたので長く伸びていたバラの枝を切って進呈した。ずっと誰かにあげたかったので喜んでもらえてうれしい。
鉢植えのクレマチス流星は今が見頃。
昨日水仙とムスカリの寄せ植え鉢を解体した。
2年間植え替えていなかったため根がみっしり詰まっていた。花付きも悪かったし来年から毎年植え替えよう。
ムスカリは葉が茶色く枯れるまで待つと分球した子株がバラバラに崩れて処理が大変になる。このくらいで掘り上げるのがいいと思う。
球根はネットに入れて雨と日差しが当たらなそうな場所で乾燥保存。緑色は目立つからもし買うなら白をおすすめする。
貰った球根もあってとても植え切れないのでまた神にもらっていただこう。
夏の花の植え付け前。
今年はベランダ下と花壇にバーミキュライトを入れて土壌改良してみた。
これで少しは水持ちが良くなるといいのだが。
去年買った小型のラベンダー。富良野ラベンダーとラベルに書いてあった。
うちみたいな狭い花壇では大きくならない品種が重要だ。
冬に切り詰めたら小さい株のまま花が咲いてくれてよかった。
この辺は去年から色々と植え替えている。
3月に買ったヒナソウがまだ咲いていて得した気分だ。奥に植えてあったのを手前に引越しさせて、その跡地に寄せ植え鉢を解体したキンギョソウブロンズドラゴンを植えてみた。どちらも夏越しできるだろうか。
ポット苗のまま仮植えのPW達。
今年はどんな夏花壇にしようかな。
⑧に続く
姫踊り子草がアシュガと見間違う〰️😂1枚目のベランダ下🤭よきよき~🥰
私だけのタンポポも。
小さな庭で楽しんでおられますね!